2022年 大野裕之 全仕事目録 | 人間の大野裕之

人間の大野裕之

映画『ミュジコフィリア』『葬式の名人』『太秦ライムライト』脚本・プロデューサー
『チャップリンとヒトラー メディアとイメージの世界大戦』岩波書店 サントリー学芸賞受賞
日本チャップリン協会会長/劇団とっても便利

2022年 全仕事目録

1月16日 『ミュジコフィリア』池袋シネマ・ロサでのアンコール上映で、井之脇海・石丸幹二・大野裕之で舞台挨拶。

1月18日 『太秦ライムライト』二条城ワールドプレミア、福本清三インタビュー配信開始

1月19日 『ミュジコフィリア』Blu-ray制作のためのふるさと納税開始

2月16日 京都の経営者の集まり「三水会」で講演

2月19日・20日・26日・27日 京都シネマで『ミュジコフィリア』ヒット御礼アンコール上映の舞台挨拶

2月19日 KBS京都ラジオ「梶子のビューティーライフ」出演

2月20日 「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ系)出演。

2月24日 脚本・演出を務める舞台『無人島に生きる十六人』情報解禁

3月19日 二子玉川映画祭で講演

3月20日 「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ系)出演。

3月 浜松市での姫様道中開催(台本担当)。

3月 『ミュジコフィリア』シカゴ・アジアン・ポップアップ映画祭で、インターナショナルプレミア上映。

4月6日 新潟県燕三条市で講演

4月11日 「毎日新聞」に、川端康成没後50年に寄せて「歩き続ける孤児の魂」を寄稿。

4月15日〜24日 舞台『無人島に生きる十六人』(東京・スペースゼロ)脚本・演出

4月24日 「草津宿場祭り」台本(雨天中止)

5月1日 『ミュジコフィリア』先行配信開始

5月1日 「週刊ポスト」にインタビュー「プーチン『イメージ戦略』の敗戦 チャップリン研究家が読み解くウクライナ侵攻」掲載

5月21日 NHK神戸カルチャー「チャップリンと神戸」講演

5月24日 「す・またん」(読売テレビ系)にコメント出演。

5月29日 「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ系)出演。

6月6日 NHK総合「映像の世紀バタフライエフェクト『チャップリンとヒトラー』」放送。大野は取材協力、資料提供、版権交渉。

6月7日 慶應丸の内シティキャンパス定例講演会「夕学(せきがく)五十講」で講演「ディズニーとチャップリンの文化経済史 ~キャラクタービジネス事始め~」

6月12日 「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ系)出演。

6月16日 NHK総合「映像の世紀バタフライエフェクト『チャップリンとヒトラー』再放送

6月18日 東山高校校友会で『ミュジコフィリア』上映に際し、谷口正晃監督、島田昭彦氏とトーク出演

6月25日 『ミュジコフィリア』トロント日本映画祭 カナダプレミア上映

7月6日 「THE GREATEST SHOW-NEN」(朝日放送)収録。Aぇ! Groupさん×劇団とっても便利で、劇団とっても便利ミュージカル『美しい人』グレショー版を上演。その稽古風景から上演までを放送するもの。大野は、作曲・脚本・演出を担当。

7月6日 『ミュジコフィリア』Blu-ray、DVD発売

7月8日 専修大学で特別講義「翻案について」

7月10日 「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ系)出演。

8月20日 「ボイスシネマ声優口演in練馬」チャップリン短編を羽佐間道夫さん・山寺宏一さんら人気声優が声をあてるイベント。大野は台本・トーク出演。

9月3日 「THE GREATEST SHOW-NEN」(朝日放送)第1回放送。Aぇ! Groupさん×劇団とっても便利で、劇団とっても便利ミュージカル『美しい人』グレショー版を上演。その稽古風景から上演までを放送するもの。大野は、作曲・脚本・演出を担当。劇団とっても便利から鷲尾直彦・多井一晃・杉山味穂・高畠伶奈・出田英人ら出演

