2019年 大野裕之 全仕事 | 人間の大野裕之

人間の大野裕之

映画『ミュジコフィリア』『葬式の名人』『太秦ライムライト』脚本・プロデューサー
『チャップリンとヒトラー メディアとイメージの世界大戦』岩波書店 サントリー学芸賞受賞
日本チャップリン協会会長/劇団とっても便利

2019年 大野裕之 全仕事

1月1日 『日本経済新聞』にて、川端康成についてコメント

1月5日 『毎日新聞』連載「文学逍遥」近松門左衛門の『平家女護島』について執筆

1月10日 雑誌『中央公論』2月号より、連載「チャップリンが見たファシズム」開始

 同じく『中央公論』誌上に、選考委員を務めた「川端康成青春文学賞」の選評を掲載

2月9日 雑誌『中央公論』3月号にて、連載「チャップリンが見たファシズム」第2回

2月14日 川端康成の朗読イベント「バレンタインデーの夜に ー文豪・川端康成の初恋ー 」に、納谷健(劇団Patch)さんらと出演。(場所:茨木市立生涯学習センターきらめきホール 主催:NHK大阪放送局、茨木市、茨木市立川端康成文学館)

2月16日 光文社サイト「本がすき。」で連載「創声記」第3シリーズ。久々の更新は、小林清志さんと羽佐間道夫さんの対談

2月20日 21世紀政経会で講演

3月2日 『毎日新聞』連載「文学逍遥」で、宮澤賢治『銀河鉄道の夜』について執筆

『日本経済新聞』で インタビュー「関西の包容力、創作の源 脚本家 大野裕之さん」掲載

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42306550R10C19A3AA2P00/

3月10日 雑誌『中央公論』4月号にて、連載「チャップリンが見たファシズム」第3回

3月 「青春と読書」に、書評「クソマジメにアホを連呼しよう!」(酒井敏著『京大的アホはなぜ必要か』(集英社新書)の書評)執筆

3月21日 明治学院大学の言語文化研究所主催シンポジウム「トランスレーション・アダプテーション・インターテクスチュアリティ 2019」で発表

3月 JR西日本「ブルーシグナル」に寄稿したエッセイ「山陰線の汽笛ペダル」を含むエッセイ集が書籍化

4月10日 雑誌『中央公論』5月号にて、連載「チャップリンが見たファシズム」第4回

4月9日〜5月6日 シアタークリエ、シアタードラマシティ他にて、石丸幹二主演『音楽劇 ライムライト』が4年ぶりに再演。脚本を担当。

4月 エンタメサイト「SPICE」にインタビュー掲載

4月16日 チャップリンの誕生日に、『音楽劇 ライムライト』特別カーテンコールに出演し、クレア・ブルーム、マイケル・チャップリン、ユージーン・チャップリンからのメッセージを代読。

4月17日 専修大学で特別講義

4月21日 「そこまで言って委員会NP」出演

5月4日 『毎日新聞』連載「文学逍遥」で、山村美紗『殺意のまつり』について執筆。

5月10日 雑誌『中央公論』6月号にて、連載「チャップリンが見たファシズム」第5回

5月15日 NHK総合「歴史秘話ヒストリア『五・一五事件 チャップリン暗殺計画』」に監修・出演

5月23日 京都造形芸術大で特別講義

5月25日 六本木アートナイト「ユーモアてん。」キートンの声優口演(羽佐間道夫・野沢雅子出演)にトークゲスト出演

6月2日「そこまで言って委員会NP」(YTV)出演

6月10日 雑誌『中央公論』7月号にて、連載「チャップリンが見たファシズム」最終回

6月12日〜16日 劇団とっても便利ミュージカル『カフェ・ママン』7公演(作曲・脚本・演出・出演)

6月13日 短期連載 週刊新潮『とっておき 私の京都』第1回

6月20日 短期連載 週刊新潮『とっておき 私の京都』第2回

6月22日 第22回上海国際映画祭にて、脚本・プロデューサーをつとめた『葬式の名人』ワールドプレミア上映。舞台挨拶と質疑応答をおこなう。

6月23日 上海視覚芸術大学でおこなわれた「2019上海国際影視展」のクロージング作品として『葬式の名人』上映。舞台挨拶と質疑応答をおこなう。

6月25日〜28日 ボローニャ復元映画祭に参加

6月27日 短期連載 週刊新潮『とっておき 私の京都』第3回

6月29日 東京久敬会でスピーチ

6月30日 茨木公民館にて講演

7月4日 短期連載 週刊新潮『とっておき 私の京都』第4回

7月6日 『毎日新聞』連載「文学逍遥」で、野坂昭如の「火垂るの墓」について執筆

7月8日 関西経済連合会で講演「チャップリンと現代、そして『葬式の名人』」

7月11日 『葬式の名人』完成披露試写会in茨木高校 前田敦子さん・高良健吾さん・阿比留照太さん・尾上寛之さん・中西美帆さん・奥野瑛太さん・佐藤都輝子・樋井明日香さん・樋口監督・大野裕之で登壇

