八重の桜 第37回 「過激な転校生」 | 日々のダダ漏れ

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大河ドラマ 八重の桜

第37回 過激な転校生

結婚した八重(綾瀬はるか)と襄(オダギリジョー)は、
新居ができるまで山本家で暮らす事に。襄は早速、
八重との寝室にベッドを取り寄せる。生まれて初め
て見るベッドをいぶかしむ八重だったが、襄に勧め
られるがまま横たわる。翌朝、熟睡から目覚めた
重は寝心地の良さに感動。ベッドについて「良い
のは良い」と納得する。そんななか、同志社英学
に熊本からの転校生が入学してくる。彼らは地
元で
激しい迫害にあっていたキリスト教信者で、襄
や八
重には一向に心を開こうとせず校内では問題
行動
繰り返していた。

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襄) 言ったでしょ。私は洗い物も、裁縫もします。
八重) んだけんじょ、夫婦になったのに。
襄) いや、夫婦の間に差はありません。
   私と八重さんは、平等であり、対等です。
   今朝は時間があったので。
   それより、旦那様はやめてください。
八重) 襄様、に致しますか?
襄) 襄と呼んでください。
八重) 襄。
襄) はい。グッドモーニング、八重さん。

日々のダダ漏れ-八重の桜 「過激な転校生」

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八重) ハッ・・・フフッ。

日々のダダ漏れ-八重の桜 「過激な転校生」

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日々のダダ漏れ-八重の桜 「過激な転校生」

襄) 八重さん。
八重) はい。
襄) 私は、あなたが・・・怖い妻でよかった。
八重) は?
襄) 夫の私を平気で怒る。
日本に、こんな女性が
  いるとは思いませんでした。
私は、私の後ろで
  はなく、隣を、共に歩く妻が欲しかった
んです。
  時に、夫を導き、前を歩く妻が。
八重) 前を歩く妻・・・。
襄) 
夫だって、時には迷い、間違いもします。
  だから、私が間違っている時は、遠慮なく怒っ
  てください。
八重) はい。

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襄) よく眠れたようですね。
八重) はい。とても。
    高えのはちっとおっかねえげんじょ。
襄) 何でも、経験してみるものです。
  良いものは、良い。
八重) 良いものは、良い。
襄) はい。


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日々のダダ漏れ-八重の桜 「過激な転校生」

八重) やりてえ事とは何だし?
    みんなに言ってやればいいべ。
市原) 猪一郎、顔が赤うなっとる。

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徳富) 鵺んごたる女子には言えん。
八重) 鵺?
徳富) そん恰好・・・。お前は鵺たい!

※鵺(ぬえ)・・・頭や体が全て違う動物という妖怪

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八重) ならぬことはならぬのです。
    ならぬことはならぬ。
    子供の頃、会津でそう教わってきました。
    んだけんじょ、それをそのままひっくり返して
    みる事にしました。良いものは良い。西洋の
    考えも聖書も、生意気な生徒たちも、全部は
    わがんねえし、受け入れられねえ。
    んだげんじょ、良いと思うところは、誰が何て
    言おうと、受け入れてみる事にしました。私の
    事を鵺だと言ったあの猪一郎さんが、新聞記
    者になりたくて、この学校に来たと、話してく
    れました。教師は、そんな生徒たちに、何か
    一つでも、良いものを伝えられればいいので
    はないですか?


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襄) 私が目指す学校は、学問を教えるだけではな
  く、心を育てる学校です。私は、日本のために奉
  仕する
事のできる、国を愛する人間を育てたくて、
  この学校を
作りました。国とは、国家の事ではあ
  りません。
国とは、people、人々の事です。国を
  愛する心とは、自分を愛するように、目の前にい
  る
他者を愛する事だと、私は信じています。
  自分自身を愛するように、汝の隣人を愛せよと。
  型どおりでなくてもいい。歩みが遅くても、いい。
  気骨ある者も、大いに結構。良いものは良い。
  しかし、己のために、他者を排除する
者は、私は
  断固として許さない。
我が同志社は、いかなる生
  徒も、決してやめさせません。
それには、あなた
  たちも含まれてます。
その信念がある限り、私が
  辞める事もありません。
どうか、互いを裁く事なく、
  共に学んでいきましょう。
金森) ここまでん事をして、そういうわけにはいか
    んとです。我々は、やめさせて頂きます。
八重) 一緒に、作っていきませんか?
    ここは、あなたたちの学校です。教師任せに
    しないで、自分たちで変えていけばいい。
    どうか、力を貸してくなんしょ。
市原) おなごがそぎゃんこつば・・・

日々のダダ漏れ-八重の桜 「過激な転校生」

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日々のダダ漏れ-八重の桜 「過激な転校生」

徳富) 俺は、恰好つけんと、生徒んために涙流せる
    先生ば、男らしかって思った。温(ぬっ)か・・・。

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あの時代では、なかなか外人さんには近づけないと
いうか、馴染めないだろうから、日本人の襄と八重が
西洋の暮らしぶりをして見せることが、西洋を理解さ
せる近道だったんだろうなあって。襄のおはようのキ
スに、照れるより、驚いて笑ってしまう八重が可愛い。

それにしても、熊本バンドの連中の憎たらしさといっ
たら! 頭はいいんだろうけど、違う意味で頭悪っ!
彼らの発言は、聖書を全く理解してないじゃん!っ
て、それほど聖書に詳しくない私でも、すぐわかる。
ムカつく~~!と憤慨してしまったので、演技的に
は成功だったのかも。おかげで襄の涙も際立つし。

本物の八重さんの鵺姿も知っているけれど、綾瀬
はるかの八重の帽子が、凄く似合っていて素敵!
今見ても、オシャレだなあって思う。西洋を自分な
りに取り入れていてカッコいい。帽子も靴も、八重
にとっては、「良いものは良い」、だったのでしょう。
ベッドの上で、子供のように跳ねる八重も可愛い。
「ならぬことはならぬ」から、「良いものは良い」へ。
柔軟に時代を生きていく八重を、見習わくちゃ~♪


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