あたしだよ~。
ハルキゲニアのハルキゲニたんだよぉ。


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-ハルキゲニたん

前回はカンブリア紀のことをあれこれ語ったけど、
今回はその次の時代のオルドビス紀(4億8800万年前~4億4400万年前)について
語らせてもらうよ~


またまた
ハルキゲニアこと、あたしの登場ってわけだけど
あたしって、その前の時代のカンブリア紀にいた生き物じゃない?


オルドビス紀の世界を語るならさ~
その時代にいた奴がナビゲートするのが筋じゃね?
とか思われるかもしんないけどさ~
実は、オルドビス紀の知り合いに
チョッカクガイの「チョッカ君」っていう子がいてね。
その子にオルドビス紀の世界のこと、語ってって頼んだのよぉ。


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-電話中のハルキゲニたん

でもさ~、その子はハッキリしない子でね


「う~ん協力してあげたいけどぉ、
僕は人前に出るの苦手だし、うまく語れるのか不安だけど、
う~ん、でも気持ちは前向きってところもあるし・・・」


とか、電話でどっちなん的なこと延々とぶつぶつ言ってるからさ~
なんだか面倒くさくなっちゃって、もう、あたしがすることにしたよw


さてと、本題だね。


オルドビス紀は4億8800万年~4億4400万年前の期間を指す時代だよ。


まずはさ~

オルドビス紀の世界の地形なんどけど、ざっくりいっちゃうとね~
北半球はほとんど海に覆われていて、南半球に陸地が集まってる感じだねぇ。


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-オルドビス紀の世界地図

その南半球にあるゴンドワナ大陸ってのがあるんだけど~
この大陸がアフリカと南アメリカとオーストラリアと南極大陸なんかが
合体した巨大大陸なのよ~


で、南極大陸の位置は赤道直下にあって、今のアフリカ大陸のサハラ砂漠あたりは
赤道直下にあるけどこの時代では南極に位置するという
今とは全然ちがう大陸配置なんだよねぇ。


でさ~、気候の方は前の時代のカンブリア紀に引き続き、温暖な気候だったらしくてさ~、
聞くところによると、
海水温は42℃もあったらしくてさ~、ちょうど的な湯加減wいや、ちょっと熱めなのか?
まあ、とにかくもう海は温泉状態!みたいなw


また生物たちの活動の舞台はカンブリア紀に引き続いて、オルドビス紀も
まだ沿岸部の浅い海に限られていた的な感じなんだけどぉ~、
その温泉的な浅い海で、海の生き物がカンブリア紀よりも
たくさんの種類がいて、大繁栄していたらしいのよ!


ってか、のぼせないのかなぁっと心配になっちゃうんですけどぉw


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-オルドビス紀の風景

まあ、それは置いといて、
そこにはサンゴ礁が広がっててさ、カンブリア紀から繁栄していた三葉虫
ヒトデやウミユリなどの刺皮動物、顎はないけど頭が甲羅で覆われたような魚とか、
この時代の獰猛なハンターとして君臨してたのがオウムガイの仲間かな。


現在ではオウムガイは深海でひっそり生きてるけど、
この時代ではチョッカクガイとよばれる殻が円錐形に伸びてる奴のなんかがいてさ~、
その殻の長さが10m越えというマジで?とおもうほどの奴もいたらしいのよ~!
とにかく、かなり我が物顔でごろつきまわっていたようね。


でもこの時代でもっとも繁栄していたのは筆石(フデイシ)という半索動物。
オルドビス紀は「筆石時代」と別名をもつほどの主役級の繁栄ぶりなのよ~


で・・・
フデイシって生き物的な名前に思えないんだけど、それってなんぞや?


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-筆石(フデイシ)とは

だそうですぅw


でもさ~、
そんなトロピカルな浅い海で、よりどりみどりな生き物たちが謳歌する時代は
いつまでも続かないみたいなこともあるわけよ~。

どうやら
オルドビス紀の後半にもなるとさ、寒くなっていったらしく
海水温は23℃と、ぬるま湯どころじゃないくらい
温度が下がっちゃったらしいのよ~


でさ~
ゴンドワナ大陸の南端、今でいうアフリカのサハラ砂漠あたりは、
この時代では南極に位置していたとさっきも言ったと思うんだけどさ~
そこの寒さがめっちゃ厳しくてね~。で、そこからさ~
巨大な氷床ができちゃって、ゴンドワナ大陸のアフリカ地域、南アメリカ地域、
とドンドン広がっていったのよ~


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-オルドビス紀の世界地図(寒冷化)

それでさ~
この氷床ができたことによって生き物たちの運命を大きく変えるわけよ!


地球上にある水ってさ、例えばさ~

海の水が蒸発して、それが雲になって空を漂い
山にぶつかって、そこで雨を降らして、
その降った雨が川となって流れて、海にもどるって
サイクルがあるじゃない?


でも、そこに氷床ができちまって、水が氷になって固まっちまったら
川は流れず、海に水が戻らないってことになるわけよね~


ってことはさ~
海の水がどんどん減ってきて、
オルドビス紀のほとんどの生き物が住んでいた
浅い海は干上がってしまうってことになるんだよ~><


これって、オルドビス紀の生き物とって
棲んでるところ失ってしまうわけだから死活問題・・・。


そんな住宅事情の悪化で地球で初めて、生き物たちの大量絶滅が
起こったというわけね。


くわしいことは
http://ameblo.jp/oldworld/entry-10505429344.html
この記事もどうぞ


話によるとさ、85%の生物種が絶滅したと見積もられてるらしいのね!
こりゃ滅亡的だねぇ。


まあさ~

この生物の大量絶滅でオルドビス紀の時代は幕を閉じるわけだけど
この難を逃れて生き残ったわずかな生き物が
次の時代のその空白になった世界に入り込んで
進化するなり適応放散して新しいタイプの生き物が続々と
現れるようになって新しい生物の世界が広がるのよ~。


生物の大量絶滅って、そういう新しい生物世界に移る節目でもあるんだけどね。


ってわけでさ~


川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba-うったえるハルキゲニたん

次はシルル紀という時代だね。
ではでは~
シルル紀のナビゲータ探しとくよw