音浴@float。(後編) | 大辻織絵 ―「Yesだった。」

大辻織絵 ―「Yesだった。」

織絵さんが、今日のことや昔のことを回想しながら、いまに生きるさまを書き綴っています。

12月12日土曜日、名古屋市地下鉄本山駅近くのレンタルスペース"float"にて開催した音浴「onkei」。
写真に目覚めた友人が、楽しみながら撮ってくれました。


彼女のキャプションと共にご紹介していますが、
こちらはその後編。




゜        ゜       ゜








「少し外は薄暗くなってきました。

みなさんも
自由にゆったり
かなりリラックスして
自分の時間を楽しんでいる様子でした。」








「外の光と照明で
室内の空間も変化。」








「どんどん外は暗く。

ギターは時には激しく熱く。」









「お二人少し離れて、向き合って。

離れているのに、絶対的な信頼感を
なぜか感じます。」









「その間には聴き手が座ったり横になったり。」








「ステージと客席、という概念も
境目もない空間。」










「ラストの曲は
織絵さんの語りかけるような歌声。

桐さんの優しいギターの音。

外もすっかり日が落ちて
本日の音浴が、
ああ、終わってしまいました。」








写真とキャプション:
narutomo




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過去、街中には潤いがないとかせせこましいとか、そういう想いを持っていました。
なるべく山の近い地方へ移り住みたいと思っていました。

いつしか、そんな想いもしなくなり、
地元の良さを感じられるようになりました。

街路樹一本にも、風のなかにも、雀のちゅんちゅんにも、空の色にも、
自然の気配があるのを感じながら生活するようになりました。




floatに出会って、また違った角度から地元が好きになりました。


floatの広いガラスを通して、
街中で展開する自然と人の営みが観えてぃした。

そのなかの一部として確かに有ることを実感しながら、
映画のようにそれらを眺めながら演奏する私。


あらゆる要素が混じりあい、時間の経過とともに刻々と変化する色み、明暗のなかに、これまた、刻々と変化する心の私達がいました。





またそう遠くない将来、この場所で再び音浴を開催できればいいなぁ。


よろしければ、ご一緒に‥