「まあ、そうなんだが。それなりの生活もしてきたしね。」
「退職金でも、年金でも俺らの先輩はもっともらっていたんだよ。
それを見て将来それぐらいはもらえるのだろうと思っていたんだよ・・・・・」
「もっと前から分かっていたんだけど、目を逸らしていたんだよな。
計算してみると、これからも働かなかったら家計が苦しいんだよ。」
「そうですね。ここ数年で状況も悪くなる一方ですし、法律も変わっていろいろな抜け道も塞がれてしまいましたもんね。」
「どうされます。フルで働かれます。それとも在職老齢年金で減額されない形で働かれますか?」
「森本部長は奥様がお若いですし、息子さんも学生でしたよね。
それならフルタイムで働かれた方が良いですね。」
「そうなのか。ところで、働いても年金が減額されない方法なんてあるのか?」
「ああ、それはですね・・・・・」
損しない技術については、おいおい伝えていこう。
ただし、一昔前のようにこの方法が一番!というのは残念ながらない。自分の状況に応じて最善手を取るということだ。
昔と同じく「知らなければ損をする。」というのは確かなのだから。。