ひょんな事から
今度の土曜日、嫁と娘と三人で
岡山 倉敷にある
「いがらしゆみこ美術館」
に、行く事になりました
（ドレスも着ると張り切っている）
どうなることやら…
前回のブログの続き
「あの少年はきっと…」
この言葉の続きは
「丘の上の王子様」
「ウイリアム大おじさま」
の正体を解き明かすキーワード
が続くはずだった
しかし、そんな事はどうでも
よくなる大事件が起こってしまう
いきなりアンソニーが死んで
しまったのだ！
（きつね狩りで落馬してアっと
言うまもなくである）
これ以後、テリィとの恋の行方や
色んな事があり、謎解きのヒント
は絶たれたかに思えたが…
それは唐突に現れた
それは、キャンディが、ニールの
陰謀により
（しかし、ニールいい味だしてますね）
森の中で真夜中、さまよっている
時の出来事である
絶望の中、闇夜に白いカゲが浮かぶ
（本当に小さな１コマで、最初
気づかなかった）
持っている方は、中公文庫コミックス
第6巻139Pを確認してみてください
このシルエットは、キャンディが
あの日にアードレー家で見た…
シルクハットに黒マントの謎の人物
（昔、キャンディを開かずの間から
助け出した？人物）
目を凝らすと、そこに立っていた
のは…
アルバートさんだった
全てが繋がった瞬間だった
アルバート＝大おじさん＝丘の上の王子
いつもキャンディが困った時に
影のように守っていたのが
アルバートさんだったのだ
いつも、そばにいたおかげで
愛情に気づく事もなかった
（キャンディは、この時点でも
気づかなかったのだが…）
アルバートさんとキャンディは
同じ境遇だったのではないだろうか？
早く、両親をなくしたアルバート
の唯一の肉親は、緑のひとみをした
年の離れた姉だった
（アンソニーの母親）
その姉とも早くから死別した
アードレー家の家長を若くして
引き継がなければならない定め
を背負ってしまう！
もしかしたら、その日がキャンディ
と初めて出会った日ではないだろうか？
なぜなら、あの日 丘の上の王子は
アードレー家の正装をしていた
誰もいないはずの丘で何故
正装をしていたのか？
もしかしたら、アードレー家の
家長を相続する儀式の最中に
式を抜け出してきたのかも知れない
普通、こんな格好で町をブラブラ
しないだろう
ちなみに、原作者の水木先生は
12歳の頃に父親を亡くし
（12歳と言えばキャンディが初めて
アードレー家に行った年でもある）
キャンディを書く２年前に
母親をなくして一人ぼっち
になってしまったそうだ
（もともと一人っ子だったので
兄弟もなかった）
だからキャンディを愛した
アンソニーもテリィも
孤独だった
同世代の女の子たちは、この二人
のどちらかとキャンディは幸せ
になって欲しかったに違いない！
しかし本当の天涯孤独だったのは
アルバートだけだった
（アンソニーは父親がいたし
テリィは母親と和解した）
天涯孤独なキャンディの
気持ちを本当に理解できるのは
アルバートさん以外にはなかった
女の子の誰もがあこがれる
「あしながおじさん」
キャンディの物語は、水木先生の
物語であったのかも知れない
そして、その時の気持ちを一番
理解できたのは、絵を描いていた
いがらし先生だったのかも知れない
これが、私の読んだキャンディの
感想です
長文、お付き合い
ありがとうございました
(誠に勝手な解釈をしたことを
ファンの方や水木先生、いがらし
先生に謝りたいと思います）
いつかキャンディのために二人が
和解することを強く望みます
（キャンディをこれ以上、一人ぼっちに
しないためにも）
本の匠 探検隊一同
（隊員志願の方も現れたので現在２名）
おチビちゃん
きみはないてる顔より
わらった顔のほうが
かわいいよ
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