「最高の離婚」第3話~もう一つの夫婦の秘密と真実 | 日々のダダ漏れ

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「最高の離婚」

第3話
もう一つの夫婦の秘密と真実




人生で一番大事なことって割り切るってことだと思
うの。男って不思議だよ。なんで昔つきあってた女
が今でも自分のこと好きだって思い込んでんのか
なあ。近所にね、昔つきあってた男が住んでたの。
こっちは知り合いみたいな感覚じゃん。結婚してた
し、幸せそうでよかったねって。したらなんか家とか
訪ねてきて、旦那の悪口とか言い出して、離婚した
んだとか、君とはいい思い出だとか、え、何これ何
これ怖いと思って。「隣人がサイコパスで」っていう
映画とかあるじゃん。麻美さん、もし今私、殺された
ら、あの「濱崎光生」って男が絶対犯人だから。

**********

亜以子(八千草薫)と結夏(尾野真千子)と
灯里(真木よう子)。


亜以子) でも、旦那さんがモテると心配でしょう?
結夏) そんなにモテるんですか?
亜以子) 諒君てね、楽なのよ。めんどくさくないの。
結夏) ああ、大事。男の価値って、メンドクサイか、
    メンドクサクないかで決まると思うんです。
亜以子) 男はそこがわかってないの。
     こだわりがどうとか・・・。
結夏) 男のこだわり・・・最悪。


**********

何故か集まることになった結夏(尾野真千子)、灯里
(真木よう子)、光生(瑛太)、諒(綾野剛)の4人。


諒) 昔、すごく怒ったことがあるって言ってたよね?
灯里) えっ?
諒) ほら。前に酔ったときに話してたよ。昔付き合っ
  た男で最低な男がいたって。
死ねばいいのにって
  思ったって。ほら。あの・・・何だっけ?
灯里) そんな話してないよ。
諒) あっ。大学の頃の彼氏がって。

諒と灯里は帰ろうとするが・・・

光生) その人何したんですか? 何したんですか? 
    教えてください。何したんですか? 紺野さん。
灯里) あの、無視していいですからね。


自分の生い立ちを話し出す灯里。



灯里) 自分の夢とかは恥ずかしくて言えなくて、隠して
    たんだけど、
何か月かたった頃、思い切って打ち
    明けてみようって思って。
CDリピートにしてかけ
    ておいたんです。
私の夢っていうか、お父さんの
    こととか、そういうの全部
話してみようって思って。
    で、その人、部屋に帰ってきて、
れてるYUKI
    ちゃんの曲聴いて言ったんです。
    
「何? この くだらない歌」
    
「安っぽい 花柄の便座カバーみたいな音楽だ」
    って。
私、何にも言い返さないで、コンビニ 行っ
    てくるって言って外に出ました。
で、ホントにコン
    ビニ行って、立ち読みして、帰り道思ったんです。
    もう夢とか見るのやめよう。私はYUKIちゃんには
    なれない。凄く
平凡で退屈な人間なんだ。大きな
    憧れとか、そういうの
持っちゃいけないんだって。
    部屋に帰ったら、その人テレビで映画見てて。
    『ジョーズ』っていう映画で。
    笑いながら言いました。
    「サメに食われて死ぬのだけはやだよね」って。
    次の日私なんにも言わないで引っ越しました。
結夏) 
最低だね。
灯里) 
違うの。別に、誰かが悪いとかじゃないの。ただ、
    誰かにとって、生きる力みたいになってるものが、
    誰かにとっては、便座カバーみたいなものかもし
    れない。
結夏) 
みんな他人だから。
灯里) 
はい。
別の場所で生まれて、別の道を歩いて、
    育った、他人だから。

**********

灯里の家に石を投げ込んだ千尋(小野ゆり子)と光生。


千尋) メンドクサイんで、結論から話していいですか?
    諒さんの奥さん略奪する気あるんですか? 
    あの人って、諒さんと私の事気づいてるでしょう?
    なのに全然平気な顔して。
光生) それは・・・
千尋) 諒さんを自分のものだと思ってるからなんだよ
    ねえ。でも諒さんはあの人のものじゃないって
    いうか、別に誰のものでもないし。
光生) それは人は人のものじゃないけど。
千尋) っていうか諒さん、
    あの人との婚姻届出してないから。



千尋) 垂れてますよ。取りあえず不倫じゃないんで。
    
濱崎さん的にもあの人を自由に好きになって
    いいんです。

**********




光生) 大縄跳びみたいな。ぐるぐる回ってる。
    みんなはその中で跳んでて、入れって言う。
    入ってみると、縄が僕の足に引っ掛かって、
    止まってしまうんです。
    何をどうしたらいいのかわからない。



