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妊娠から死産までのざっとした経緯はこちら
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「妊娠報告を聞く」の続きです。
奥様が妊娠して喜びに溢れている仕事関係者の男性。
半年後に出産を控えているそうです。
ということで、まだまだ先のことなんですが……私の方が不安になってきました。
久々に仕事でこの男性と会いました。
この方は、私の妊娠・死産は知りません。
だから死産後にこんなにも引きずって、鬱になって苦しんでいるということも知りません。
死産前の日常生活が取り戻せていないことも知りません。
現場につくと、私とこの男性の二人きり。
あれ?他の人がまだ来てない。
あ~これはヤバイ予感。
ということで、今のうちに出来ることをしておこうと準備を始めると、
「ぱんぽこママさん!
嬉しくてたまらないんですよ、パパになるというのが!!
男性にもマタニティハイってあるんですかね?!」
きたきたきたきた~。
他の人がいたらきっとこの話題にはなりませんが、私と二人となるとやっぱりこの話題をしたいですよね。
「良かったですね」
なんてニコニコと口では言いながらも、
「まだ今の時点で子どもが生まれるのが当たり前なんて思ったら危険!
絶対に危険!
妊娠も出産も奇跡だから!
妊娠したら絶対に子どもが生まれるわけではないんだから!!
安定期なんてないんだから!!
安定期に突然死亡するということもあるんだから!!
生まれるまでは安心したらダメ!
でも生まれたからといって安心してもダメ!
それを考えると、今の時点で他人に妊娠の話しをするのは賢明ではない。」
なんて言葉が、早口言葉のような感じで頭を駆け巡りました。
「いや~、パパになるってこんなにも嬉しい事なんですね。
人の親になるんですよ!?
すごいことですよね。
まだ気が早いって思われそうですが、もう今から嬉しくて嬉しくて!!」
「そうなんですね~、良かったですね~。」
「楽しみですね~。」
「そうなんですね~。」
を繰り返す私。
すると、
「まだ生まれてないけど、子どもって本当にいいものですよ!
親になれるって本当に感動です!
ぱんぽこママさんにもこの感動を早く味わってほしいな。
ぱんぽこママさんも早く妊娠を……(ハッ)」
「ハッ」という音が聞こえましたが。
何?
妊娠をなに?
妊娠をすすめようとしていますか?
それでも言葉を飲んでくれてありがとうございます。
この男性もさすがに自分がハイテンションになりすぎていたことに気がついたようで、息を呑んだ後それ以上言葉を続けませんでした。
代わりに私が間髪入れずに
「そうですね~。
いいですよね~。」
とニコニコの返事をして、
「そうそう、この資料なんですけどね……」
と、話をそらしました。
これはヤバイ。
このテンションでこられるとヤバイ。
この方に会う度に毎回子どもの話になる。
そして生まれた暁には、何度も赤ちゃんの写真を見せられる。
毎回毎回成長の写真を見せられる。
うーん、困った。
今の予定では、
「そうなんですね(ニコニコ)。あ、この仕事の件ですけど……、」
「へ~そうなんですか(ニコニコ)。あ、例の連絡が来てますよ。」
「良かったですね~(ニコニコ)。そういえばこの件がまだ解決していなくて……」
「へ~そうなんですか(ニコニコ)。あ、ごめんなさい、電話が来ちゃいました。」
と、話しをそらす予定です。
神経質になりすぎず、大事にせずやりすごせたらいいなと思っています。
せっかく幸せなパパさんの気持ちに水を差すのもなんですし。
しっかし、さすがに毎回このハイテンションで話されると、私も心が痛くて痛くていつか限界がくるのだろうか?
修行だな。
人生の修行。
何事にも動じない心を持つ修行。
私は私。
この男性はこの男性。
ま、限界が来たら来たで、その時はその時だ。
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このブログは、可愛いぱんぽこの思い出と、自分の心の整理と、情報が少ない死産後のことが少しでもお役に立てばと思って更新しています。
私はまだ精神状態が不安定で、人に気が使える状態ではありません。
このブログは、死産・流産・不妊などで悩んでいる方が多く読んでくださっているかと思います。
不快な表現があったら大変申し訳ありません。
読んでくださっている全ての皆様に、穏やかな明日がくることを願っています。