長文になるので
超久々にblogにて。

今日は家族にとって特別な日なので
記しておこうと思います。


伊賀上野にある曹洞宗凉泉寺の住職だった祖父のあとを継いだ兄(現:廣禅寺の住職)が本日付けで福井県にある大本山永平寺の副監院に就任することになりました。
私は仏教の役職など詳しくないのでよくは分からないのですが「凄いこと」のようです。


兄は高校一年の時から家を出て豊川稲荷で修行したり、その後永平寺で修行したり。
家族でもやすやすと逢えず、一年に一度くらいだったか…面会届けを出し、一時間程度応接室で話して「身体気をつけて」と別れる感じで。
私は当時まだ小学生だったから、かなり寂しさを感じていて、でも仕方のない事なのだと自分に言い聞かせ、帰り道涙堪えていたり。

この歳になってまた、逢いたい時に気楽に逢えなくなる…そんな日が来ようとは思いもしていなかったので、正直複雑な気持ちになっています。

私の旦那さんも「なんでも好きになんなんとして♪」と心が広く懐ろの深い兄のことが大好きで、伊賀上野の寺に遊びに行ったら二人で夜な夜な酒盛りをしてて、とても楽しそうで。私はそんな二人を見ているのが好きで。

そんな日は遠のくけれど、行く理由ができたので、来年から家族旅行は福井県が多くなりそうです。

永平寺
心洗われるとても素晴らしいお寺ですので、何度でもお参りに伺いたい場所です。
訪問した事がないかたは是非足をお運び下さい。手を合わせ一礼する兄と出逢うかも知れません( ´ _ ` )


中学生で自分が進む道を決断し、厳しい道を逃げ出すことなく、ただひたすらに歩み、説法師として世界中を回り、人の心を癒し、この地位に辿り着いた、、仏様の生まれ変わりのような兄を尊敬します。

私も色々ありながらもなんとか役者道を31年継続し、ここへ来てようやく、ようやく報われる出来事が増えています。
高校演劇部の恩師がよく言っていた「継続は力なり」という言葉に今、強く頷ける私になりました。

仏の道を生きる兄のようには到底なれませんが、日々「人」を想って進んでいきたいと思います。


宏道和尚、
パンパンに膨らんでいたお腹のお肉が全くなくなっているであろう、、来年雪がとけた頃に皆で逢いに参ります。
就任おめでとうございます。