オトメゴコロの「泉州おむすび」 -3ページ目

オトメゴコロの「泉州おむすび」

2009年から、
町おこしのためにおむすび屋を始めました。

あなたと泉州を結ぶおむすび。
お米も塩も具も泉州産の、人にやさしい素朴なおむすびです。

【営業日】火・水・木 8:00〜18:00 売切れ御免
大阪府泉佐野市市場西3-4-31

福善寺の前を通ると観音様が見えたので寄り道。



ちょうどお寺の奥様が掃除をしてはって、
「写真撮りましょうか?」と声をかけてくださった。



太陽を背に浴びて光る観音様☆☆☆
ありがたや。



お寺の門が二階建てになっていて上に釣鐘がある。なかなか珍しいタイプだなぁ。

松林が続く「姫の松原」は自転車で走ると気持ちよかった! 




昨日の雨でたくさん散った松葉を掃除しているお母さんがいて「この先にお寺もあるわよ」と教えてくださった。みな気さくで親切な方ばかりだな♡





「日本の名松百選」と石碑に刻まれていた。
いろんな百選があるのね。松は初めて♡

お母さんが教えてくれたお寺の前を通って「五両だき」へ。Google mapsが示す道は行き止まり。



案内板通りに行くと無事到着できた!



牛が入ってこないように?柵がしてある。



小値賀島最初の目的地「赤浜海岸」に到着。




文字通り赤い色の砂利がいつぱい! 
鉄分を多く含んだ火山岩が砕けてできた海岸。

なかなか二人の写真がないから自撮りにチャレンジするも、眩しくてなんじゃこりゃな顔に。




牛の匂いがするなぁと思ったら近くにいた!






続いて「地ノ神島神社」へ。
海に面したところに建つ神社。
汐風で一番海に近い鳥居ほど朽ち方が激しい。

















早起きして別の島「小値賀島」へ。
海が結構荒れて揺れる揺れる。





小値賀港のターミナルは改装中。
売店もお休みしていた。



電動自転車を借りて、3時間半ほど島巡り。



朝市でトマトを買って、袋を切ってもらう。
お母さんはえんどう豆の皮剥き中で、餡子を作るのだそう。いかにも美味しいのを作りそうな雰囲気の方だった♡ 食べたかったなぁ。



Google mapsを頼りに時々アップダウンのある道をゆく。
電動自転車で正解だったな。
気になる場所で止まって写真撮りもって走る。











鴨も横切るのどかな景色。
最後に向かった教会は水面に浮かんだように見える「中ノ浦教会」。



雨じゃなかったらシンメトリーに映る教会が見れたんだけれど、しゃーない。





木造建築だけれど、外観にノートルダム寺院のような張り出した部分もあり素敵なデザイン☆







これにて教会巡りは終了。
どの教会もそれぞれに味わい深く、
周れたのはほんの一部なので、隠れキリシタンもあれだけ点在していたら暗黙なんじゃないか?と思えたほど。その時代にあった教会の数は少なかったのかもしれないな。

五島列島最後の晩餐は、宿の近くの食堂「えがお」さんへ。



ちゃんぽんと皿うどんをシェア。
食べたかったんだ〜♪♪







ちゃんぽんの麺はつるつるの太麺。
スープはクセになる塩気♡

皿うどんは太麺か揚げた細麺か選べて、
細麺で。
麺の香ばしさが加わって、ちゃんぽんとはまた違う美味しさ♪♪

追加で塩むすびと餃子も。

「もしかしてこの塩は五島の塩ですか?」と聞くと、
「いえ普通の塩ですよ」と。
「残念!」と思わず本音が出てしまったら、
女将さんも笑って気さくな感じで和んだ♪

お昼は有川地区に戻って「竹酔亭」さんで。
釜から垂れ下がるうどんの看板が目印。




色々のった特製うどんを。





五島うどんは細麺で喉ごしがいい!

最後にあご出汁をずずっと飲めば、
トビウオが出てきた。いい出汁をありがとう。
ごちそうさま。

帰り際、車に乗り込んだところで慌てて店員さんが駆け寄ってきて「母の日で当社からお配りしていますー」と五島うどんをいただいた♪
なんて太っ腹! 




食後の教会は(デザートみたいにまだ周るよ)、
「土井ノ浦教会」へ。



こちらは先に行った大曾教会が煉瓦造りに建て替えの際移築したそうで、元々は大曾教会だった。
移築するにも運ぶの大変そうだな。



集落を見つめるキリスト様が印象的。



こちらにもルルドがありました。




「若松大橋」からの景色は、晴れていたなら…ね。
小さな海岸は雨でもブルーグリーンの美しさ!





青方方面へ戻りつつ「冷水教会」へ行ってみる。



車道から階段を登ったところに木造のこじんまりとした教会がある。
ガードレールの「ヨウコソ」の文字にほっこりする。

続いて「大曾教会」へ。



長い煉瓦階段を登ったところで、
ジュディオングばりに手を広げたキリスト様が出迎えてくれる。



こちらも赤煉瓦の立派な建物。
内部は天井高く、2階の讃美歌を歌うスペースやステンドガラスも美しい。
外観も重厚な趣があって、凝った造りになっている。













かなりこの旅で教会を観て周った中で、
ここへきてまたこんなにも感動する場所になるなんて♡

大曾教会から少し行ったところに、
樹齢300年以上とも言われる紀州からきたウバメガシの巨樹がある。
想像よりも遥かに大きかった!



