今回の上演作品のテーマは、ご存じのように悲恋になります。

でも字では悲恋と書きますが、それは観ている側からの感想であって、
作品の中の登場人物たちは、その瞬間瞬間を必死に生き抜き、
その必死さの中に充実感を覚えているのです。

見た目的には悲しいことかもしれませんが、
実は登場人物の彼らは、悲しいことだけど、幸せを感じているんです。

真実の幸せとは、
どんなに小さくても、どんなに一瞬であろうとも、光輝く証を残すこと
だと…。


マザーテレサが残した言葉の中に
人生の最大の病は孤独である
というのがあります。


証がなく、また証がないように感じられ、
世界に独り立ち尽くしてしまうこと。


でも彼らは、そのストーリーの中で、一瞬でもその光を放ち、存在することが出来ました。

だから、登場人物たちは、みな真の幸せを感じているのです。

なぜなら
彼の心の中に…。
孫の人生の中に…。
視聴者の中に…。

その証を残せたことを感じ取っているから。

そして、主人公はそれに気がつくことが出来たから。

それを演じる側が読み取るためには、
心を無にして、心を裸にして、
目や頭で読むのではなく、心で読まなくてはなりません。

そして深く共感と理解をしなくてはなりません。

幸せの共感と理解を…。




だいぶ、直球でテーマを語ってしまいましたが、
今回の演劇声優塾の公演は、「悲恋」をテーマにせずに「幸せ」をテーマにしています。



スマホ版ホームページ限定にはなりますが、
公演の予告CMが上がっています。

たぶん、これを聞くだけでも何かを感じ取っていただけるはずです。

http://www.office-cannabis.jp/engekiseiyuujuku/m/kouen201412/index.html


公演まであと1週間。
クリスマスの後で、お正月の前。

この寒い時期に、温かい何が流れます。



ってなかんじで、今日はこのへんで!