「マッサン」第135回~ようやく終戦。エリーはもう・・・自由じゃ!の巻 | 日々のダダ漏れ

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「マッサン」 第135回
第23週 「待てば海路の日和あり
ようやく終戦。エリーはもう・・・自由じゃ!の巻


(回想)
一馬) いつか…世界に誇れる、メイド・イン・
    ジャパンのウイスキーを、造って下さい!
    俺の夢は…社長に託します。


(ドアが開く音)
エリー) マッサン。一馬帰ってきたよ。
政春) ほうか。


**********

政春) 熊さん。ハナちゃん。お帰りなさい。
熊虎) 開けて見ろ。
政春) え?
熊虎) いいから、開けてみろ!
ハナ) 紙切れ一枚だ。
エマ) (泣)
熊虎) もう泣くな!
    泣いたって、一馬は帰ってこねえ。
ハナ) はい。
エリー) 熊さん…一馬、帰ってきた。みんなで、
     お帰りなさいの会を、開いてあげよう。
政春) うん…。
俊夫) ほうじゃのう。
エリー) そう。
俊夫) 一馬と一緒に仕込んだウイスキーで乾杯!
    いや…献杯じゃ。のう? お父さん。
熊虎) 何だ、いきなりお父さんって。
    ハハハハハッ…。
ハナ) エリーさんの言うとおりだ。壮行会やったんだ
    から、みんなで、ご苦労さまの会開いてやっぺ。
熊虎) んだな! うん。
エリー) じゃあ、早速、準備するね。


**********

政春) エリー、ウイスキーついでもええか?
エリー) 待って。ここにもう一つ。
ハナ) はい。
エリー) 一馬の好きだったじゃがいも餅、
     ハナとエマが作った。
ハナ) 一馬が小さい頃、
    初めて食べた時、すごく気に入って。
    それから一月以上毎日せがんで…。
熊虎) そんな事もあったな。
エリー) 一馬、たくさん食べて。
政春) へじゃ…一馬からじゃ。

(ウイスキーをグラスにつぐ政春)
熊虎) 一馬に代わって、礼を言う。
    みんな、どうもありがとう。
    今夜で、一区切りだ。
    明日から、みんな、一馬の分も笑って、
    一馬の分まで、力いっぱい生きてやっぺ。
    なっ? ハナ。
ハナ) はい。
熊虎) エマも、分かったな?
エマ) はい。
政春) みんな、聞いてくれ。こりゃ…一馬が残した、
    麦の種じゃ。この種を育てて、わしゃウイスキ
    ーを仕込もう思う。
俊夫) そりゃ…そりゃよがんす。
ハナ) マッサン…ありがとう。
熊虎) んだらマッサン、音頭とってくれや。
政春) はい。一馬…お帰り。
ハナ) お帰り。
俊夫) お帰り。
熊虎) お帰り。
エマ) お帰りなさい。
エリー) お帰り。
政春) 献杯!
一同) 献杯!
政春) さあ、食べよう!
ハナ) うん。
俊夫) ほうじゃほうじゃ。
ハナ) 温かいうちに。
政春) 頂きます。
俊夫) あ~ええ匂いじゃ。
政春) ああ、うまそうじゃのう!


ラジオ) 「今朝、8時20分、
     B29数機が広島市に侵入。
     爆弾と焼夷弾による攻撃が行われた。
     損害は、目下調査中である」。


広島を襲った、
この新型爆弾による攻撃が、
世界を震撼させる、
大惨事だという事を、
まだ誰も知りません。


**********

電・政春) 広島の、竹原お願いします。
      そうですか…分かりました。

エマ) まだつながらないの?
政春) ああ。電報打ってくるわ。
エリー) 気をつけてね。
政春) ああ。
エリー) きっと大丈夫…大丈夫。


**********

エリー) 何してるの?
     大丈夫…大丈夫。
男の子) 何でアメリカがここにいる!
     父ちゃん殺したアメリカが、
     何でここにいるんだ! ああ~!


