「なんのきこのき」寄稿者インタビュー第三弾。今回は「灰の降る場所」の作者T.T.さんです。
ー作品のあらすじを教えてください
見知らぬ場所で目覚めた「私」は、管理者と名乗る人物と出会い、
ーこの話を考え付いたきっかけは何ですか?
だいたいあとがきに書いた通りです。「生と死の世界の間に別の場所があったら面白くね?」的なノリで書き始めました。あと人間と人外の組み合わせが好きなのでこんな感じになりました。お互いに理解できてもできなくても、いい具合になる人外と人間好き。
ー登場人物の裏設定があったら教えて下さい!
管理者は見る人によって姿形が違います。動物だったり機械だったり化け物だったりするわけです。「私」じゃない人が見たら全く別のなにかになります。という設定をなんとか話にねじこもうとしましたが、そうする意味が特に見当たらなかったのであえなくボツになりました。ナムサン!
ー作品を描く上で意識したこと、使った技法などあれば教えてください。
ありません。心の赴くままに書きました。
ー好きな作家又は作品は何ですか?
なろう(筆者注:小説投稿サイト「小説家になろう」)発とは思えないほどの本格ロウファンタジー『コフィン・ディファイラー』をよろしくお願いします。ネットでも読めるので気になったら試し読みして下さい。無料公開のものと製品版ではわりと設定が違うので、読み比べてもいいかもしれない。
ー書くときにすることはありますか?(音楽を聴くとか)
音楽は必須。ただし歌詞入りは気が散るのでゲームのBGMをメインに流します。RPGとかシューティングのBGMを流すと筆が進むのでオススメです。
ー次回作への抱負をお願いします!
「私」が見た記憶の中にいた浅黒い肌の少年とその記憶の保持者についての話を書きます。なぜ彼が泣いていたのか、管理者がなぜ当該の記憶を妙だと言ったのかが明かされる……かもしれない。
ありがとうございました!