カモネギー

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ロックバンド「カモネギー」リーダー近田大輔ブログ

近田大輔リーダーバンド「カモネギー」
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久々の投稿な上、まだその企画やるの!?っていうねw

ってかそもそも「カモネギー」ってブラジル音楽とかほぼやってないしね(^O^)


でもやります!笑

ブラジル音楽の影響は俺の中でどこかで受けてるし!って(〃∇〃)



で、今回は世界最強ギターブラザーズのアサド兄弟

兄のセルジオは1952年、弟のオダイルは1956年にブラジル・サンパウロ近郊に生まれ父親の手ほどきで12歳と8歳の時にギターをはじめる

カテゴリーはクラシックギター奏者になるのかなぁ

ともかくギターだけの演奏音楽ってなるとこの兄弟デュオが世界最高峰だと思ってます

そして個人的にその二人の最高の演奏曲は、というか好きなのがピアソラ作曲の「タンゴ組曲」


アルゼンチンタンゴの革命者にして鬼才アストル・ピアソラ

アルゼンチンの宝として20世紀後半あらゆるジャンルのアーティストに影響を与えた

しかしピアソラって人は本当になんつう至高の(さらに加えて親しみのある)音楽をつくったか・・・

参考までにまずピアソラ



なんかピアソラはいつ聴いてもそのメロディーに胸がキュンとするw


さておき、そのピアソラが自分の曲を演奏会でアサド兄弟が弾いた際、あまりの感動に思わず舞台に上がり握手を求めたとか抱きついたとか・・・この逸話は真かどうかアレですが、とにかく二人の演奏に感銘をうけ二人の為に書き下ろした曲が「タンゴ組曲」なのです

下の動画観て下さい

もう曲自体の美しさと情熱、それにアレンジ、さらにアブラの乗りきった全盛期の演奏の迫力とこれ以上のギターインストって未だ聴いたことないです





もうアサド兄弟は上の一曲だけでももはや充分なんだけど・・・も一つだけ笑

アサド兄弟のCD経由で知った偉大なるブラジルの作曲家がいます


ハダメス・ニャタリ

愛するハダメス・ニャタリの音楽!

ニャタリという人は日本ではあまり紹介されてない感じですがブラジルでは国民的作曲家なんですよ

クラシックとショーロ等のブラジル大衆音楽組み合わせが基盤でメロと和音が実に印象的で・・・ってかニャタリ聴いてると胸がキュンとするww

なんだろ~この感じがブラジルのサウダージ(郷愁)ってやつなの・・・

参考までに




ニャタリはドビュッシーやラベルの20世紀初頭のフランスのクラシックに影響を受けてて,その辺がボサノバ同様すごくパリの大衆音楽(ミュゼットやシャンソンやジプシージャズ)と同じ何かを感じる

なんか昔からその辺の感じの音楽に(基本ロック少年だったのに何故か)共通して胸が掴まれるなにかがあるんだよな・・・

まあそれは置いといて


アサド兄弟の演奏するニャタリの曲で一番好きな「ブラジリアーナ第8番」という大傑作があるのですが演奏動画が残念ながら無さそうだ・・・

でもこれまた最高の曲ニャタリの「コルタ・ジャカ」の演奏動画あったから最後に(°∀°)b





というわけで今回はピアソラにニャタリと20世紀の偉大な作曲家の曲をこれまた偉大な演奏家であるブラジルの最強ギターブラザーズが弾きたおすという回でした笑



来年も気が向いたときにまた第五回からやります~w



ブラジル伝統音楽ショーロ

ポルトガル語で「泣く」を意味しその音楽性や使う楽器からブラジルのジャズなんて言われたりもします

ショーロではギターは他の音楽では一般的な6弦ギターではなく7弦ギターがスタンダード

そんな7弦ギターを駆る音楽大国ブラジルが生んだ現役の天才ギタリスト

Yamandu Costa(ヤマンドゥ・コスタ)1980~


ここ最近では一番よく聴くインスト系アーティストです!