9月10日 広島県の呉市で『独裁者』上映に合わせて講演「チャップリンとヒトラー」

9月10日 「THE GREATEST SHOW-NEN」(朝日放送)第2回放送

9月10日 「PHP」10月号 リレーエッセイ「忘れられない父のこと母のこと」にエッセイ「山奥で五人分の寿司を食べながら」を寄稿。

9月17日 「THE GREATEST SHOW-NEN」(朝日放送)第3回放送

9月18日 「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ系)出演。

9月24日 「THE GREATEST SHOW-NEN」(朝日放送)第4回放送

10月1日 「THE GREATEST SHOW-NEN」(朝日放送)第5回放送

10月1日 ANA機内誌「翼の王国」に短期連載「翼と見る夢」第1回寄稿

10月8日 「THE GREATEST SHOW-NEN」(朝日放送)第6回放送

10月22日 「THE GREATEST SHOW-NEN」(朝日放送)第7回放送

10月23日 「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ系)出演。

10月24日〜28日 「夕刊フジ」短期連載「今だから見ておきたい これがチャップリンの名作だ」寄稿

10月28日 『ミュジコフィリア』WOWOWで初のテレビ放送

10月30日 「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ系)出演。

11月1日 ANA機内誌「翼の王国」に短期連載「翼と見る夢」第2回寄稿

11月2日 著書『教養としてのチャップリン』(大和書房)発刊

11月3日 「フォーエバー・チャップリン チャールズ・チャップリン映画祭」開幕。東京公開初日に、角川シネマ有楽町にて舞台挨拶

11月5日 静岡銀行で講演「ディズニーとチャップリンの文化経済史」

11月8日 『ミュジコフィリア』WOWOWで2回目のテレビ放送

11月19日 「フォーエバー・チャップリン チャールズ・チャップリン映画祭」 角川シネマ有楽町にて羽佐間道夫さんとトーク

11月22日 TBSラジオ「アフター6ジャンクション」出演

11月27日 『ミュジコフィリア』公開1周年記念イベント(京都教育文化センター)演出と、杉本彩さんとトーク出演。劇団とっても便利から杉山味穂ら出演

12月1日 ANA機内誌「翼の王国」に短期連載「翼と見る夢」第3回寄稿

12月2日 NHK総合「映像の世紀バタフライエフェクト『チャップリンとヒトラー』再放送

12月4日 「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ系)出演。

12月7日 大阪自由大学で講演「チャップリンとヒトラー、そして現代」

12月13日 『ミュジコフィリア』公開1周年記念イベント(東京・SHIDAXカルチャーホール)演出と、さそうあきらさんとトーク出演

12月18日 「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ系)出演。

12月22日 『葬式の名人』上映+朗読イベント(東京・SHIDAXカルチャーホール)演出と、羽佐間道夫さん・井田由美さんと朗読出演。劇団とっても便利から多井一晃・城島かほら出演

12月25日 「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ系)出演。

12月25日 「フォーエバー・チャップリン チャールズ・チャップリン映画祭」広島公開に合わせて、八丁座で舞台挨拶

12月27日 「ユリイカ 2023年1月臨時増刊号 総特集◎ジャン=リュック・ゴダール ―1930-2022―」に「チャップリンとゴダール シネマヴェリテの創出」を寄稿。「ドキュメンタリーの詩人、ゴダール——アンヌ・ヴィアゼムスキー、京都で学生と語る/アンヌ・ヴィアゼムスキー」を訳出掲載。後者は、1999年10月に京大近くの日本イタリア会館で開催したアンヌ・ヴィアゼムスキー講演会を全文翻訳して掲載したもの。

12月30日 「フォーエバー・チャップリン チャールズ・チャップリン映画祭」の京都と大阪の公開初日に合わせて、アップリンク京都とシネ・リーブル梅田で舞台挨拶。

 

本当に多くの皆様のおかげで、今年も実りある活動をさせていただきました。

今年は、これまでに増して「長年取り組んできたことの積み重ね」が意識される活動をさせていただきました。

「THE GREATEST SHOW-NEN」(朝日放送)は、Aぇ! Groupさん×劇団とっても便利で、劇団とっても便利ミュージカル『美しい人』グレショー版を上演し、その稽古風景から上演までを放送するものでした。僕は、作曲・脚本・演出を担当しましたが、この企画は僕にとって初めてジャニーズさんのグループとがっつりお仕事をさせていただく機会にして、20歳からずっとやっている劇団とっても便利のミュージカルを広くテレビで見ていただく機会にもなりました。Aぇ! Groupさんのメンバーの破格の才能と努力と人柄に感服し、また劇団とっても便利のメンバーとも共演できたのが何より嬉しかったです。

著書『教養としてのチャップリン』は、2006年に僕が母校の茨木高校でおこなった講演を、当時生徒として聴いていた出来幸介さんが編集を担当してくれました。出会いから16年かけたプロジェクトでもあったのです。

他に、小学校から愛読してきた川端康成について羽佐間道夫さん・井田由美さんらと朗読会。

同じく、小学校の時から大好きなチャップリンが、「フォーエバー・チャップリン チャールズ・チャップリン映画祭」として全国で大々的に開催されるのは本当に夢のようなことです。

「ユリイカ」のゴダール追悼号への寄稿は、学生時代以来ゴダールの上映会や講演会に取り組んでいたことが実を結んだ気がします。1999年に京大近くで開催したアンヌ・ヴィアゼムスキーの講演を初めて掲載する機会をいただき、本当に嬉しく思います。

このように、10〜20年以上前に芽生えたことが、時を経て形になるのは、言葉では言い表せない感慨があります。

 

そして、今年も「そこまで言って委員会NP」に出演させていただいたことは、得難い幸運です。いろんな考えを持つ論客と討論することで、知識と視野を広げていただき、またおりに触れて私の様々な活動も紹介してくださりました。例えば、先日のチャップリン映画祭の大阪での舞台挨拶には、「そこまで言って委員会でこの映画祭を知って、仙台から駆けつけました」という人もいらっしゃったのです。出会いに感謝します。

出会いといえば、出会って以来ずっとお世話になっている多くの編集者の皆さんのご厚意で、それぞれ「夕刊フジ」に連載、ANA機内誌「翼の王国」連載、さらに「毎日新聞」への寄稿をはじめ、いろんなテーマで書かせていただきました。

舞台『無人島に生きる十六人』は2.5次元舞台で活躍の俳優さんたちとの舞台で、これも私にとっては新しいチャレンジでした。今後、長年取り組むことの第一歩になるかもしれません。

 

来年も「長年取り組んできたことの積み重ね」を意識して、また新しく取り組む第一歩も大切に、積み重ねていきます。

どうか今後ともご指導のほどよろしくお願いします。

あらためて、皆様、今年も本当にありがとうございました。

良いお年をお過ごしください。