光生) 何を、どう、どう言えばいいのかわからない。
    ちゃんとできないんです。
    いろんなことが、ちゃんとできないんです。



**********

諒と浮気相手・明希(游井亮子)。

明希) 男って、浮気する時罪の意識感じるんだって
    ね。女は罪の意識なんか感じないなあ。むしろ、
    爽快感だし。



諒) テトリスってあるでしょ?
明希) うん。
諒) あれになんか似てる。
  ほら、ゲームってたいてい宇宙船撃ったり
  ゾンビ倒したりするんだよ。
  でも、テトリスは・・・なんかよくわからないんだ。
  次から次へただブロックが降ってくるのをなん
  合わせて。合わせたら消える。
  なんか・・・今のこの感じに似てるんだ。
  何をしてるのかわからない。
  目的もない。終わりもない。
  ただ・・・なんか追い立てられるみたいに。
  急き立てられるみたいに・・・続いてくんだ。




灯里が大好きだった、光生に聴かせた曲 ↓
●「CLASSIC(歌詞付き)」 JUDY AND MARY


サウナでの灯里のセリフに、大きく頷いた女性は多い
んじゃないでしょうか。本当に、どうして男っていうのは
(もちろん、みんながというわけではなく、そういう人の
割合が多いという意味です)、昔つきあった、いえ、昔
自分を好きだった女は、いつまでもずっと自分のこと
を好きでいると思うのでしょうか・・・女性にとっては永
遠の謎というか、凄く迷惑というか、実際、そういう話を
聞くことが多いのです。忘れた頃に、何もなかったよう
に連絡をしてくるとか。男性のほうが夢見がちなの?

そしてやっぱり、わかってない光生。死ねばいいのに
って言われた時点で、自分では理由がわからなくても、
そこまで嫌われていると理解して引き下がればいいも
のを、それがわからない、できないから、墓穴を掘るこ
とになってしまう。言わないつもりでいたことまで、相手
に言わせてしまう。女は、心底相手が嫌いになっても、
相手のためというよりは、自分のために、酷いことを言
ってしまう自分になりたくなくて、できるだけ我慢する。
引いてくれれば、ちゃんと割り切ってくれれば、必要以
上に傷つけたいとは思わないものなのに。でも、とこと
ん言われないと、自分では気づけない人もいるし。わ
ざわざ理由を言ってくれる人は、ある意味優しいかも。

さすが年の功というか、亜以子さんが言ったように、男
の人がわかっていないのは、女は、メンドクサイことが
嫌いだということ。男の「こだわり」なんて、どうでもいい
ということ。まあ、メンドクサイ女もやっぱり嫌だと思うけ
ど。あちこちで、「メンドクサイ」と思われてしまう光生。
けれども、彼もまた、自分のメンドクサさを持て余して
いたんですね。上手く縄を飛べない自分。本当は上手
に飛びたいけれども、何かを間違えていて、それが何
なのか自分ではわからなくて、精一杯自分ができる方
法で、縄を飛ぼうとはしていたんですね、光生なりに。

そして、もう一人、実はやっぱり何かトラウマを抱えて
いそうなモテ男・諒。テトリスをずっと続けていくのは、
かなりシンドイと思うよ。どんなに精力抜群の男でも、
テトリスのように女が降ってきたら・・・大変そうだ・・・、
って話じゃないですねw 妻の座にいると思うことで、
折り合いをつけてきた灯里は、諒の秘密というか嘘に
気づいたときどうするのか。笑いたいけど笑えない、
なんともビターな、シリアスコメディー・・・なのか?w


今回のエンディングでは、男同志の絡みはなし。
でも、女同志の絡みもなかなか妖艶で素敵♪



●「最高の離婚」HP

「最高の離婚」関連ブログ↓
第1話「つらい。結婚って、長い長い拷問ですよ」
第2話「あなたなんて死ねばいいのに」
第3話「もう一つの夫婦の秘密と真実」
第4話「あなたが好きなのは自分だけ」
第5話「出来るもんなら浮気したい!」
第6話「男が子供だから女は鬼嫁か泣く嫁になるしかない!」
第7話「お別れは自分で決めたこと」
第8話「いいじゃない、一回寝てみよ」
第9話「今度は最高の結婚をしてね!」
第10話「あなたがその子の父親になればいいんじゃない?」
第11話「結婚って、拷問だと思ってましたが、違いました」

最高の離婚 Special 2014 【前半】
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