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先日、めでたくもポーズハンズを卒業したふっくん。
送り届けてから数日後、里親のI様から近況が届きました。
ふっくんは元気にしてます。お腹も大丈夫です。
レオは今まで一人で過ごしてきたので、ふっくんとの生活に戸惑っているのか昨日の朝から裏の柵の中へ行こうとしないので、いつものところに繋いでいました。
逆にふっくんは一人でいることに慣れてないので柵の中でヒーヒー言ってます。
昨日、仕事から帰って散歩とエサの準備をしてたら、ふっくんが喜び過ぎて我慢できずに柵をよじ登って出てきてしまい、レオのエサをあっという間に食べてしまいました。
散歩のあと、柵の内側の上部にネットを張って様子を見てましたら、落ち着いてきたのでそのままにして休みました。
そして今朝、散歩の準備をしてたらまた、ネットの隙間から出てきてしまい補強をして様子を見てましたら、ネットをかじって破いたり、柵を登ろうとしたりしたので、レオを連れてきて中に入れたら、レオのあとをついて回ったりして落ち着いてきました。
午前中は二人でハウスの中で寝てたみたいです。
しばらくレオにふっくんのお守りをさせることになりそうです。
レオにストレスがたまらなければいいのですが……
ふっくんもかなりの甘えたなので一人はさみしいんでしょうね。
レオにもふっくんにもしばらく頑張ってもらうしかなさそうです。
なかなかにヤンチャぶりを発揮しているようです。
保護犬の譲渡後にはよくあることですが、
ふっくんのようにフレンドリーな性格は、どこに引き取られてもすぐにその家に順応しそうに思いがちです。
でも、突然、新たな環境で暮らす不安と、慣れ親しんだ実家を恋しがる気持ちは、人も犬も同じです。
子犬でも1週間くらいの夜泣きは当たり前ですので、しばらくは大変かと思いますが、もう少しの辛抱だと思います。
柵をよじ登って出てきてしまったとのことで、怖いのは脱走です。
どんなにフレンドリーでも、まだ里親様のことを主人だとは認めてはいません。
夜になり実家恋しさが募れば、普段の姿から想像もできないような力を発揮して、脱走されてしまう例は多々あります。
そして一度、脱走されてしまえば、戻ってくる可能性は低いです。
運良く戻ってきたとしても、一度脱走に成功した犬は、その成功体験が記憶に刷り込まれていますので、何度でも脱走に挑戦しようとします。
ここにきて、脱走防止策として、柵内でさらにリードに繋ぐという方法もよくあります。
これは危険で、逃げようと柵をよじ登り、越えた後に首吊り状態となって、死に至ったケースもあります。
かわいそうに感じるかもしれませんが、完全に馴れるまで、人が見ていない間はケージなどに入ってもらって、絶対に逃げられない環境を作り、完全に諦めさせることをお勧めします。
さてしかし。
当のふっくんは、I様と私たちの心配をよそに、
日中は、なんとも気持ち良さそうに日向ぼっこしています。
このまま、できるだけ早く完全にI様宅に馴染んで欲しいものです。
そして、I様から、こんなお便りもいただきました。
ふっくんの名前は「フク」にしようと思ってます。
耳が大きので福耳のフクです。
オスワリとマテは今までできてましたか?
月曜日から教えたら、できるようになったので、もしできなかったのなら天才ですね。
ふっくん改め、フク君。
大賛成です。
そもそも元はといえば、あいが、
保護したポインターミックスを、
「どことなく目元が本木雅弘に似ている。」
とか、わけのわからないことを言い出しての、
もっくんです。
その後、急きょ2頭の犬が仲間入りしましたので、
これまた、あいが、
「ふっくん、やっくんでシブガキ隊になる!」
とか、わけのわからないことを言い出してのネーミングなわけで。
べつに、
薬丸裕英さんに似ているわけでも、
布川敏和さんに似ているわけでもなく、
そもそもが、とってつけたような無理やりな命名でしたので、
フクくん
大賛成です。
様々な人の事情に翻弄された半生でしたが、
今年の最後の最後に幸福を約束されました。
すばらしい名前だと思います。
これからもフクくんレオくんをよろしくお願いします。
そして。
フクくんのお届けに伺った日に、いただいたお土産。
さっそく、寒がりのもっくんに着てもらいました。
暖かくてとても気に入っているようです。
どうでしょうか。
個人的には本木雅弘も真っ青な着こなしになっていると思います。
本当にありがとうございました。
今年も残すところ、あと7時間ほど。
この1年も、たくさんの人々に助けられ、支えられて、なんとか今まで続けることができました。
来年も、できるかぎり頑張っていく所存ですので、どうかよろしくお願いします。
それでは皆様、良いお年を。