イギリス|MAGIC ROCK BREWEY ③マジックロック醸造所
いまだ3日目のヨーロッパ研修記です。
久々の研修記アップとなります。
(前回までの様子はこちら→→→
カスクエールを求めて
マジックロック醸造所訪問記へ①
醸造所の中の様子はこちら
マジックロック醸造所訪問記②
醸造所内の見学が終わり、
再びタップルームヘ戻ります。
ここでオーナーのリチャードとゆっくり話をすることができました。
『全部飲まなくても良いからね』とテイスティングセットを用意してくれました。
(ただしこの時点でけっこう飲んでます笑)
グラスに書いた番号のビールがはいっています。
ちなみに8の
"Ginspired"
Gin Tonic IPA
ジントニックにインスパイアされたビール。
もちろん、GinもTonicも入っていませんがライム、レモン、コリアンダー、ジュニパーなどでジントニックの味わいを上手に作り出していました。
ちなみにRichardの最近のお気に入りは
9の"Common Grounds"
Triple Coffee Porter
コーヒーポーターでスムーズさがリチャードのおすすめポイント。
Richardはもともと家族経営の
石やジュエリーを扱うお店のグラフィックデザインをやっていたそう。
最初の醸造所はジュエリーショップのすぐ脇にあったようで
"マジックロック"の名前の由来はファミリービジネスから来ています。
特に印象的だったのはお客様が本当に幅広いこと。
例えば、北欧ではクラフトビールのお店は若者でいっぱいです。
一方、ベルギーやドイツの田舎町では年配の(特に男性)かたが大半です。
その事をリチャードに伝えると嬉しそうに、
『そうだね!ここには男性、女性、若者もオールドな人もいる。子供も犬まで。
皆んなが集まっている、そのことが僕はすごくハッピーだよ。』と。
【新しい体験が出来る場所】でもある、と。
それはずっとカスクエールを飲んできた
イギリスの北で【マジックロック醸造所】と言う新しいブリュワリーが生まれたことで
地元の人々は"Hoppyホッピー"なビールを飲むようになった、と。
町に醸造所があることを地元の人たちも喜んでくれているよ、と。
『ビールを造るときに大切にしていることは何ですか?』と率直に聞いてみました。
リチャードは"バランス"、"飲み易さ"と言っていました。
とても印象的だったのは
【僕はお客様が同じビールをお代わりしてくれることがすごく大切だと思ってる】との言葉。
これはすごくイギリス人的考え方だと思うし、僕も全く同じ意見です。
ビールが本当に好きで、
文化として根付いているからなんだろうな、と思いました。
マジックロック醸造所についてはまだまだ書きたいことが沢山ありますが、
一生終わらなそうなので今回までとします(笑)
ただ、イギリスにこれから行く方にはぜひ行ってもらいたい醸造所です。
本当に美味しい【カスクエール】がここにはあります。
感動的な美味しさ。
ビールに全くストレスがかかっていない。
ここでしか出会えない味です。
そして醸造所のタップルームで
カスクエールを楽しんでいたちょっと
年配の方が帰りには6パックのホップの効いたビールを買って帰っていました。
【伝統と最先端】が交差している光景でした。
マジックロック醸造所の話が尽きないので
続きはピガールのカウンターで。。。
(ヨーロッパ研修記をアップしているだけでピガールは通常営業しております。)
Pigalle Tokyo