「マッサン」第132回~臆病者と呼ばれても・・・生きて帰ってこい!の巻 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「マッサン」 第132回
第22週 「親思う心にまさる親心
臆病者と呼ばれても・・・生きて帰ってこい!の巻


一馬) 親父。これ。
(熊虎に遺書を手渡す一馬)
一馬) 明日…俺が行ってから読んでくれ。
    おやすみなさい。


**********

(一馬の遺書を読む熊虎)

お父さん、三十一年間、ありがとうございました。
お世話になりました。出征が決まってこのかた、何
故か、お父さんがニシン鰯をしていらした頃の事が、
しきりに思い出されます。うちには、春になると、大
勢の漁師さん達が集まり、毎日が、お祭りのようで
したね。あの頃の私は、漁師達の乱暴な態度や言
葉遣ひに、慣れる事が出来ず、お父さんにさえ、素
直に話しかける事が出来ませんでした。しかし心の
内では、いつも大きな声で、師達を指図しておられ
たお父さんを尊敬しておりました。お姉さんも、若い
うちからもう、ひとかどの女将さんのようで、酒癖の
悪い漁師を、怒鳴りつけていましたね。今、思い返
しますと、私はそうやって、お父さんとお姉さんに、
ずっと守られ、育てられてきたのに、物心付いて以
来、いつもお二人に逆らい、亡きお母さんの生き方
さえ、否定しておりました事を、深く恥じております。
生意気な事ばかり言って、申し訳ありませんでした。
今更遅きに失しますが、これだけは、最後に申し上
げます。私は、あなたの息子に生まれることができ
て、本当によかったと思っています。もし、生きて帰
ってくることができましたなら、お母さんの思い出を
教えて下さい。お父さんの幼い頃のこと、北海道に
来て、ニシン漁を始められるまでのこと。お母さん
との出会い。私がこれまで知らなかった話を、お聞
かせ下さい。そしていつか是非、会津の地に、連れ
ていって下さい。お父さんが、生まれた町をどうし
ても見てみたく存じます。申したきことは尽きませ
んが、切りがありません。これにて、筆をおきます。
どうか、お姉さんともども、お元気で、お過ごし下さ
い。皇国の必勝を信じつつ。一馬」。

**********

出征の朝

熊虎) 始めっつぉ。
一馬) はい。

(バリカンで一馬の髪を刈る熊虎)

**********

エリー) エマ、大丈夫?
エマ) 覚悟はできてます。


**********

熊虎) おらたちは、駅までは行かねえ。
    ここで、見送っからな。
一馬) はい。
熊虎) 進たちに、ちゃんと挨拶していけ。
一馬) はい。
ハナ) お父ちゃん?
    お父ちゃん、時間ないんだよ。
熊虎) 会津に行くぞ。
    俺の生まれた町、見せてやるから。
    生きて帰ってこい。生きて帰ってこい。
    鉄砲の弾が飛んでくるような所行ったら、
    逃げ回ってもいい。隠れてもいい。
    臆病者と呼ばれても、
    卑怯者と呼ばれてもいいから…
    生きて帰ってこい! 分かったな?


**********

一馬) じゃあ…行ってきます。
エリー) 一馬。元気でね。
一馬) はい。
政春) 一馬。この種は…預かっとくけん。
一馬) よろしくお願いします。
エマ) この中に、日本語の歌詞の、
    「オールド・ラング・ザイン」が入ってるの。

(お守りを一馬に渡すエマ)
一馬) ありがとう。
エマ) 待ってる。
一馬) 帰ってきたら言いたい事がある。
エマ) うん。

(エマと握手する一馬)
一馬) 元気でね。
エマ) はい。
俊夫) 何じゃ! 言いたい事、今言うていけ。
ハナ) 俊夫さん、何言ってんの。
俊夫) あえて言うとるんじゃ、あえて。
    のう? 一馬。
一馬) 工場長…。
俊夫) ハハハハッ…。
早く行け。遅れっぞ。
一馬) はい。

(カバンを一馬に渡すハナ)
ハナ) はい。
一馬) じゃ、皆さん。行ってまいります!
熊虎) 行ってらっしゃい!
ハナ) 行ってらっしゃい!
俊夫)  行ってらっしゃい!
エマ) 行ってらっしゃい!
政春) 行ってらっしゃい!
熊虎) 待て!

(一馬を抱きしめる熊虎)
熊虎) よし! 行け!
一馬) はい!
エマ) 行ってらっしゃい!
エリー) エマ!
エマ) 行ってらっしゃい! 行ってらっしゃい!


**********

いまさらですが…マッサンを楽しく観ていらっしゃる
方は、この先は辛口ですのでスルーして下さいね!

永遠のゼロ…ならぬ、イチ…一…一馬の巻? 臆病
者と呼ばれても~卑怯者と呼ばれても~って、どこ
かで聞いたようなセリフが聞こえてきて、寒い、寒い。

遺書もね、分かるよ、分かるけど…長い!長すぎる。
…っていうかもう、すべてが長すぎた。100歩譲って、
主人公なら分かる。主人公の家族なら、まだ許せる。
一馬の出征に、1週間ってのはないでしょう~。せい
ぜい2日。おかげでもう、飽きちゃって飽きちゃって。
本来なら出てきたはずの涙も乾いてしまって…てか、
どこで泣いていいかもわからないという…。この手の
場面でここまでひどい脚本・演出は観たことがない。
これがもともと熊虎家のお話だったなら、アリだけど。

この期に及んで、お守りにまで「オールド・ラング・ザ
イン」って…吐きそうなぐらいお腹がいっぱいなんで
すけど~。押し付けが過ぎて、気持ちが悪いよ。どう
して素直に日本人らしく一馬を思いやれないのか…。
脚本家のしつこさが、ホント気持ち悪くて仕方がない。
もうね、最後は「一馬、早く行きなよ!」って、視聴者
に思わせてしまうグダグダの演出って、どうなのよ?

誰よりも日本人になろうとしたスコットランド人の女性
のはずが、日本人になる気ナッシングな女性にしか
見えないっていう…。英語の歌を強要し、娘が好きな
男をこれみよがしにハグする母親。エリーは、日本人
になりたいなんて微塵も思ってないよねw 20年以上
日本にいても、日本語は上手くならないし、何かとい
うと英語が出ちゃうんだもんね~アハハハハ…ふぅ。

残り3週間。
まだまだ苦行は続くようです…(ため息)


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