ヤマンドゥはとにかくずば抜けたテクニックがあって動画とか検索してどれ観ても「ん~凄!・・」ってなるのですが

ただテクニックが凄いだけでは好きにならない訳で・・

むしろメロディーセンス(勿論曲自体も含めてね)やギターを弾くタッチが素晴しくて

いや表現力がね~

それも確かにずば抜けたテクがあってこそなんだけどね~

とにかく大好きですわ笑


ヤマンドゥにハマッた好きな動画があって

Guto Wirttiってイケ面ベーシスト(この人もまたいいベーシストですね~)とのデュオなんだけど

その音楽、それに南国リゾート風ロケーション、で・・ヤマンドゥの弾いてる顔!!wとかもう聴いて観てて最高にいいんだよなぁ



上手いよね~笑

このデュオの音楽はジャンゴ・ラインハルト的フレンチジャズ、アストル・ピアソラ的アルゼンチンタンゴ、パコ・デ・ルシア的スペインフラメンコ、それにクラシックや古い映画音楽の要素もあるし勿論ブラジル伝統音楽の匂いがあって・・・何かもう好きなインスト音楽が集約されてるよw


ゆったりした曲もまたいい





で、一番好きなのが下のこの曲

しかしヤマンドゥいい顔してるわww二人のコンビネーションもほんといいなぁ







最後にもうひとつ大好きな動画を

これはどういう状況でしょうね~!?w

演奏されている曲Carinhoso(カリニョーゾ)はブラジルポピュラー音楽の父Pixinguinha(ピシンギーニャ)の代表作で、第2の国家とも言われているらしいです

曲が確かに超素晴らしいし、ヤマンドゥの伴奏で会場が一つになって歌って・・

なんか神聖な感じもするし、それ以上に楽しい暖かい空気と感動があって

音楽のひとつの理想のような・・この動画観ててそんな風に思うのです

しかしヤマンドゥの伴奏の響きのなんて凄まじい事!







さて次回はこの流れで世界最強ギターブラザーズ他ブラジルの好きなギタリスト何人かとりあげようかな~

ではまたヽ(゚◇゚ )ノ
「A Felicidade」(フェリシダージ)

悲しみには終わりがない
幸せには終わりがある

幸せは羽のよう  
風が空気にのせて運んでゆく
あまりに軽く飛んでしまう
でも人生は短い    
やむことのない風がある必要がある
貧しいものにとっての幸せは、大きなカーニバルの幻影のようだ
私たちは1年中働く  
夢の瞬間のために、幻想に身をゆだねるために、王や、海賊やという幻想に
そしてすべては水曜日に終わる    

悲しみには終わりがない、幸せには終わりがある

幸せはしずくのよう
一片の花びらの中の露の、静かに輝き、かすかに揺れたあと、愛の涙のように落ちる
私の幸せは夢見ている、愛する人の瞳の中で    
それは過ぎ行く今宵のよう
夜明けを求めて過ぎ行く
どうぞ、静かに話して
彼女が白昼に喜びで目覚めるように
愛の口づけを求めて

悲しみには終わりがない


作詞 ヴィニシウス・ヂ・モライス




3人の男の融合
売れない歌手ジョアン・ジルベルトが放浪の末つかんだ独特のリズムと囁くような歌唱、その彼を見出した稀代の作曲家アントニオ・カルロス・ジョビンのキャッチーで洗練された和音とメロディー、そこに鬼才の詩人ヴィニシウス・ヂ・モライスの詩がのる・・・

ボサノバと呼ばれる音楽の始まり

3人のボサ創始者のうちジョアン、ましてやジョビンは音楽ファンには有名な名ですがヴィニシウスについては知らない人も多いのではないでしょうか!?

