～ 活動について ～

　はじめまして、「ボランティアグループ　新原」

代表の、新原慶子です。

ここで少し、活動を始めるきっかけとなったお話をさせて頂きます。

２００３年６月、３度目となるタイ王国を訪れた時のお話です。

　過去の２回は、「タイはもうイヤ!!」

と思うくらい、観光客を騙し、高額商品を買わせる国と思っていました。

それでも仕事を頑張った’ご褒美旅行’で再々度タイ王国を訪れる事になりました。

　以前の経験から、もうこりごりで、ホテルから外出しないつもりでした。

しかし、一緒に行った仕事仲間は、初のタイ王国・・・

ホテルのチェックイン後、夕食までには少し時間があり

私が、ミニガイドをし外出する事になりしました。

以前の苦い経験は深く私の心に残り、あくまでも慎重に行動しようと思い

選んだ移動手段が、

BTS （バンコク市内のモノレール）でした。

ガイドブック片手に、「いざ観光!!」

日本語ガイドブックは英語表示が有り、ありがたいと思い必至に目的の場所を探しました。

「次の駅はどこ？」と、耳をすまし、車内アナウンスを聞く・・・

タイ語でした。

さっぱりわからず、困り果て、どうしようかと思い

偶然私の左隣りに座っていた上品な御婦人に勇気を出して声をかけました。

「えくすきゅぅずみぃー？？」　　私の英語が通じたのではなく

私達の困り果てた顔と姿にその御婦人は優しく手を差し伸べてくれました。

見ず知らずの、私たち外国人を、そのまま目的地まで私達を連れて行ってくれたのです。

その後２時間もの間、親切なガイドに感謝しながらも、

前回の苦い経験から’だまされる’の言葉が頭をよぎりました。

しかし、その御婦人の’優しさ’’親切’は嘘・偽りのない真実の心でした。

今までに経験した事の無い’優しさ’’親切’に戸惑いました。

私は、その事へのお礼をと思い、ガイド料を支払おうとしました。

その時、その御婦人は、ビックリした顔で、

「NO！！」「いらない」と言いました。

御婦人が受け取ったのは、「Ｔｈａｎｋ ｙｏｕ」の言葉のみ、

私は、とても恥ずかしい思いと同時に、’これが真実のボランティアだ’

一切の報酬を求めない無償の愛、この事を彼女から、学びました。

それでも、私は感謝の気持ちを伝えたく、翌日、滞在先のホテルに来ていただき

お金でも物でもなく、私の職業であるエステの技術で、心をこめてお礼をさせて頂きました。

御婦人はその事に、とても感動され

「心と心がつながったわ」と私に言ってくださいました。

その時、今までの苦い経験を吹き飛ばすかのようなこの出来事は、

大切な心と愛を教わり大嫌いなタイ王国から、

大好きなタイ王国に変わりました。

１つの親切と偶然が大きなつながりを作り出す。

その御婦人の名前は　’Ｍｒｓ　Ｐｉｎｐｇａ Skunkan’　（ピンピガ　スクンカンさん）

この体験から得た精神を　”Ｐｉｎｐｇａ　Ｓｐｉｒｉｔ”と呼んでおります。

私たちボランティアグループ新原は、’Ｐｉｎｐｇａ　Ｓｐｉｒｉｔ’をモットーに、

”こころ＆ＬＯＶＥ　つながり”と題して

タイ王国とは”草の根交流活動”をし、国内・外で、

・チャリティーコンサート

・施設訪問などの活動しております。

もちろん、いまでも’Ｍｒｓ　Ｐｉｎｐｇａ Skunkan’　との交流はより深く続いています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　代表：新原　慶子

　バンコクにて、Ｍｒｓ　Ｐｉｎｐｇａ と新原慶子