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シェパードのボスが無事に・・・
と言えるかどうか微妙ですが、
とりあえずは元気に退院いたしました。
久しぶりに家に戻るや、
キュンキュンヒンヒン、あいに甘えつき、
大喜びで走り回り、
あげくのはてには、
勢いあまってエリザベスカラーを壊してしまい、
慌てて病院にとんぼ返りして、カラーの予備をもらうというハプニングまでプレゼントしてくれました。
さて、しかし。
ボスは今回の入院でカテーテルを固定されることとなり、一生、オシッコは垂れ流しすることになりました。
ボスのような大型犬になると、犬の衛生面でも、人の労力的にも大変なことで、退院後の掃除をどうするかを悩んでいましたら、
なんと、いつもお世話になっている動物保護団体Dep様が、ボスの入院中に訪ねてきて、ボスの過ごす広いスペース一面を、綺麗に塗装してくださったのです。
これで垂れ流したとしても、モップ1つで簡単に掃除することができ、ボスも快適に暮らせるようになるはずです。
私たちなどよりも、はるかに多くの犬猫を抱えるDep様は、動物の世話にかかる労力や費用など、他団体を気にかけている余裕などないはずです。
それなのに、いつも驚くほどの力を貸していただき、心から感謝しております。
以前、ご支援くださった方から、
「三重県の保護団体は、団体同士で仲が良くていいですね。」
と言われたことがありました。
私たちもそれほど多くの団体と付き合いがあるわけではありませんが、たしかにトラブルになることなく、困った時にはいつも助けられています。
それはご支援くださる方もそうです。
何度も述べてきましたが、私たちは支援を募っていません。
それにも関わらず、皆さんは物資の支援を申し出てくださります。
それどころか、「支援金を受け取ることも考えて欲しい。」とまで言ってくださる方もいました。
そんな優しい善意に囲まれて、深く原因を考えたこともありませんでしたが、
おそらくそれは、
「目の前にいる保護犬、保護猫のことしか考えていないから。」
という当たり前の結論にたどり着きました。
私たちも、私たちがお付き合いしている団体様も、
欲も、名誉も、嫉妬も、
一切、ありません。
純粋に、たった1つの命でも救えるものなら救いたい。
ただそれだけです。
キレイゴトだと思われるかも知れませんが、そういう強い想いは通じると信じていますし、だからこそ私たちのまわりには善意が集まってくるのだと思っています。