詩人でありながら外交官でもあり、さらにジャーナリスト、翻訳家、作家etc

世界的に有名な映画「黒いオルフェ」は彼の戯作を元につくられた

数ヶ国語を話す教養があり、酒を何よりも愛す、9度の結婚と離婚歴を持つ恋多き男・・・


ん~どんだけ!!!


でまたウィキペディアにこんなのがあった

「著名な逸話として以下の事例がある。モライスは1962年、ヨーロッパからブラジルに帰国する際に外交官としての立場を悪用、スコッチ・ウィスキー「ヘイグ」2ダース(240本)を外交行嚢に収めて関税を逃れ持ち帰った。その後モライスはバーデン・パウエルと共に自宅にこもり、二人でヘイグを飲み続けながら3ヶ月間で「ビリンバウ」など25曲もの新しいナンバーを作詞・作曲したが、ウィスキーだけでも二人で1日2本半以上を空ける生活が続いたため(それ以外の酒も飲んでいた)、最後まで酒を飲み終えると揃ってアルコール中毒治療のために病院に直行した。」


憧れますな!www

さておき、ともかく彼の大ファンです


まずはこの動画



歌が上手いとか下手とかそういうんでなくてたまらん魅力的な声なんですよ

風貌ふくめた雰囲気も何かもう・・すげえカッコいいオヤジなんだよな笑


さらにこの動画



なんかこの誰もが音楽愛してる感じブラジルだわ

曲ももちろんカッコいいけどこのサロンというかホームパーティーの雰囲気が好きですね

ギター弾いてるのは例の酒友バーデン・パウエルですかねw

いやこの人もとんでもないアーティストですからね!


バーデン・パウエルもそうですがヴィニシウスといえばトッキーニョとのコンビ

このコンビで名盤何枚もつくってます

ヴィニシウス名義のそれらの名盤を支えているのが歳の離れた若きトッキーニョの並外れた音楽センスだと思ってます

ギタープレイしかり、メインやコーラスでの歌しかり

トッキーニョにはヴィニシウスの雰囲気まとえないけど、またヴィニシウスは決してトッキーニョのようにギターを弾けない

ユニットにしろバンドにしろ人と音楽やる良さってここにありますよ(音楽だけの話ではないでしょうね)

そのトッキーニョとマリア・クレウザを加えてアルゼンチンで録音された名盤「LA FUSA」から大好きなこの曲を



途中マリアの歌う裏で渋くささやくヴィニシウスの声が好きです

マイナー調の悲しい感じの曲ですが気品があります


そして最後に「LA FUSA」と双璧の名盤の姉妹作「LA FUSA(Mar del Plata)」よりこの美しい名曲で今回は締めます

こちらはヴィニシウス+トッキーニョに加えて歌うのは前回紹介した若い日のマリア・ベターニャ




しかし9回結婚して離婚して毎日酒を大量に飲まないとこんな渋いオヤジにはなれないものですかねw



さて次回は
今インスト系で私が一番好きなブラジルの生んだ天才ギタリストを取り上げます!
ブラジルは真の意味で音楽の国だと思ってます。

学生時代にボサノバにはまって以来、ブラジルの音楽を愛しています。

定期的に大好きなブラジル音楽を紹介していこうかなと。

まあ趣味です笑


第一回目はマリア・ベターニャ

ブラジルの歌手の女王のひとり!

