2020.3.11
先の東日本大震災から9年経った日。

宮城出身で当日震災を経験された

今野華都子先生の名古屋古事記塾で
語られた話しに基づいて
文字起こしをしています。

最初からお読みください。







※写真は高野山奥の院 何百年生きる大木



我々の持つ魂には
四つがあります。





まずは奇魂(くしみたま)
奇しき魂(くすしき)とよばれているもの。


我々の元を辿るとあるものです。

時間軸でいうと過去、元になります。


それから
未来にある幸魂(さきみたま)
さき は 先であり 前 でもあります。


そして今には

和魂(にぎみたま) と 
荒魂(あらみたま)があります。


これが全部整って一靈四魂と言われています。




靈(れい)の意味は
雨の下に □がみっつ 
こと ひと もの のみっつです。

それを巫(みこ)がささえているという意味です。


そして今まで知らされていなかったこと。

この魂という字の意味が
ここで初めて明らかにされました。

魂には なぜ鬼という字がついているのでしょうか。

この鬼とは
おどろおどろしいという意味ではなく。

鬼とは何を表しているのか。
角があり、凄まじいまでの強靭な力。
我々よりも強い、大きな力、強大なもの。

火事場のバカ力といいますが、
何か一大事や極難において発揮される力のことを指します。

普段は意識していないが知らないだけで
実は誰にでもセットされている究極の力のことを指すのです。

靈魂というように
靈(ヒ)と一緒に魂があり

それらは大自然から一緒にいただいた
大いなるものをもつ。

靈(ヒ)止(ト)

それが私たち ひとなのです。


我々は永い間
自然界において何が一番大事かという事。

我々が生まれたのは
元を辿ると奇跡の魂であり。

それが遺伝子DNAをそれぞれに組み替えて
生き残った最強の遺伝子で先端にいる
幸魂(さきみたま)であり。


大地からの恵みをいただいて生かされている
この体は大地から作られている。

ひとは
日と水と大地と空気で作られ育まれている。

その中で和する魂、愛や誠という日で生き

ものの考え方として


自分だけでない
過去、今、未来
肉体界、精神界、霊界
いずれにおいても
よいというただ一点を見つけて行う
善しという判断基準を持ちながら


天地と大地に感謝しながら
一人一人がそれぞれであり役割があり
調和し助けあって和すること
そして幸せに生きなさいと

それが古事記の中に何度も書かれていた生き方であり。


その文化は
その後世界で類を見ない独自の文化、とっさの時に無意識にする判断基準であり。
(先の震災などという国難に
世界から称賛された日本人の精神性の高さであり)

それが我々に与えられた國體(こくたい)というものであり。



聖書や経典で書かれている教えと
同じように
生き方が書かれた古事記を

126代続く天皇陛下が
今もなお受け継いてくださっている

日本という国なのです


一靈四魂については
こちらでより詳しく書いておきましたので
どうぞお読みください。