孤独のグルメスペシャル!
真夏の東北・宮城出張編(後半)
三陸女川町の海鮮五色丼
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あれが女川駅か。
時間だ。
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ここか。
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五郎) イベントスペースとして
すごくいい場所ですね。
牧原) ありがとうございます。出来てまだ、
7ヵ月ほどしか経ってませんが、みん
なが気軽に集い、語り合う場をつくる
というコンセプトの商店街なんです。
五郎) なるほど。
牧原) やらなきゃ何も始まらない。
思いついたらすぐ行動。
何でもやってやっちゃ!
という精神です。
井之頭さん、改めまして、
よろしくお願いします。
五郎) はい。精一杯やらせて頂きます。
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サンプルは好評だったし。ほっとした。
あれ…安心したとたん、
猛烈に、腹が、減った!
よし。ここで食べちまおう。
ほやきそばの店もあったし、
他にも食べるところが…あっ。
牧原) 井之頭さん、何か?
五郎) あっ、いや…。
まさか、腹が減りましたので、
なんて言える雰囲気じゃ、ないよね。
五郎) 失礼します!
別んとこで店を探そう。
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さぁ、頼んだぞ、軽トラ号。
あっ、ありゃ~またエンスト。
焦るんじゃない。
俺は腹が減っているだけなんだ。
走り出したはいいものの、
こっちに店はあるのか?
ありゃ?
何か山道っぽくなってきちゃったぞ。
ドツボにはまってないか?
あっ、お~! よっしゃ!
「活魚 ニューこのり」
●「活魚 ニューこのり」(食べログHP)
まさか、こんなところで
海鮮飯に出会えるとは…。
軽トラ号、グッジョブ!
わくわくしてきたぞ。
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おお、盛況だな。
どれどれ?
殻うに丼。いきなりきますね~。
特選海鮮丼、極上海鮮丼、
極上のほうが、特選より1,000円も高い。
う~ん、あれも気になるよな。
迷わせるな~。
ツブ刺しに、殻うに。
この店で麺類という選択肢は…。
店員) は~い、ラーメン。
えっ? 海鮮丼は特別。
毎日食いなら、ラーメンってことか。
なるほど…って感心してる場合じゃない。
やはり、海鮮だろう、ここは。
だが組み合わせのセレクトが難しすぎる。
うには絶対入れたいが、他のネタも食べたい。
ということはこの2択か。
五郎) この特選海鮮丼と、海鮮五色丼って
いうの、どう違うんですか?
店員) どんぶりの大きさは同じなんだけどね、
特選の方が、ネタの種類が多いんです。
だからいろいろ食べたいんだったら、特
選。ネタ一つ一つ多く食べたいんだっら、
五色丼がいいですよ。
五郎) じゃあ、五色丼をお願いします。
店員) はい。
おっ、太マジック。
五郎) あとすみません。これメニューに載って
ないんですけれども、穴子丼の天ぷらだ
けってできますか?
店員) 大丈夫ですよ。
五郎) じゃあお願いします。
店員) 海鮮五色丼と、穴子の天ぷらですね。
五郎) はい。
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お~! 殻うに丼、迫力満点。
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きた!
「海鮮五色丼」
丼にひしめく 海の幸
三陸ドド~ンと召し上がれ
まさに、オールスター。
すばらしい海鮮まんだら。
ん? うに、イクラ…ん?
何だ? 6色以上あるぞ。
フッ。なんて幸せな計算ミス。
五郎) いただきます。
さて、どう崩す?
うんうん。いいカニ! いい!
これは新鮮だ。
迷わず直感に従って進もう。
あ~寿司もいいけど、
中トロとご飯もたまらん。
この帆立、グラマラスじゃないか。
うん! カニ、中トロからの帆立!