世界的に有名なアーティストのカエターノ・ヴェローゾの妹ですが、デビューはそんな兄よりも早くこれまでに30枚を超えるアルバムをリリースしています。

紹介などでは中性的な低音が魅力とよく書かれてます。


それはさておき、この人は僕にとってなんというか・・・もう歌の天使なのです!笑

こんなに自然に歌が歌えたら・・・

つらく悲しい日はマリアの動画を観て歌を聴いて、あぁそれでも人生は美しいと毎回思って僕は眠るのですw

円熟味を増した神聖ともいえる近年のマリアも勿論良いのですが、今回は若き日のマリアの動画を。

フランス人ピエール・バルー(この人もとんでもない人ですが笑)がブラジル放浪時に撮った音楽映画「SARAVAH」から



プライベートな感じで海辺でさらっと歌ってこれですからね~(*^.^*)

しかも最後片手にタバコが見えて、吸いながら歌っとるんか~い!ってww

隣でギター弾いてるパウリーニョ・ダ・ヴィオラは、僕の知り合いでブラジル音楽他いろいろ御教授して下さる物書きの先生曰く、ブラジルではアントニオ・カルロス・ジョビンに並ぶ名コンポーザーとの事。

確かにこのギター、グルーブが並じゃなくこの動画だけでこりゃ凄いアーティストだとわかります!


さらに「SARAVAH」から



美しい声と曲、そして笑顔がなんて素敵なんでしょうね笑



最後に、やはり近年の女王マリア・ベターニャもひとつ上げときます。

ボサノバの名曲「A Felicidade」

もうこれ聴いたら何も言うことはないです笑





さて次回第二回は上の名曲「A Felicidade」作詞をしボサノバの父のひとりである(マリア・ベターニャとも繋がりの深かった)僕の憧れヴィニシウス・ヂ・モライスを紹介します。
クリント・イーストウッド監督、ブロードウェイミュージカルヒット作リメイク、バンドの映画


間違いなくそりゃ観るでしょ!w


って前から思ってたんだけど、

久々に行った映画館で大きな画面、というより大きな音でこの作品「ジャージー・ボーイズ」観れて良かったです。


正直、音楽をやっていながら恥ずかしながら1960年代にビートルズやビーチボーイズとアメリカだけでなく世界的に人気で争ったポップスグループ「ザ・フォー・シーズンズ」のことをこの映画を観るまでは名前しか知らなかったのです(汗)

ってか、大好きなポップソング『君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off You )』ってフォー・シーズンズのボーカル、フランキー・ヴァリと作曲担当ボブ・ゴーディオの作品なのね!w


勝手に何となくビーチボーイズのマニアックで暗い部分を無くした感じ!?って思ってて


いやそれほどそれは違ってはなかったと観た後も思うけどw


でも最近はアメリカの50年代から60年代にかけての歌詞とか単純で底抜けにポップなコーラスグループの音楽を俺は知らず知らず欲していたと思う・・・うん(笑)

おもっきり後付けだけどww


とにかくこの映画観てフォー・シーズンズとフランキー・ヴァリ(+ボブ・ゴーディオ)の音楽にえらく興味を持ちましたわ。



さておき映画自体ですが・・・

おもしろかったですよ(^∇^)

肝心の音楽演奏の部分が良くて役者もいいし。

(ってか超個人的にだけど嬉しかったのが若い頃のジョー・ペシ(ギャング映画の個性派)登場するしww)

130分以上あるのに長くかんじなかったな~。


入りの序盤テンポもいいし(入りテンポ悪い映画は、勿論例外はあるけど観るの疲れるから 笑)

あとこういう成功の光と落ちていく影を描いた作品って、光の部分はのし上がっていく感が楽しくて興奮して良くても、その分影の部分からだんだんつまんなくなることが多いんだけど、この作品は光の部分をさらっとやってむしろ影の部分にドラマの焦点を充ててて・・・それがなんか良くできてるわ~。

それがうまく作用してラストら辺、曲も相まってじわじわ感動するしね。

さすがイーストウッドです!

