皆さん、こんにちはニコニコ

関西を中心にリトミック、音楽ワークショップ、コンサートなど多方面で活動しています、「アンサンブル・おっとっと」本日ブログ担当の東です。

 

来週にはもう4月。

卒園や卒業から、入園・入学のシーズンへガーベラと切り替わりつつあります。

少し間の開いた投稿ですが、3月にも関わらず冬のような寒さが時折まき戻った先々週末、私は滋賀県長浜市の浅井文化ホールでの「ヴァイオリンの調べ〜小さなあなたの心の中に」に出演しました。

このコンサートは、今からちょうど10年前に私が「みとみっく」という音楽団体に参加していた頃、レジデンス・アーティストとして半年に一度、一週間滞在していた長浜市浅井地区の浅井文化ホールの職員の方々とのご縁から実現しました。



↑懐かしのロビー。

 

10年前当時、私自身今よりも圧倒的に経験が浅く、連日のワークショップやアウトリーチで毎日がギリギリの中、当時の仲間たちと試行錯誤を繰り返しながら、地区内の小学校や施設を回り、最終日には総仕上げとしての文化ホールでのコンサートという、今思い起こせば「よーやるわガーン」な、やる事てんこ盛りの一週間。


努力と動員は比例せず、苦い思いもたくさん残りましたが、数々の現場に赴き、その度に音楽家として求められていることを探り、自分の乏しい引き出しを開け放って全力で過ごした一週間は、後々の自分のアーティストとしての課題や道筋をはっきりと照らしてくれたように思います。



その滞在時の記事はこちら↓

2014年の夏

2015年の冬

 

懐かしい笑い泣き

 

当時、コンサートの企画や数々のアウトリーチ活動のために奔走してくださった職員の方々が、地域にお住まいの小さな赤ちゃんや子どもたち、そのご家族に向けてのコンサートを初めて企画されるにあたり、10年越しに再び浅井文化ホールに呼んでくださいました。

 


こんな大きなポスターにこんなに大きく写ったのは初めて…。

 



 

そして、今回のコンサートでもご一緒下さったのは、昨年の暮れからおっとっとに力を貸してくださり、かつ10年まえの「みとみっく」での戦友でもあった白石麻奈美さんです。

 



10年ごしに立った舞台では以前よりもはっきりとお客様のお顔が見え、その反応や言葉をずっと楽に受け止め、楽しみながらコンサートを進めることができました。

今回のコンサートの主旨として、小さな赤ちゃん・子どもたちを必死に育てながら、なかなかほっと息をつくことが難しいお母さんをはじめとするご家族の皆さんにとって、ひと時でも楽に、笑って過ごしていただける時間をつくる、というものがありました。

私自身、この世界の一端を担いながら頑張るたくさんの大人の一人として、ゆとりを無くしたり、心から笑えなくなる時間があります。

そんな時に、音楽家としてどんな風に寄り添えるのか、そんな答えの一つを、今回のコンサートで得られた気がします。

 


10年越しに思いがけず身を結んだこのご縁が、また今後も素敵な邂逅を導いてくれる事を願っています。


この浅井文化ホールでは、今回のコンサートを皮切りに、今後も地域の子どもたち、親子連れの皆さんに向けた企画を試みていかれるようです。

お近くに出かけられた際は、ぜひ寄ってみて下さいね爆笑