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5月にご紹介した柴犬マメちゃんですが・・・

 

 

実はトライアルに出ていまして、このたび、はれて正式譲渡が決定いたしました。

 

たくさんの方にご心配をおかけしていたマメちゃんでしたから、トライアルの時点でご報告すべきとは思ったのですが、正直なところ、失礼ながら「すぐに戻ってくるだろう。」と考えていたのです。

 

というのも、マメちゃんの里親希望を申し入れてくださった方は、すでに柴犬の先住犬がいます。

 

その先住犬は、マメちゃんと同じく保護犬出身で、さらに同じく皮膚病を患っている子だとのことでした。

 

先住犬との折り合いが悪くて戻ってくることは、よくあることで仕方のないことです。

 

そのためのトライアル期間です。

 

さらに先住犬は皮膚病を患っているとのこと。

 

愛犬の皮膚病と闘い、その大変さを十分に理解していながら、さらに同じ症状の犬をもう一頭抱え込もうとする。

なかなかできることではありません。

 

私には、その『優しさ』を素直に受け止められず、一過性の安っぽい同情に思えてしまったのです。

 

だから「すぐに根をあげて戻ってくるだろう。」と。

 

でも、希望者さんのお気持ちは本物でした。

 

『まめちゃん、とてもおりこうさんにしてます。もことは仲良くないですが、最初に比べると吠えることはほとんどないです。まめちゃんはあんまりもこに興味がなくなったみたいです。もこはまめちゃんを気にしてますが、吠えたりしません。2人ともおりこうさんです。ごはんも食べますし、お留守番もできてます。』

 

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まだ、先住犬のもこちゃんと折り合いがついていなかった当初は、離して飼育してくれていたようです。

ずいぶん狭いところにハマっていますが、まだ緊張しているようですね。

 

そしてその後も、

 

『今帰省中です。

帰省前に動物病院へ行ってまめちゃんは混合ワクチンを接種しました😀

今日はまめちゃんと花火をしました。

 

まめちゃんと約1カ月くらい一緒に暮らしてみてこれからどうするか、家族で話してみました。

全員がこのまままめちゃんを大切にして楽しく暮らしたいねと思っています。』

 

1ヶ月も共に暮らして、それでもマメちゃんとの暮らしを今後も続けたいと思ってくださる。

一過性の安っぽい同情などと、よくも失礼なことを考えてしまったものです。

これ以上ないくらいの里親様だと確信し、正式譲渡させていただくことになりました。

 

そして・・・

 

『いつもお世話になります。朝と夜はとっても涼しくなりました。わんこたちも過ごしやすくなったと思います。

いぬのことは犬同士に任せておいたら、こんなに仲良し💖になりました。よかったです。

 

今週末は公園へ朝のジョギングにもことまめと一緒に行こうと思います。晴れるといいなぁ。』

 

誰ともわからぬ飼い主に捨てられ、放浪し、保健所に収容され、公示期限が切れ、殺処分寸前だったマメちゃん。

その寸前で救い出されたものの、見るも無残な皮膚病。

およそ里親さんと巡りあえるなど天文学的な確率だと思っていたのに。

 

なんという強い運を持っていたのでしょうか。

 

マメちゃんの里親に名乗りをあげてくださって、本当にありがとうございました。

これからもマメちゃんをよろしくお願いいたします。