とにかくいつも安定感があるw


アメリカ国内では書評で新しさや驚きがない的な批判もあるみたいだけど、こういう映画にそれ求めるかね~笑

驚きより美しいハーモニー音楽をうまく演出できてるのが一番だし、こういう派手過ぎない演出もいいけどな俺は。


まぁあまり書くとネタバレになるのでこの辺で(笑)


最後に・・・

名優クリストファー・ウォーケンが御健在!嬉し!!
ウディ・アレンは本当に好きな監督です

作品数が多く全作品観たわけでわないけれど・・

好きなのは

「カイロの紫のバラ」「ハンナとその姉妹」「重罪と軽罪」「地球は女で回ってる」「ギター弾きの恋」

最近だと「人生万歳!」も面白かったけど何といっても「それでも恋するバルセロナ」がすごくよかった


で、観たい観たいと思っていた2011年のヒット作、ようやく観ました

ん~ 冒頭のパリの風景を重ねていくカメラがもうすでにいい

音楽は勿論フレンチジャズ

ストーリーが始まってないのにこれだけで観てよかったと思いますもん(笑)

ウディ・アレンの絵の構図や色やっぱ好きだな~


話は、アメリカ人でパリに憧れる(特に1920年代の)小説家希望の映画脚本家の主人公が旅行でパリに来たのはいいものの結婚をまじかに控えながら現実的な婚約者や金満のその親、インテリぶった彼女の友人たちとすれちがいばかり

そんな中泥酔したある夜を境に時空の奇跡に導かれて毎晩1920年代のパリを旅することになった彼はフィッツジェラルド、ヘミングウェイを皮切りに当時花のパリで活躍した憧れの芸術家たちと親交をもったりその世界のある女性に恋したり悩んだりしながら当惑しながらも自分を再生していく


わかりやすいファンタジー映画なんですけどね

でもワクワク、ニヤニヤしながら観ました

だってヘミングウェイなんて大好きな作家だしフィッツジェラルドにピカソにダリなどかつて一度はハマッた人達がばんばん登場したら

でまた見た目が似てるから(笑)エイドリアン・ブロディ演じるダリとか本当ウケた

途中、1920年代からさらに前の時代(ロートレックらの頃)に迷い込む?あたりは本当に夢見ているような錯覚を覚えて秀逸だったな


まあウディ・アレンらしい軽やかなコミカルさや人生や恋愛のほろ苦さがあって名作では無いにしても楽しめる佳作ですね

というか、でもウディ・アレンだからこそ観ることができた作品なのは間違いないです(^O^)





何年か前に小説家サガンの伝記映画を観ました

その映画、実はワタクシいまいちだったのですがせっかくだから一つは読んどくか~と思い有名な処女作を文庫で買いました

ただ買ったものの世界的作品とはいえ何となく18、19の娘の作品を読む気になれず本棚にしまいこんだままでした

(確かそのとき一緒に買ったヘンリ・ミラーの「北回帰線」を優先したうえハマッてサガン忘れたんだな~多分)


で、数日前に何となく短い小説が読みたくなり、何となく手にとったんですね


で、読むとやっぱ面白いんですね♪

時代が経った今でも世界中の本屋におかれてるんですもんね、この作品は


感受性が強く残忍で、それでいて正直で傷つきやすい聡明な小悪魔っていうのはいつの世も可愛いもんだ~ハハッ


さておき、良かったのは毎分コロコロ変わる心象とそこからくるみずみずしい描写

軽んじた18、19歳の娘の作品というのに実はリアリティーと魅力があんのね、これは

(というか、考えたらわたしゃ偉そうに何かを軽んじれるだけの人間じゃないですけど 笑)

文章読みながら本来表現の異なる映像も同時に観てるような

それは青いフィルターをかけた


(あと「太陽のせい」とか「猛暑のせい」ってもろのフレーズあるけどやはりカミュがその感性に強く影響を与えたんかね~?知らんけど)


で、一番面白いのは主人公の少女の親父の描きかた(作品は第一人称の小説)

母親のいない(若死)二人家族で親父は40過ぎの快楽主義のプレイボーイなんだけど少女はそれを嫌がることもなく、むしろそんな刹那な生活を不安を抱きながらも共に楽しみ、明るくやさしく女性にもてる親父が誰よりも好きで頼りにしている

