伝わるためには潔い表現を | ワンセルフカードの広場

ワンセルフカードの広場

ワンセルフカード認定トレーナーによるワンセルフカードを使ったセミナーや講座の情報広場です。

ワンセルフカード、メイントレーナーのマサコ(中本雅子)です。

 

「カードに漢字を一文字ずつ入れるって

 よいアイデアですね」

と声をかけていただくことがよくあります。

 

 

ありがとうございます。

 

※ワンセルフカードとは → こちら

 

そうなんです、

我ながらよいアイデアだったと思っています。

(#^.^#)

 

漢字は一文字で様々なイメージが広がりますし、

一文字で多くを語ってくれますね。

 

 

このカードは当初「退院記念セミナーのお土産」

として一回だけのつもりで手作りしました。

 

そのためがん入院の際に書いた日記帳

(2000年はまだブログはなかったのです)

の中から言葉を拾い出して作成を始めました。

 

 

まずは仮に作って

一晩寝かせて翌日に読んでみたら

「くどいっ!」

と自分突っ込みを入れていました。

苦笑。。。

 

そこでひらめいたのが漢字でした。

カードの上にポイントとして入れてみたら

デザイン的にもすわりが良く、

今に至っています。

 

ですので当初カードに入れたメッセージは

「サブメッセージ」と呼ぶことにしました。

そう、あくまでも私の文章は脇役です。

 

 

カードを見てまず目に飛び込んでくる漢字や色、

絵の中のモチーフや絵全体の印象から

自由に話したいことや

思い出したことを語ってもらうための

カウンセリングやセラピー、

セミナーの促進ツール

それがワンセルフカードです。

 

 

サブメッセージはそういう意味で

理想は30文字前後、

長くても40文字以内とルールを決めて

絞りに絞りこんで完成させました。

 

 

思えば大自然が語る言葉は少ないです

雨は「ザー」とか「サー」、

風は「ヒュー」とか「ソヨソヨ」、

雷は「ゴロゴロ」とか「ドカン」、

月の輝きなどは無言。

 

また仕事やプライベートで

色々な人間ドラマを見て来て思うことは

多くを話して信頼されようとしても、

案外信頼されないものだということ。

そしてよくしゃべる営業マンは

案外信頼されないようにも思います。

 

大事なことは目の前の人

(お客様、クライアントだったり、

 時には家族や友達、職場の人間関係等)

信頼すること好きになること

ここからですね。

 

 

とはいえ話すことが仕事の私は

ついつい多くを語ってしまいますし、

このブログも長々と書いてしまいます。

反省。

m(__)m

 

(Facebookのほうでは

「短く簡潔に」を意識して

このブログのエッセンスを書く練習をしています。

(;'∀'))

 

最後にそんな私が今から10数年前に出会って、

ガツンとやられた文章をご紹介して

今日のブログは筆を置きたいと思います。

 

それは山田ズーニーさん

(著述家、表現セミナー講師)の言葉で

ほぼ日刊イトイ新聞の

『おとなの小論文教室』の連載のものです。

2006年8/23の記事ですが

今でも色あせない内容です。

 

 

抜粋で載せますので

全文を知りたい方は → こちら


 

~「私を見て」という表現~

いっこうに「伝わらない」表現に

出くわすことがある。
伝わる表現は、

どこか「潔さ」がある、ということだ。

表現をする前の段階までに、

あるいは表現をすることで

「捨てる」ということが、
うまくできている感じがする。

 

逆に、伝わらない表現は、

この「捨て」がうまくできない。
 

なぜ、あれもこれもと握りしめたまま、

捨てられないのか、
なぜ、自分が…、自分が…、

の表現になっていくのか、と考えて、
そういう人は、

さびしいのではないか、と私はおもった。

聞いてくれ、わかってくれ、

「私を見てくれ」が、

無意識の主題となってしまっている。
 

そういう表現は、まわりがしんどい

 

(ズーニーさんの文章の抜粋は以上)

 

最後の言葉はミルでひいた

粒コショウのようですね。

 

 

つい沢山語り、綴ってしまう私。

ですのでこのズーニーさんの名言を

時々思い出して自分をいさめております。

(-_-;)

 

 

ですがワンセルフカードは

「なかなか潔く出来上がった」と

自画自賛しています。

(*^^)v

 

今後ともよろしくお願いいたします。

 

【補記】メモ 

(1)11/1付で会社のHP を更新


(2)認定トレーナーの開講日程 を10/26付で更新

 

(3)このブログとは別の内容で書いている

  個人ブログ → こちら