ブラックニッカ ブレンダーズスピリット。 | ogo-log

ブラックニッカ ブレンダーズスピリット。

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ブラックニッカ ブレンダーズスピリット。

ブラックニッカ60周年記念で作られた
ブレンデッドウイスキーです。  

タイトルに「ブラックニッカ」と 
ありますが「ブラックニッカ」と 
味の方向性は別物です。 
※味のコンセプトは同一。 

ブレンダーズスピリットに感じた 
他ウイスキーと重なるイメージは 
オールドパー12年とジェムソン。 

なのでクリア&スウィートが 
基本でそこにブレンデッドの 
技術で複雑さを加味した、と。 

明らかにピートとスモークは 
控える方向と認識しています。 

一口含むとショコラの甘味と苦味。

そしてニッカのグレーンウイスキー
カフェ モルトを感じさせる香味。

そこから ゆっくりと静かな辛味に 
移行してピート感が至極 穏やかに 
口の中に広がっていきます。 

ニッカ ブレンダーズバーにある 
「ブレンダーズウイスキー」。 

ブレンダーが自分の嗜好重視で 
作ったウイスキーがありますが。 

その「ブレンダーズウイスキー」を、
リーズナブルにした印象を受けました。 

個人的に「家呑み最高峰」と感じた 
日本製ブレンデッドウイスキーです。 
注:「店呑み」ではありません。 

ジョニーウォーカー ブラックラベル。 
シーバスリーガル12年。 
バランタイン12年。 

これらと並ぶクオリティです。 

ニッカ、久しぶりのニッカらしい 
「ウイスキー」だと思います。 

旧 余市ノンエイジの白ボトル以来の 
「買ってもいいな」と私が思う。 

良心的な日本製ウイスキーです。 

コストパフォーマンスが高いので 
竹鶴12年に近い作品ではないかと 
個人的には認識しております。 
(竹鶴12年を100としたら75〜80。) 

価格は2,000円台半ば、なのですが 
品質は4,000円台半ばのウイスキーに 
匹敵するのではないでしょうか。 
(買うとしたら3,000円未満。つまり、 
3,000円は出せない、というレベル。) 

それが私の評価です。 

もしもストレートで食べ物と併せるなら 
天然塩、ピスタチオ、かんぴょう巻きが 
(サビ抜き)オススメ。 

呑み方はハイボール、水割りにしても 
ブレンダーズは かなり美味しいとは、 
私は思うのですが。 

カクテルベースのウイスキーとしては
ウイスキーのパワーが弱いです。

ウイスキーの味の「芯」が細い。 

実際にカクテルを作ってもらい 
テイスティングをしましたが、 
明らかにパワーが足りません。 

通常カクテルに使うウイスキーの量が 
3だとしたら4にしてようやく味の力が 
同等になる感じでしょうか。

2,000円台で手に入るウイスキーとして
「特上」の竹鶴12年には及びませんが
文句なく「上」ランクのウイスキー。

総出荷本数も14万本以上に及び
転売による価格高騰もしばらく
無いまま買えるでしょう。

久しぶりに買って損はないなと
思わせる日本製ウイスキーです。