世界の最果ての地・・・
アラスカ。
アラスカの南西のラナラスカ島。
ここには第2次世界大戦で日本帝国海軍に空襲を受けた
という歴史を持つ港町「ダッチハーバー」がある。
今、ここで夏には、ハリバットダービーなる
釣り大会が開催され、
アメリカじゅうの釣りバカたちがはるか遠方から集まるという。
そもそもハリバット(halibut)とは
”haly-butta"に由来する「聖なるカレイ」だ!!
祭日(holy day)に食されるカレイからきている。
しかし、このカレイは大きなヒラメと書いて
「大鮃(オヒョウ)」とよばれ、
それはかなりの大物なのだ!!
ハリバットダービーとは、その大物を競う大会だ。
オヒョウ 学名(Hippoglossus stenolepis )
なんと!こんな大物を釣り上げるのだという!!
1995年のハリバットダービーでは217kgの
大物を釣り上げたという記録がある。
さらに全長270cm、体重300kgという
記録もあるという!!
しかしこの大物・・・・
巨体だけでなく、体が意外と分厚く、
脂質の少ない筋肉質な体をしている。
つまり、かなりの怪力をもっているのだ!!
釣り上げられたときに、大暴れをし
尾などで力強く叩きつけられたら
もう命の保障がないというほどだ!!
実際に死者が出ているという・・・。
安全を確保するならば、
釣り上げる前のオヒョウの
息の根を止める必要がわけだ!
やはり息の根を止めるのは
「銃」だ!!
「釣りで銃なんて大袈裟だ」
で済まされないのだ!!
しかし
ライフルのような貫通力があっても、
1点にしか傷を負わせることしかできない
銃では心もとない!
なにせ、魚には痛感というものがないのだ!
ここで求められるのは面の破壊力だ!!
これに応えられる銃とは・・・。
すなわち、
ショットガン(散弾銃)!!
ショットガンとは
多数の小さな弾丸を一度に
放射状に発射するという
大口径の大型銃だ!!
この破壊力のある銃で
巨大カレイ、オヒョウの息の根を止めてから
釣り上げる(大物に限る)という
とてつもないフィッシングなのだ!!