**********

そして、
マッサンが打った電報の返信は
来ないまま、8月9日。

広島に続き、長崎にも、
新型爆弾が投下され…
日本は、終戦の日を迎えました。


1945年(昭和20年) 8月15日

玉音放送) 「厚生に至りては朕(ちん)の深く軫念
      (しんねん)する所なり。惟(おも)うに今後
      帝国の受くべき苦難は固(もと)より尋常
      にあらず。爾(なんじ)臣民の衷(ちゅう)情
      も朕善(よ)く之を知る。然れども朕は時運
      の趨(おもむ)く所、堪えがたきを堪え、忍
      び難きを忍び、以て万世の為に太平を開
      かぬと欲す。朕は……」


**********

エリー) マッサン。
政春) 日本は負けた。
    戦争はもう…もう終わったんじゃ。
    エリーはもう…自由じゃ。
    どこに行ってもええ。
    大きい声で、英語でしゃべってもええ。
    英語で歌うてもええんじゃ。
エリー) 私…外に出てもいい?
政春) うん。
エリー) 英語で、しゃべっても?
政春) ほうじゃ。
エリー) 本当?
政春) うん。

(倒れるエリー)
政春) おい…おい、エリー! エリー!

**********

エマ) ねえ、お父さん。
政春) ん?
エマ) 日本は負けたんでしょう? 一体どうなるの?
    何でもっと早く戦争やめられなかったの?
    そうすれば…一馬さんは…
    一馬さんは死なずにすんだ。お母さんも…
    こんな苦しい目に遭わずにすんだ。


エリーはそのまま、
丸一日眠り続けました。


**********

一馬の骨箱には、石が入ってるのではないかと思っ
ていたのだけれど、紙切れでしたね。石でも入れて
おいてくれたほうが、まだ怒りをぶつけようがある気
もします。エリーがお帰りなさいの会を開こうと言い
出して、よもや英一郎の時のようなバカ騒ぎの歌を
歌いだしたりはしないかと、ドキドキしてしまった…。

子供のエピソードは唐突だけれど、唐突なのはいつ
もの事だからいいとして、親を殺された子供の気持
ちを考えれば、実際に外国人を前にした驚きと怒り
は理解できる。とはいえ、あまりにも流れを無視した
唐突なエピソードに、いつも通り感情移入できず…。
エリーは自由になった、大きい声で英語をしゃべっ
てもいい、英語の歌を歌ってもいいと言われても…。
英語しゃべってたじゃん・・・(まあ、大声は出せなか
ったって言いたいんだろうけど。日本人になろうとし
ていた人じゃなかったの?)。英語の歌を大きな声
で歌ったじゃん。わざわざ一馬の壮行会でこれみよ
がしに…って、ツッコまずにいられないでしょうが~。
つまらない恋バナよりも、エリーの苦悩を描いてくれ
ていれば、それなりによかったね~と思えたのに…。
想像の翼が足りないので、脳内補完しきれませんw

ところで、ドラマの不評の声は、ちゃんと脚本家さん
に届いているようで…『脚本がつまらなくしている』、
『脚本が何も分かっていない』、との声を、「バッシン
グ」と受け取っているようですが…それ、バッシング
じゃなくて、素直な感想ですから! まあ、「能なし」
と言われたら、さすがにそれは「バッシング」かもし
れないけれど、つまらないってのは、素直な声だと
思うんだけどな。本人はあれでよく出来た脚本だと
思っているのかと、ビックリしてしまうのは私だけ?
ちなみにその記事はこちら↓
「甘辛テレビ」

そうそう。「ごちそうさん」では毒を吐いていた自覚が
ありますが、「マッサン」に関しては、ただの感想しか
書いていないと自分では思ってます。毒を吐くならこ
んなもんじゃ…(自粛)。役者さんへの愛もまだあるし。
ただ、今期「デート」で脚本の力を見せつけられてい
るのもあって、どうしたって比べちゃうっていうかね…。
面白くないものを面白いと嘘はつけないです、ホント。


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