大野裕之 2018年全仕事 | 人間の大野裕之

人間の大野裕之

映画『ミュジコフィリア』『葬式の名人』『太秦ライムライト』脚本・プロデューサー
『チャップリンとヒトラー メディアとイメージの世界大戦』岩波書店 サントリー学芸賞受賞
日本チャップリン協会会長/劇団とっても便利

今年の締めくくりに2018年の全仕事目録を。
(昨年までのはこちら

1月1日 『太秦ライムライト』NHK BSプレミアムで再放送。脚本・プロデュースを担当。
1月2日 WOWOWでチャップリンの『独裁者』山寺宏一による吹き替え版放送。吹き替え版台本を担当。
1月5日公開 映画『嘘八百』で、劇中の怪しげなイギリス英語の翻訳を担当。
1月10日 「週刊チャップリン公式DVDコレクション」(アシェット) 第36号『20世紀の伝説』『公債』。監修・執筆を担当。
1月21日 日本青年会議所京都大会の分科会で講演「京都のおねだん」について。
1月24日 「週刊チャップリン公式DVDコレクション」(アシェット) 第37号(完結号)『伯爵夫人』。監修・執筆を担当。
2月4日 国分寺市文化講演「チャップリン なぜ世界中が笑えるのか」
2月下旬号 「キネマ旬報」にアンヌ・ヴィアゼムスキー追悼文「avec amitie et confiance」寄稿
2月11日 毎日新聞書評「この3冊 チャップリン」寄稿。
2月12日 朝日新聞京都版「京の一冊」で『京都のおねだん』についてインタビュー掲載。
2月 「アースワーク」誌の「本音のエッセイ」欄に寄稿。タイトルは、「本音より建前を!」
3月26日〜30日 夕刊フジ「映画通が一度は行きたい京都・春篇」連載
4月16日 音楽劇『ライムライト』が2019年4月に再演されることが決定し、この日マスコミ発表。
5月5日 毎日新聞での新連載「文学逍遥」開始。第一回は、『十六歳の日記』などを取り上げて「川端康成の茨木」を歩いた。
5月18日 光文社のサイト「本がすき。」で、新連載「創声記」。声優羽佐間道夫インタビュー第一回。(6月29日の第7回まで毎週掲載)
5月22日 映画『葬式の名人』の製作について茨木市で記者発表。樋口尚文監督、福岡洋一市長と。脚本とプロデュースを担当。
5月28日〜6月1日 夕刊フジ「映画通が一度は行きたい京都・初夏篇」連載
6月23日〜7月1日 ボローニャ復元映画祭に参加。
7月7日 毎日新聞連載「文学逍遥」開始。第2回は、「小泉八雲の松江」を歩いた。
7月27日 光文社のサイト「本がすき。」で、連載「創声記」第2シリーズ。声優野沢雅子インタビュー第一回。(8月31日の第6回まで毎週掲載)
7月30日〜8月3日 夕刊フジ「映画通が一度は行きたい京都・盛夏篇」連載
7月下旬〜8月中旬 映画『葬式の名人』撮影
8月18日 ラジオ深夜便に出演「チャップリンとヒトラー」についてお話しました。
8月26日 「声優口演inクレア」(滋賀県草津市)で、チャップリンの『質屋』『冒険』の声優口演。出演:羽佐間道夫さん・野沢雅子さん・山寺宏一さん、劇団とっても便利団員。演奏:古後公隆。大野はトーク出演。
9月1日 劇団とっても便利ライブ「まるごと」(スタジオヴァリエ)開催。
9月1日 毎日新聞連載「文学逍遥」。第3回は三島由紀夫の『金閣寺』を取り上げ、南禅寺を歩いた。
10月22日 映画『葬式の名人』製作発表。前田敦子さん・高良健吾さんの出演をマスコミ発表。
10月23日 NHKラジオ第一「旅ラジ」に出演。大阪府立茨木高校から生中継。
10月29日〜11月2日 夕刊フジ「映画通が一度は行きたい京都・晩秋篇」連載
11月3日 茨木市市制70年式典に出演。『葬式の名人』について。/『葬式の名人』ふるさと納税支援者茨木報告会。
11月 毎日新聞連載「文学逍遥」。第4回は忌野清志郎の『十年ゴム消し』を取り上げ、国立界隈を歩いた。
11月17日〜18日 劇団とっても便利の新作ミュージカル『カリスマのダンス』京都府立文化芸術会館公演 3ステージ。作曲・脚本・演出・出演。
11月25日 読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。
11月27日 茨木のロータリーで講演。
12月15日 選考委員をつとめる川端康成青春文学賞の授賞式に出席。
12月16日 『葬式の名人』ふるさと納税支援者東京報告会。
12月24日 草津クレアホールでのコンサート「心にのこる名曲 大切なあなたへ」にトーク出演

 2018年も、前年に増して実りあるお仕事をさせていただきました。
 なんといっても、今年は映画『葬式の名人』を製作できましたことが大きな喜びです。前田敦子さん、高良健吾さんをはじめとする理想的な出演者と、樋口尚文監督、企画の榎望さんをはじめとする素晴らしいスタッフのおかげで実現しました。2019年公開予定です。この企画のために、山岡白竹堂の10代目山岡駒蔵さん、エム’ズエステートの岡本将人さんに大変お世話になりました。記して感謝します。
 劇団とっても便利の新作ミュージカルを久々にホールで公演できたことも、ありがたいことでした。久々のホール公演ということで、「久しぶりに公演を観に来ました」という古くからのファンの方が詰めかけてくれました。続けることの大切さが身にしみました。変わらず、ともに創ってくれる団員に、新しく仲間になってくれた皆さんに、そしてお客様に感謝します。
 毎日新聞の「文学逍遥」、夕刊フジの「映画通が一度は行きたい京都」、光文社のサイトでの声優インタビュー「創声記」と、新連載が3つ始まりました。文学・映画・声優という異なったジャンルに挑戦させていただき、本当にありがたく思います。今後も新しい分野に自分を広げていきたいと思っています。
 テレビやラジオでも楽しくお仕事させていただきました。反省点は、出す予定だった著書がまだ書き終わっていなくて出せていないことです。さぼらずにコツコツやっていかなければなりません。
 さて、2019年は、映画『葬式の名人』の公開、さらに現在準備中の映画の実現の年にします。舞台は4月に音楽劇『ライムライト』、6月に劇団とっても便利アトリエ公演、現在の連載に加えて新連載の開始、延び延びになっている新著の出版、他に新しいプロジェクトなど、一つ一つ丁寧に創り上げていきたいと思っています。

 今年も一年間、本当にありがとうございました。今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。
 来年が皆様にとりまして、素晴らしい一年となりますように。
 皆様よいお年を。