最近またガンの話題ばっかりで、人の闘病記ブログをわざわざリンク貼って「抗がん剤はどうだ」とか、「食事がどうだ」とかウンザリする記事ばっかりなので思うところあり、再アップ。
これを以前書いたのは、川島なおみさんが亡くなった時なので2015年9月に書いた記事です。
今年の5月に私のお父さんは亡くなりましたが、抗がん剤を選んだお父さんの生涯も、幸せでしたよ
最近ガンの話題ばっかりですね!
嫌になりますね!
何が嫌かって
もっとこうしたらよかったのに、とか
もっと他を知ろうとしなかったのか、とか
抗ガン剤は効かないんだ、とか
民間療法が効くわけないじゃないか!とか
ガンは闘うものじゃない!とか
いや、闘うものだ!とか
患者や死者に対して他人がうるさいんですよね。
自分が自分に責任を持った発信でないのであれば、自分の選択をその時言って。って思う。
自分も癌です!自分はこうします、ってその時言って。って思う。
自分もガンになってから言えばいい。
いかにガン患者が、その究極の選択をしているか、背景を知ってから、「本当にその状況で自分が選んでから言え!」と思います。
自分自身の選択に本気であれば、人の選択も尊重できます。
悔やまれる・・って他人が言うのももういいです。
自分の人生を悔いなく生きればいいと思います。
私、地元に22歳の時に戻ってきましたが
理由は父親が倒れたからなんですが
今も自宅療養中です。
多発性骨髄腫という白血病の一種です。
ガンの一種です。
手術後、抗がん剤治療をしています。
とっても強い薬やとっても強い痛み止めを飲んでいます。
たまに意識が朦朧としていますが
副作用で辛そうな時もありますが、
自宅で寝ているとはいえ、
5年の生存率のところ、もう10年元気でいます。
元気でいるとはどういうことか?
自分自身の在り方で
たとえ病を得たとしても、健やかな状態であることは可能だと
大好きなお父さんを見ていて本当にそう思うんです。
とても穏やかな毎日を過ごしています。
私にはお父さんが幸せそうに見えます。
本人じゃないから、辛さはわかりませんが
決して苦しんでいる病人には見えません。
私には幸せそうに見えます。
で、ですね。
私の彼もガン患者です。
皮膚ガンです。
うちの彼は若い時に男同士のケンカで大やけどをしました。
報復に来た相手グループにリンチを受け、ガソリンをかけられ火をつけられました。
意識を失った彼を駅前に捨てたそうです。
通行人が通報し、一命はとりとめました。
で、出会った頃はすでに左腕全部と背中の広範囲にものすごい派手なケロイドがありました。といってもケロイドになりきってないままでした。
20歳そこそこで大やけどを負い、現在44歳なので
もう、やけどを負ってからの人生の方が長いんですよね。
で、そこが腫瘍になってしまったというわけです。
私は数年前から身体の勉強、心の勉強などをしていて
免疫学は代替医療師バニラさんに師事し、何度も足を運び講義を受けました。
まだまだ学びたいことはたくさんありますが、いろんな角度から勉強し、
自然療法や代替医療は私の選択でもありますが
お父さんが選んでいる抗がん剤治療を間違っているとは全く思いません。
彼がガンだということが発覚したのは
小夏を妊娠中だったんですね。
私は免疫学や身体のことを勉強していたので
完全に出口になっちゃってるんだなって思いました。
身体は不要な物を、その人の出しやすい場所に溜め込みます。
(女性はほとんどの場合、子宮が出口です。生理・出産でここならきっと外に出せると身体が判断しているためです。)
彼の場合、ケロイドになりきれないグチュグチュだったので
常に浸出液がでている状態でした。
やっぱり身体は、やけどの部位を出口として溜め込み、ガン化したのだろうな、と思いました。
手術→転移→手術→脇のリンパに転移
半年の間にこんな感じでした。
手術の傷跡は、以前にも増して派手です。
腫瘍を取るのに何度もえぐったので、右腕に比べて3分の1位の肉が削れています。背中も大きく削ったので、通常の部分から大きく肉が削られています。皮膚を太ももから移植したので、太ももには大きい四角い赤い跡が2枚あります。
さすがに脇のリンパに転移した時は死に直面したようで
子供達と思い出作りをしていました。