3日目のお天気は生憎の雨。
9時ごろ宿を出てまずは産直へ。



名物のかんころ餅を買って、近所にある昭和なパン屋さんで朝ごはんを調達。



そのまま北上して矢堅目にある塩工房へ。
五島列島は塩も名産。
塩造りの釜だけ見せてもらう。





さらに北上して矢堅目の絶景スポットへ。
雨で車でもういいわ、と待つ旦那さん。
一人景色を見に行く。







晴れていたら確かに絶景に違いない。

海辺へと続く道もあったので行ってみると、
打ち上げられたゴミが散乱。残念!









夕日にはまだ早いけれど通り道の「矢堅目の夕景」の絶景スポットへ立ち寄る。







天気も悪いし今日はどこへ行っても夕日はないなぁ。

宿の直営居酒屋でチェックイン&夕食に。

看板名のついた「し㐂定食」とオリジナルの「し㐂餃子」と「海サラダ」をシェアして食べた。







お刺身がやっぱり美味しいなぁ!
キビナゴ煮も食べれて嬉しい♪

オリジナル餃子はナスやシイタケで餃子の具をサンドして揚げたもの。
ポン酢で食べるのが意外でした!

海のサラダは海藻の下に鯛のお刺身がたっぷり入ってお宝感♪♪
どのお刺身もコリコリ歯応え、うまし!

ごちそうさまでした。
2泊お世話になりますー!

まだまだ教会巡りは続く。

続いては「青砂ヶ浦天主堂」へ。





赤煉瓦が美しい教会。
残念ながらミサの最中で中は見れず。
外観からもその美しさが伝わってくる。







そうか、土曜日の夕方だからミサもあるか…。と思っていたら、次に向かった新魚目地区にあるちょっと離れた「江袋教会」もミサの真っ只中。












せっかく来たのになぁ…と併設の江袋交流館へ立ち寄ってから帰ろうとしたところ、
ミサ終わりの信者の方が出て来られた。
「もしかしてもうミサは終わりましたか?」と聞くと「終わりましたよ」と。

よかったー!!
来た甲斐がありましたー!!

中を見学させてもらって、
信者の方と少しおしゃべり。

信じている宗教でもないのにいろんな教会を巡っている事にえらく感心されていた。

隠れキリシタン時代、みんな逃れて逃れて入り江に隠れ潜んで教会を建ててきた事や、だから段々になって集落が広がっている事を教わった。

「懺悔されたりするのですか?」という質問には、
「もちろんしますよー!私は弱い人間なので、懺悔しないとしんどくなって、ちゃんと懺悔をして気持ち新たに生きていけるのです」というような答えが返ってきた。

神様の代理である神父様に話を聞いてもらって、
神様のお言葉をいただく。そして明日への活力となると。

そしてここの神父様はこのミサの後、別の教会のミサも掛け持ちで巡るそうで。
小さな教会が点在する地区では、常駐の神父様はおらず、何ヶ所もまわるのだという。
まるでお盆のお坊さんのようだな。

その方はミサの事を「御ミサ(ごみさ)」と呼んでいた。
貴重なお話も聴けて、いい旅の思い出となった。
中通島へ到着し、レンタカーを借りてまず向かったのは「頭ヶ島天主堂」。



入り江の頭ヶ島集落にどっしり建つ石造りの教会。
道が細く、観光バスなどとすれ違うのが困難な道なので事前予約が必要だったようだけれど、
署名して入れてくださった。







男性が一人付き添いで教会まで案内してくれる。
教会の中の説明もしてくださって、
祭壇近くにあるオレンジ色のライトがある教会は、今も活用されている教会だと言う事を知った。 

スタンドグラスの色にもそれぞれに意味があるとの事。

あちこちにあるお花のモチーフ、
なんのお花の種類かは見た者の想像に任せて、
五島名産のつばきに見立ててもいいし、バラやなんかでもいい。
4枚の花びらは十字架を現している、と。

また外観の石はお向かいの島から運ばれてきたそうで、下につれて重くなる設計。
一番大きな石は300キロにもなるという。



「懺悔室は今も使われているのですか?」と聞くと、
「私は使われているところを見たことがない。」という。
懺悔はするのかしないのか?の謎はあとにわかる出来事があるのでまた後の日記で。

併設の島のふれあい館にも入ってみる。



昭和30年代の民家を再現した建物。
床下には芋貯蔵庫があったり、
いわゆる仏壇のような祭壇があったり、
当時の生活を想像した。







浜の近くにはキリシタン墓地もあり、
「マツバギクが今ちょうど見頃ですよ」と案内の男性が教えてくださった。







穏やかな入り江が見える場所にある。
墓地がピンク色に囲まれて華やかだった。
いい時期に来れたなぁ。