閲覧いただきありがとうございます。

 

2年前にほくと君(旧名ノア)の里親になっていただいたO様より、お便りをいただきました。

 

こんにちは👋😃

黒柴ノア改めほくとです。

我が家の一員になり早2年。

もうすぐ10歳🐕

 

すっかり顔つきもおじいちゃんになりました。

 

おやつも食事も見てなきゃ食べないなんて言われてましたが、今では催促して鳴くほど食いしん坊になりました😄

 

毎日、最高の笑顔と癒しを与えてくれるほくと。

 

可愛くて仕方ないですm(。≧Д≦。)m

 

出会いをありがとうございました❗

日々思う事。

 

私たち人間は、動物を飼うことにより幸せにしてあげてる。なんて思うけれども。

 

私は、この仔達に幸せにしてもらってるという感情が非常に強いです。

 

毎日のご褒美が我が家のわんこ達に触れ合える事。

今は、何よりの幸せです。

 

シブがき隊。

 

素敵な里親さんに巡りあえますように🐕

 

また、お邪魔しますね🎵

 

 

お便り、ありがとうございました。

 

ほくと君、ずいぶん穏やかな顔になりましたね。

 

幸せな証拠です。

 

保護当初は、あいにしか心許さず、1度目のトライアルは失敗して出戻ってきた経緯もありましたが、幸せにしてもらえて良かったです。

 

さて。

 

ほくと君7歳まで1人暮らしの高齢男性に飼われていました。

 

他県に住む男性の娘さんが、犬好きのお父さんを思いやって、ほくと君をプレゼントしたそうです。

 

父親の傍にいてあげられない娘さんからの、せめてもの親孝行でしょう。

保護当初のほくと君の堂々たる骨格、たくましい筋肉、艶やかな被毛は健康そのもので、

 

一般的な保護犬のイメージとはかけ離れていました。

 

7年間ほくと君は1人暮らしの男性の寂しさを埋め、男性はほくと君をとても可愛がり大切にしていたに違いありません。

 

ここまでは美談です。

 

しかし、仔犬を飼い始めた時点で、すでに高齢なら、その時にいかに健康で体力があったとしても、どこかで体調を崩す可能性は高くなります。

 

元飼い主の男性は入院することとなり、ほくと君はポーズハンズに持ち込まれました。

 

幸運にも、わずか数ヶ月後にO様に見初められ、引き取られることとなりました。

 

もちろん生涯、1人の飼い主の元で過ごすのがベストではありますが、『飼い主に捨てられた哀れな保護犬』でありながら、生まれてから1度も飢えた経験もなく、愛情も与えられ続ける幸せな犬生を過ごしていると言えます。

 

本当に良かったとは思いますが、それはほくと君が類い稀な幸運の持ち主であったに他ならず、それほど都合よく里親希望者さんが現れてくれるものではありません。

 

それが愛ちゃんであり、はなちゃんです。

 

愛ちゃんはなちゃんはまだ幸運なほうです。

 

飼い主にとってどれほど可愛く、大切な家族の一員だったとしても、自分で世話をできなくなった時点で、泣こうが怒ろうが、口出しできる権利は一切なくなり、そして、一緒に暮らしていない家族にとっては、犬など、なんの愛着もない、金と手のかかる負の遺産でしかありません。

 

多くの場合は、世話をできなくなった高齢飼い主の家族によって、保健所に持ち込まれ、人知れず殺処分されています。

 

どうか、ほくと君ミラクルラッキーな例を見て、「こんな幸せになれるんだ。」と安心しないでいただきたいと思います。

 

ほくと君は本当に幸運な星の下に生まれたと思います。

 

O様、

 

私たちから、そして元飼い主が伝えたいであろう気持ちも合わせて、改めてお礼申し上げます。

 

ほくと君を見初めてくれてありがとうございます。

ほくと君を可愛がってくれてありがとうございます。

今後とも、末長くほくと君をよろしくお願いします。