正解! うまいよ。いい流れだ。
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「あら汁」
ひとくち飲めば しみじみと
心に沁みる 女川の滋味
あら汁なのがうれしい。
港町、女川の食堂だなあ。
おぉ。
いいダシ出てるじゃないの。
野菜も嬉しい。
あ~まごころって言葉は、
こういうあら汁のために
あるんじゃないだろうか。
よし。ノッてきたぞ。
満を持しての、ウニだ。
おぉ! きたきたきた!
磯が攻めてきた。
蒼く透明な三陸の海が見えたぞ。
次はこいつだ。
あ~っ!
こっちも負けぞ劣らずおいしいや。
これならどうだ?
おぉ~!
この複雑に入り組んだ味、
たまりませんな~。
舌の上がリアス式海岸になりそうだ。
いかん…
つい、うにばかりいってしまった。
バランスを立て直さないと、
丼ぶりが傾いてしまう。
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「活穴子天ぷら」
まるごと一本揚げちゃいました
サクッと フワッと味わう幸せ
もったいぶることなく、
食べたいだけ穴子を食べられる贅沢を、
今俺は手に入れた。
おっ、熱っ! ホワホワ。
アツかけるホワ、イコール、特上穴天。
こんなに充実感のある穴子天ぷら、
かつて食べたことがあったろうか?
いや、ない。
確かに力がみなぎるようだ。
ほぉ~。
海に山を挟む。
う~ん、おいしい。
浮いてない、海鮮になじんでる。
ここで、お待たせしましたの、
エビちゃん!
オ~ホッホ~。
うん、うまい!
刺身と穴子天って、
最強タッグチームだな。
誰が組ませたんだ?
俺だ!
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「殻うに」
殻ウニや 嗚呼 殻ウニや 殻ウニや
ふぅ~替えうに完了。
これぞ大人食い。
よしっ!
いろんな海の幸が、
ご飯の上でなごやかに集う海鮮丼は、
この店の景色そのものだ。
俺は今、この店の海鮮の一部になって、
この店のたくましさをいただいている。
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海鮮五色丼からの穴子丼。フッ。
お~このタレうまい。
米と穴子を、がっちり結んでる。
地のものを食べられる喜び。
そのかけがえのない美味しさが、
俺の心と体に、みなぎっている。
五郎) ごちそうさまでした。
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食った食った。
我が胃袋も、本日大漁だ。
さあ、東京に帰るぞ。
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別腹の寄り道。
「サバだしらーめん」
黄金色に輝いて…
シメに最高 このラーメン!
五郎) いただきます!
お~そうなるか。
この味、好き。
サバだしらーめん。
逃がしたら後悔するとこだった。
うまいなぁ、東北。
●「食堂きかく」(食べログHP)
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東北・宮城出張編の後半は、三陸女川町。女川
町へ行ったことはないのだけれど、NHKの特集
ドラマを見てから、ずっと心に残っている町。↓
NHK 特集ドラマ 「ラジオ」
震災の傷跡が生々しく残る海に一礼する五郎
さんの姿にしんみり。駅も商店街もきれいにな
っているものの、まだまだ先は長いんだなって。
五郎さんが、女川に行ってくれてよかった。何
であれ女川を訪れるきっかけは多い方がいい。
それにしても、海鮮丼がおいしそうだったこと!
五色丼と言いながら、ネタが6種類以上入って
いる、五郎さん曰く「幸せな計算ミス」が嬉しい。
好きなものが全部入っていたし、私もこの丼が
いいなあ~。でも、メニューを見たら、ものすご
~く悩みそう。胃袋が二つ、いや三つあればい
いのに~。殻ウニ丼とあなご天のインパクトに
も惹かれるし…ああ、でも食べきれる気がしな
い~。まだ行ってもいないのに悩みまくる私…。
でも、海鮮丼プラス殻ウニは絶対。ラーメンの
替え玉はした事がなくても、替えウニはしてみ
たい。替えウニ完了~と大人気分に浸りたい。
別腹のサバラーメンもやってみたいけど、絶対
無理そう…。ホント、誰か別腹譲って下さい…。
あっ、腹の脂肪はいらないので、胃袋だけ…w
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