ひたすら夏休み中、仕事はせず
釣りに行ったり公園に行ったりしていましたね・・
死に直面していたので、そうだったんでしょうね。
でも私、妊娠中だったんで面倒だったんです。
彼の心配するのが・・・
ていうか心配にすらならなくて
自分のことで精一杯だったんです(笑)
自分の楽しみのことでいっぱいだったんです。
いや、これは防衛本能だったのかもしれない(笑)
究極の選択ですが今そういうことしてる場合じゃない!みたいな本能が彼のガンについて一切頭に入ってこなくしたのかもしれません。
全く私が「どうしよう。。。」と思ったり
不安や恐怖に思うことはありませんでした。
むしろ
お腹大きくて苦しくなってきてるのに
何度も入院したり手術したり、
脇に転移した時も、「またかよ~~」みたいな感じで・・
でね、脇に転移した時に
医者からは手術・抗がん剤・放射線治療の3点セットを言われますよね。
これ以外の手段は、医者は教えません。
そういうことになっています。
医者も教えられてないからです。
もし情報を得たいなら、自分で勉強するしかないです。
私の選択はいつも自然療法。
病気は自分の身体が理由あって出している物、という考えだし、彼は先進医療について知識があったので先進医療という選択をしました。
切りもしないし薬も飲まない、
陽子線治療を選びました。
福島県郡山にある、治療院です。
何度も診察に行き、効果が期待できると先生が判断したので開始することになりました。。なったそうです。
(私一切ノータッチだし知ろうともしなかったので・・)
で、福島で陽子線治療を受けることにしたんですが
本当にえ??これで終わり???て毎回思うほど
陽子線を当てるのは毎日たった5分。
ただ、高額で300万位かかりました。
全く体感もない。
副作用もない。
福島に行ったはいいけど、毎日暇ていう状況だったみたいです。
(映画とか見まくったらしい)
で、結果から言うとガン消えました。
ていうかこれ信じられないかもしれませんが
治療を始めて3週間くらいした時かな?
週末に帰って来たとき、脇がグジュグジュになって、皮膚が薄く擦れていって、
でっかい白いゴムのような塊がボロッて出てきたんです!!
で、ガンってガン細胞が死んだとしても、こんな風にボロっと出てくる物なの???と病院の先生に写真を見せて聞いても
「例がない」
「わからない」
最終的になんと
「角質だと思う」
って言われました。直径8センチほどの巨大な白い塊だったんですよ。それが角質!?
そしたら、ペットで映ったものは転移じゃなく、誤診ってことですよ。
でも、本来腫瘍じゃないと光らない!って周りからもたくさん言われました。炎症起こしてると角質でも光る事がある、とか色々ありますが
ガンがボロっと出てくる前例がないと医学では説明できないから、もともとガンじゃなかったっていうことになるのか??と思いました。
で、その後ですが今の所再発してませんが
予防のために抗がん剤治療をしましょう、と何度も言われています。
(角質だったということになったのに。。)
でも抗がん剤は選択していません。
それは彼の知識、希望でその選択なのですが。
確かに、病院では教えてくれない他の知識、
知ろうと思えばたくさんたくさんあります。
私は自分が学んだ事、今感じていることをこのブログで発信していますし、やっぱり自分の身体のサインを見逃さず、常に感じる事を女性にはお伝えしたくて発信しております。
しかし、実際にガンと向き合った時、
他の誰が何と言おうと
その人がそれを選んだならその選択が100%正しいのです。
その人がガンと「寄り添う・闘う」どの姿勢でもその人が選んだならそれでいいんです。
どの道も『絶対』は無いんです。
絶対があるとすれば自分自身だけです。
自分の選択を信じるだけです。
それが大事な人であればあるほど、
言いたくなる気持ちもわかりますし、
それで大切な方を亡くした方は、もっとこうしていれば。。。という悔しい思いを持つこともあると思います。
でも、それは自分自身の選択に活かせばいいのであって、その亡くなった方が無知であったように見えたとしても、
無念の死を遂げたように見えたとしても、
それで100%最善だったのです
絶対があるとすれば自分自身だけです。
自分の選択を信じるだけです。