また、あたしだよ~。ハルキゲニア のハルキゲニたんだよ。


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前回http://ameblo.jp/oldworld/entry-11511484434.html

はカンブリア紀の世界について語ったけど
今回はカンブリア紀の生き物をピックアップして
語らしてもらうよ。ヨロシクね。


そうそう、その前にさ~、
前回のでブログのコメントやツイッターでの反応見てたらさ~
思いのほか、あたしのことカワイイって言ってくれて、
正直なところ、人間目線ではさ~、キモイとかなんとか
言われんじゃないかとヒヤヒヤだったよw


まあ、カワイイと言われるひとつに背中のトゲについてる
花飾りがポイント高かったとあたし的に思うのね。


まあさ~、お花ひとつしかつけてなくてさ~、たくさんのお花を
つければ、華やかでいいじゃんとか思ったんだけどさ~、
オシャレって、さりげなく決めるのがポイント高いじゃない?


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-花飾り選びのハルキゲニたん

だからお花ひとつしか付けてなかったんだけどさ~
こうなると、どこのトゲにお花をつけようか?花の色は?
なんていろいろ悩んじゃうわけよ。


そのへんのところ、迷った時に便利なのが、
占いのラッキーカラーってやつがあるじゃない?


あれで決めたりすることもあるんだけどさ~
たまにさ~、ラッキーカラー「ブラック」とか出たりなんかしてさ、
黒い花つけて今から葬儀参列か!みたいになっちゃってさ~
結局、また色だけであれやこれやと何時間もまた悩んで、
おかげで友達の約束にチョーがつくほどの遅刻しちゃったよ・・・
深く反省だぁ~~


あ、さてと・・・。本題だね。


まずは「オットイア」というカンブリア紀の生き物を紹介するね。


オットイア  属名(Ottoia )


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-オットイア

大きさは2cm~16cmと当時の生き物としては
まあまあ体の大きな奴かな。


海底の砂の中に潜む、貪欲な肉食動物として
ちょっと知れたカンブリアンモンスターだよ!
獲物が近づくとさ、砂の中から頭をニョ~っとだして
速攻で丸呑みするのよ~


化石からはさ~、
オットイアの体内に
ヒオリテス という生き物が
大量発見されとるよ。


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-ヒオリテス

まあ、これがオットイアが喰ってたもんになるんだけどさ~
このヒオリテスって、そうとう硬そうで、長いトゲまでついとるのよ。
こんなもんたくさん喰って、君のお腹だいじょうぶかね?
と他人事ながら気になっちゃうよ。


おまけに
化石からオットイアの体内に同じ仲間の吻部まで発見されとる
というから、共食いまでしとるのよ。コイツ。


まあ、見た目どおりというか
動くものなら、なんでもかまわず喰ってたみたいだよ。


そういやさ~
化石になったコイツさ~、不思議なことに
いつもU字型に体を曲げた恰好して発見されるのよね。
みんながみんな腰痛ってわけじゃないし、


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-オットイアのお住まい

これは巣穴をU字型に掘って、
その中に潜んでいたということになるんだと思うんだけどさ~、
食べ物とかこだわりがないくせに、
ここだけは譲れないとばかりに
お住まいの形だけはこだわりがあったみたいだよw


では次いくね。


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オドントグリフス 学名(Odontogriphus omalus


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多数の体節があって平べったい、草履みたいな体した奴だけどさ~
その体の下面に口があるんだけど、その口のまわりに
ハート形に並んだ触手があって、
その触手を歯のようなものが支えてたという
なんだかよくわからない生き物。


この平べったい生き物がさ~、海中を上下にくねくねさせながら
泳いでいた感じで描かれてたのね。

その想像の姿があまりにもミステリアスな感じだからさ~
触手を支えた歯とセットで
オドントグリフス、意味は「歯の生えた謎」と名付けられたわけよ。


この「歯の生えた謎」ってさ~、
研究半ば「もうわからないから謎でいいや!」と命名したような
投げやり感アリアリな感じなんですけどぉ~w


でもさ~、もっとひどいのはあたしことハルキゲニアだよ~!
このハルキゲニアって「まぼろし」って意味なんだよね~
響きはいいんだけどさ~
「まぼろし」って一言、
オイオイ、それって存在すら否定されてない?みたいなw


お~い、あたしゃココにいるよぉぉぉ~


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まあ、そのオドントグリフスは化石1点からの命名なので
わからないことも多いかもね。


でさ~、その後189点と化石が見つかってね、
コイツの正体がなんだかわかったみたいなのよ。

そのたくさんの化石の研究でさ~
口にあるのは「歯舌」というヤスリ状になった硬い舌みたいなやつと判明してさ、
この歯舌っていうのがさ~
カタツムリやタコやら巻貝やらの軟体動物にしか見られないもんなんだけど、
これでどうやら海底の岩についていた藻を削るとるように
食べていたようね。


ほんで、節足動物にみられるような体節ってのはさ~
どうやら腹足のシワだったみたい。


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-オドントグリフス新復元


まあ、どんな生き物かというと
カタツムリに殻をとって、体をペッタンコにされたような奴と
ぶっちゃけいってしまえば、オーケーかな。


は~い、次いくよ~。


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ピカイア  属名(Pikaia )


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-ピカイア

なんとも貧弱な生き物だよ

前回も言ったんだけどさ~
カンブリア紀って、生物界で熾烈な弱肉強食が始まった時代で
生き物たちは体に硬い殻をつけて身を守る奴が増えたって
言ってたじゃない?


でも、コイツはさ~
そんな時代背景を無視して生きてきたマイペースな
やつなんだよね~。


他の生き物が体の外側に硬いもんでつけてるのに
コイツは、体の中に「脊索」という体の芯になるものが
あったのよ~。

まあ、この時代の変わり種って感じだけど~


ところがどっこい!
これがこれが、進化の過程において
脊椎となって背骨となって・・・


貧弱な生き物にみえるけど、
魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類、そして
あなた方、人間様も含めた脊椎動物の祖となる
どエライお方なのよ~!


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-ご先祖ピカイア様

そんでもってさ~、名前がピカイアって響きだからさ~
わがご先祖様~的に光ってるっぽいw
天照らすぅ~みたいなw

思わず拝みながら、
一休さんのエンディングテーマを替え歌にしてさ~
「ピカイアさま~、お元気ですか~♪」って
口ずさんでしまったよw


ってわけで、なんか変な話になっちゃったけど
今回はこのへんで。


それではまったね~w