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過去に何度か記事にしている愛ちゃんですが、そろそろ16歳になろうかという年齢にも関わらず、なかなか元気に過ごしております。

 

その昔、『雑種は丈夫』という話が、まことしやかに言われてきましたが、実際、ポーズハンズの犬を見ていると、その根拠はないにせよ、事実なのではないかと思えるほど年齢のわりに、そして過酷な半生を送ってきたわりに、元気な犬が多いです。

それでも、さすがにここまで高齢になりますと、人間同様、あちこちに故障が出てきて病院通いも増えてきました。

今回は、足の付け根部分にできた腫瘍が潰れてしまいました。

 

診察では、

 

「腫瘍細胞もありますが、かなり炎症しているので、とりあえずは薬で腫れがひくのを待ってから、とるか?とらないか?を考えましょう。」

 

悪性か良性かはまだハッキリしませんが、この年齢になると麻酔にもリスクが伴い、治療の進め方も慎重に考えなければなりません。

 

16歳近いとは思えないほど、食欲もあって、気力も体力もありますので、しばらく様子を見たいと思いますが、まだまだ頑張って欲しいものです。

 

さてしかし。

先日、愛ちゃんの元飼い主から電話がありました。

 

「元気にしているのか?」

 

「ちゃんと大事にしてもらっているのか心配だ。」

 

一度は捨てたくせに、罪悪感も恥じらいもなく、平然とこのような連絡をしてくる飼い主が時々います。

 

腹は立ちますが、議論したところで平行線ですので、

 

「そんなに心配ならお返ししましょうか?」

 

と返答すると、

 

「それはできない。そんな余裕はない。」

 

という。

 

「それなら会いにきたらどうですか?」

 

と言うと、

 

「それも可哀想で見られない。」

 

と言う。

 

でも「心配だ。」と。

 

どうしろと言うのでしょう?

 

『定期的に報告しろ』とでも言いたいのでしょうか?

 

そういえば、私の愛犬であり、セラピー活動の相棒でもあるぼんも4年前に捨てられた犬ですが、捨てた元飼い主から、

 

「元気にしているのか心配だから写真を送れ、動画を送れ。」

 

と言われて閉口した記憶があります。

 

捨てた飼い主がなぜそこまで言えるのか不思議で仕方がありません。

 

自分の意志で飼った犬を最後まで責任も持てない。

 

捨てる選択をしても、金は一銭も出したくない。

 

だけど、大事にしろ

 

先日のセントバーナード君を捨てにきた若い女性も、

 

「腰の床ズレが化膿した時だって、病院連れてったんですよ!自腹で!

 

と、平然と言い放って私たちを驚かせましたが、自分の飼い犬を病院に連れて行くのに、自腹以外に誰が払ってくれると思っているのでしょうか。

 

本当に価値観や常識が違いすぎて、ウンザリさせられてばかりです。

あなた方に心配されなくても、力の限り大事にしていますよ。

 

それがあなた方を甘やかし、また繰り返させる原因になっていることも覚悟した上で、そのジレンマに悩みながらも、これからも目の前にある命を全力で助けていきたいと思っています。