私にとって、ファッション誌『VOGUE』は単なるファッション情報誌ではありません。
ご訪問有難うございます。
EDITの大内茉住見(オオウチマスミ)です。
特に32歳で会社を辞めてからのこの13年間は、公私ともに試練が度重なりました。
その間、VOGUEとはより親密で、ずっと並走してくれた・・・という感覚があります。
もしもVOGUEが、廃刊になってしまったら・・・と考えただけで身が竦み(すくみ)ます。
私のアイデンティティーが失われることなく、今こうして「私」を発信できているのは、VOGUEだけは手放さなかったからだと思います。
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私がVOGUEを愛してやまない、いちばんの要素は「日本語の選択の美学」です。
日本語は、ひとつの状態や行為に多くの表現方法があります。
外国人の方が混乱するのも当然です。
多くの語から、どの語を選び表現するかはセンスに依るところです。
個人しかり、媒体しかり、会社、そして国においてもです。
「コピーライター」という職業が成り立つのも、言葉が醸し出す雰囲気・イメージの重要性、メッセージの力が認知されているからでしょう。
VOGUEの「日本語の選択の美学」。
私は感動で深いため息をつき、目をつぶって感じ入ることがこれまで何度もありました。
私にとってVOGUEの1ページは重いのです。
静謐な女の佇まい。
なんでしょう、この美しい日本語は!
じーん・・・(▰˘◡˘▰)
目をつぶらずにはいられません。笑
ホントなんですよ。
私にとって、こういうことが「感動」なんです。
私はこういうことに感動する女なのです。
私はVOGUEを見る時は必ず、ルーズリーフを用意します。
美しい言葉たちを書き出します。
書き出して、インプットして「私のモノ」にする為です。
この美しい言葉たちを、どこかで効果的に使う目的もありますが、その単語をインプットすることで、私にそのセンスや美意識、感覚を宿したいのです。
そうして自分を高めるのです。
私はこの習慣を誰に教わるでもなく、もう何年も前から続けています。
続けていると、書き出したノートを見なくてもここぞ!という時に、私のライブラリーがプッと吹き出してくれるのです。
そう、「プッと吹き出してくれる。」
そんな感覚です。
スイカの種を口先すぼめて、プッと吹き出す・・・アレです。
探してるのコレでしょ?
じゃ出すね。プッ!
じゃ出すね。プッ!
私はこの感覚が好き♡なのです。
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私が選ぶ「美しい言葉たち」は、ただ美しいと感じさせてくれるだけではありません。
私が冒頭で、「親密に並走してくれた。」と表現したのは、私に勇気・情熱・女性として生まれた喜びを注ぎ続けてくれたことを指しています。
美しい言葉たちにより、私は自己対峙を行えていたとも言えます。
たかが、雑誌で?と笑う人もいるでしょう。
構いません。
私は、VOGUEによって本来の「私」を呼び覚ますことができました。
そして、今の私が在るのです。
私に感動を与えたのは、「美しい言葉たち」の他にも要素はありますが、ひと記事では書ききれないので、おいおい「VOGUEと私」をお話したいと思います。
私はこれからも、
VOGUEを纏い、人生を進めます。
VOGUEを纏い、人生を進めます。
私の美しいVOGUE。
ベロア素材のマキシ丈の長いマントのイメージ。
お墓の中まで。笑
ではまたヾ( ´ー`)