いつもべったり

本人も語るとおり少女側からは近親相姦の匂いが少しばかし香るほど(それは嫌な不潔な感じでなくね)

親父からすれば自分に似た可愛い子猫のような娘

そんな娘がいざとなったら好きで仲の良い親父を

「あの人は大きな子供」とか「若さが好きで虚栄心の強い自信のない男」とか書くから(笑)

親父に裏切られたと感じ17才の娘(というかもはや女)が残忍性を発揮したらモテモテの中年も自分の娘なのに、その計算のままに動くというね

この辺読んでて、もうドキッとするけど怖いというよりもはや安心してしまうから嫌なもんだ~(笑)


こう書くとそれこそ近親相姦がテーマみたいに思われそうですがそんなんではなく、この話は

一人の人間が追い込まれて自分を優先したときそこには必ず悲しみがあり、ときに忘れたりごまかしながらもその悲しみと共に生きていく他ない、その悲しみがこの先生きてる限り繰り返されるでしょう

17才の夏にそれを知りました「悲しみよ こんにちは」


ワタクシあまり読書家でないのですが十代でこれを書いたサガンがその後どんな作品を世に送り出していったのかちょっと興味沸きました~(^-^)







デヴィット・フィンチャー監督はハリウッドのスター監督だけあってその作品にはエンターテイメントと洗練があるのは当然、プラスそれだけで留まらない彼独特のセンスがあってワタクシ毎作楽しめますね♪

新作がDVDで出てたので借りました

「ドラゴンタトゥーの女」
原作が世界中での大ベストセラーミステリー作品との事

まぁでも脚本のせいなのかな?
そんな大したストーリーではないと思いましたけどね

とはいえ最後まで楽しめました
相変わらす演出がいいから
というかこの監督のどこか暗いセンスが好みなんでしょうね

そしてヒロインがいい!
ライダースジャケットにピアス、反り落とした眉にクマのある瞳とドラゴンタトゥー
(髪型が可愛い♪)

このパンクな女に最初不思議とエロス的なものは少しも感じずある種の宗教性を感じたわけです
そこからまた逆説的にエロティシズムが来るわけですけど
どないやねん(笑)

パンクと宗教?
何故?
共通するのはその純粋性かな?(全ての角度で宗教が純粋かどうかは別次元の話として)
はたまた皮にピアス、タトゥーが十字架に吊るされたキリストと罪と罰を連想させるのかな
いやいやキリスト教に限定された感じじゃないしな~
そもそもこの女性の知的で繊細な瞳があってこそ・・

なんて話に関係ないよく解らない事を考えてると奇しくも物語は徐々に段々と宗教が匂ってくるという展開

あれっ感覚としてあながち的を外してないのかな

とにかくこのドラゴンタトゥーの女にワタクシいつしか恋愛感情の眼で観ているという(笑)

フィンチャー作品はいつも何かしら楽しめるなぁ☆





新しいやつ借りて観ました~

話はまぁたいした話でないのよ本当
アクションだけの映画

で、それでOK!
とにかくアクション凄いってゆうか、もうね(笑)
酒飲みながら観るのに最適♪

野暮だけど敢えて付け加えるならシリーズ通して思うのは対比を演出して融合させた魅力

歴史ある古い街並みや建造物と最新テクノロジー、肉体と頭脳、計算された必然と事故的偶然、西世界と東世界、平和の為の暴力

最後に
トムクルーズってなんだか異常にスポーツカーが似合うよなぁ
というか、スポーツカー以外似合わない(笑)




前から気になっていた映画
数年前話題さらってた

低コストで何て事ない青春映画だが全ての負け犬のための映画で最後泣けるらしい

昨日夜中観た

確かにベタで何て事ないチープ映画だ
でもやたら笑える
確かに負け犬のための映画だ

そして最後不覚にも号泣した

今日続編を借りにいったm(__)m