7月11日 連載『創声記-日本を話芸で支える声優たち-』、第4シリーズは中尾隆聖さんインタビュー

7月16日 津田塾大学で特別講義

7月23日 NHK総合、歴史秘話ヒストリア「五・一五事件 チャップリン暗殺計画」再放送

7月31日 フジテレビの「世界の何だコレ!?ミステリー」に出演

8月3日  NHKラジオ深夜便で昨年放送された『大野裕之「チャップリンと『独裁者』」』が再放送。

8月5日 『キネマ旬報』で、田中千世子さんの「ジョヴェントゥ―ピエル・パオロ・パゾリーニの青春」の書評執筆。

8月14日 『葬式の名人』茨木プレイベント前田敦子さん・高良健吾さん・白洲迅さん・阿比留照太さん・佐藤都輝子・樋口監督・大野裕之で登壇

8月16日 『葬式の名人』茨木先行公開

8月17日 ローズWAMで「映画『葬式の名人』が100倍楽しくなる講演会」樋口監督と対談。その後、J COMに出演。

8月23日 京都ロータリーにて講演

8月24日 国分寺でシネマ講演会「チャップリンが伝えたいこと」第1回

8月29日 『葬式の名人』東京完成披露試写会

8月31日 島根県松江市にて、「地方と映画」をテーマとしたシンポジウムに、別所哲也さん、大宮エリーさん、錦織良成監督、結城豊弘さんと登壇。

9月 「演劇ポータルサイト ぷれすてーじ」に和泉ちぬさんとの対談掲載。

9月7日 『毎日新聞』連載「文学逍遥」で湯川秀樹の『旅人』について執筆

9月7日 国分寺でシネマ講演会「チャップリンが伝えたいこと」第2回

9月10日 著書『チャップリンとヒトラー メディアとイメージの世界大戦』(岩波書店)が増刷7刷。

9月17日〜20日 夕刊フジ「映画で楽しむ川端康成の世界」連載

9月20日 『葬式の名人』全国公開

9月22日「そこまで言って委員会NP」(YTV)出演

9月28日 『葬式の名人』高槻アレックスシネマ、梅田ブルク7、OSシネマズ神戸ハーバーランドで舞台挨拶 阿比留照太さん、堀内正美さん、和泉ちぬさん、大野裕之で登壇

10月 関西経済連合会での講演の様子が、関経連の会報に掲載

10月6日 「そこまで言って委員会NP」(YTV)出演

10月20日 劇団とっても便利イベント「まるごと」スタジオヴァリエ2公演

11月 平凡社「別冊 太陽」に、「物見の京都」寄稿

11月2日 『毎日新聞』連載「文学逍遥」で、住井すゑ『橋のない川』について執筆

11月3日 「そこまで言って委員会NP」(YTV)出演

11月17日 国立劇場「あぜくらの会」にて、「チャップリンと歌舞伎」について講演

11月22日 毎日文化センターにて、講演「「葬式の名人」と川端康成」

11/25〜29 夕刊フジ「秘話開封 歌舞伎とチャップリン」連載

12月3日 「月刊シナリオ」で、周防正行監督と対談掲載

12月4日〜26日 国立劇場で、松本幸四郎主演・チャップリン『街の灯』の歌舞伎版『蝙蝠の安さん』上演。脚本考証を担当。

12月5日 フランスのナント美術館で開催の国際シンポジウム「CHARLIE CHAPLIN DANS L'ŒIL DES AVANT-GARDES」で、英語講演『Chaplin's City Lights in early 20th century and modern day Kabuki theatre 』

12月5日 雑誌『演劇界』に、松本幸四郎丈との対談掲載

12月11日 国立劇場 松本幸四郎主演『蝙蝠の安さん』をユージーン・チャップリン、ケイト・ギヨンヴァー(チャップリン・オフィス社長)と観劇 取材・レセプションなど

12月17日 京都の株式会社ジュピターで講演

12月24〜25日 国立劇場 『蝙蝠の安さん』公演の『Chaplin KABUKI NIGHT』にて、松本幸四郎丈、大和田文雄さんと鼎談

 

 おかげさまで、今年もまた、これまでで最高の一年を過ごすことができました。やはり、4月のシアタークリエ・石丸幹二さん主演の『音楽劇 ライムライト』再演、8月の映画『葬式の名人』公開、12月の国立劇場・松本幸四郎さん主演のチャップリン歌舞伎『蝙蝠の安さん』の上演が、大きな出来事でした。

 『音楽劇 ライムライト』は、世界初の『ライムライト』の舞台化から4年経ての再演。『葬式の名人』は母校が生んだ川端康成の原案作品。そして、『蝙蝠の安さん』の上演のために幸四郎さんに初めてお会いしてから15年待ち続けた待望の作品。多くの方々のおかげで、いずれも念願の作品を実現できましたことに、心から感謝しております。

 12月にはフランスでチャップリンと歌舞伎について講演し、国際的な学術活動の機会もいただき、その前に6月の上海国際映画祭での舞台挨拶でも素晴らしい経験をさせていただきました。また、中央公論、毎日新聞、夕刊フジでの連載、「歴史秘話ヒストリア」などの特集番組、そしてこれまで経験したことのなかった「そこまで言って委員会NP」でのパネリスト出演という、いずれも得難い機会をいただきましたことは、自分を広げるうえでも大変ありがたいことでした。もちろん、長年の仲間と今年も劇団公演ができたのは本当にうれしいです。

 

 2020年も、一つ一つのことがらに、丁寧に誠実に取り組んでまいりたいと思います。45歳になりましたし、年相応のお仕事をするためには、根本的に勉強をしなければいけないとも感じております。ご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 皆様、良いお年をお過ごし下さいませ。