備忘録


誰かの行為や言動によって感情が揺さぶられるときがある

特に不快な感情が呼び起こされるとき
私たちは
『〇〇さんが〇〇だ』と感じる
そして
『それはおかしい』
『こうするべき』
『そうするべきではない』
『間違っている』
『傷ついた』
とマインドがまくし立てる

そのときの自分の内側を客観的に観てみると

盾を掲げてマインドの言葉の剣をぬき身を守る体勢に入っている

または
盾をコンクリートで固めて誰にも入られないように閉じる

それが安全だと思っているから

その剣を振りかざすのか...
閉じて拗ねるのか...

それを引いてみたとき

《その人に》揺さぶられているのではなく
《その行為》に揺さぶられているのだ
と気づく

その揺さぶられる感覚には
自分にとっての《こだわり》が潜んでいる
それが正しい(良い)と思っている

自分にとって正当な概念をもう少し引いてみると

その概念を握りしめ《その行為》を制していることがわかる

それは自分にとって危険な行為だと感じているから...

でも本当は最もその要素を欲しているということがある



【私たちは全て】

私たちが持っているあらゆる質は
全ての人の中に在る

ある質は心地よく
ある質は無くしてしまいたいほど嫌だ

その無くしてしまいたいほど嫌になった質には
自分の存在を輝かせる要素が含まれていることがある



剣をぬき相手に向かうことも
剣を置き自分に向き合うことも
盾というドアを閉めることも
そのドアを開けることも

自分で選ぶことができる


その人に向かっていた
攻撃的な(又は被害者的な)感覚が
自分のものだと気づいたとき

自分自身のプロセスがはじまる