103年という歴史…



私に続くもの



私子供の頃に
自分のお誕生日をお祝いしてもらうのが
嬉しかったし♪

おねえちゃんやパパやママ、
おじいちゃん、おばあちゃん
お友達にも自分がお祝いしてあげるのも
好きだった。


子供の頃だから
何かを買うというより


絵を描いたり
お手紙を書いたり


折り紙だったり、
フェルトで何か作ったり

それで喜んでもらえることが嬉しくて


パパには何がいいかな?
おばあちゃんはこんなのかな?

そんな事を考えるのも楽しかった


ある時

あれ?このお店いつが誕生日?

何歳になるの?
このお家は何歳なのー?

聞いてみたけど
たぶん10月くらいかなー?

いや、春かなー?

60年70年?かなー?


だれもちゃんと知らないのー?!
毎日住んでて、お仕事してるのに
そんなもんなの?

なんて、思ったけど

その時いたおじちゃんより誰より
古いもんね

わかんないよね。


でも調べたらわかった

103年。


1世紀と3年


私の家は酒屋という稼業を継続してきた。



本当は今の場所より前に
東京の京橋にあったから
店としてはもっと古いんじゃないのかな?

私が継げば4代目…


子供の頃は、無駄に広くて
天井低くてて、薄暗くて、畳が多くて
和風過ぎる家が好きじゃなかった



私の頭の中は
ベルサイユ宮殿のような
ノイシュヴァンシュタイン城のようなのを
憧こがれてた(笑)




憧れとはかけ離れ過ぎてた
そんな時から、、、


私が小学生の頃から出てた話しで


家の前の国道が広がって
立ち退かなきゃいけないって…


そんな妄想もあって
小学生の頃はちょっと嬉しかったの笑笑




子供の私には今風の新築や
マンションみたいなのが
カッコよく思えてもいたし


でもその話は
幾度となく持ち上がっては薄らぎ。



うちの家よりかなり離れた場所からは
少しずつ道が広がり


早くにその決断をした家や場所は
少しずつ変わっていった

でもうちまではなかなか進まず

2020東京オリンックが本決まりになり


やっと私の小学生からの噂話。
都市伝説的になっていたことが動き出した



でも…



いまでは


パパママも高齢になったし

私も家を出て姉夫婦も近くにいるけど
別に仕事の後継者ではない。



何よりも


酒屋という職業を
そんな簡単に出来るものではない



私は興味もあり、
子供ながらに手伝っていたし

業種は違うけど同じ経営者という
立場で仕事をしてて

これだけの年数を継続し続けるのは
生半可な事ではない。。。


どれだけのことか


どれだけ



地域社会に貢献してきたか


いや。


どれだけ


地域社会に支えられて来たかの



それを思うと


御先祖さまから今現在。

私に続くまでの感謝を感じるし


これで終わりなのか?!という
寂しさもこみ上げてくる





おまえがなにをしてきた?
なにができる?
仕方ないじゃないか


そう言われたら

それまでだけど



コロナでなかなか行けず仕舞いで
今になり…




今更たけど
悔いが無いとは言えない


お家がなくなる


なくなる

わけじゃないけど


生まれ育ったあの家が
取り壊されることを思うと

胸が締め付けられる思いだけは
どうしても消せない


仕方ないのはわかってる。
それを拒否するわけじゃなくて




いまはまだどう乗り越えたら良いか 
思案中…(笑)



思い出す事があれば
少しずつ備忘録のように書いていけたらと思う


103年…もっともっと前から
今の私に続く、その歴史を感じると


何かが私の中でゾワゾワしてくるんです


人はどこから来てどこへ向かうのか?



しばらく片付けをしながら整理をつけていきます


ちょっとまとまらないけど…
 
今日は以上です。
東京へ向かいます


ありがとう❤️