「孤独のグルメ6」第4話~東京都東大和市の上タンシオとカイノミ | 日々のダダ漏れ

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孤独のグルメ Season6


 

第4話

東京都東大和市の上タンシオとカイノミ

 

 

 

真理子) 五郎さん。なんで五郎さん

 は結婚しないんですか?

五郎) なんでって、別に理由はないよ。

真理子) 家に帰っても一人じゃ

 つまんないでしょ?

五郎) そんな、何年一人暮らし

 してると思ってんの?

真理子) そっか。

 武、お客さんにご挨拶は?

武) ちわ。

五郎) こんにちは。

真理子) どこ行くの?

武) 山田と図書館。

真理子) ウソおっしゃい。

 手ぶらじゃないの。

武) 山田がみんな持ってきてくれん

 だよ。あっ、そうだ、母ちゃん。

 俺今日肉食いたい。焼き肉。

真理子) 何言ってんの。

 勉強しなさい、ちゃんと。

武) はいはい。行ってきます。

真理子) もう。

五郎) 武君、でかくなったな。今いくつ?

真理子) もう中3ですよ。

 受験生なのに全然勉強しないし。

 私の言うことなんて何一つ聞かな

 いんですから。笑いごとじゃない

 ですよ。あ~あ。あの時五郎さん

 に告白しとけば、人生変わったん

 だろうな。

五郎) え? ちょっと待って。

 あの時って、え、いつ…。

(電話の呼び出し音)

電・真理子) もしもし。はい。

 いつもお世話になっております。

 

あの時って、どの時? えっ!?

 

**********

 

いまひとつ釈然としないが…。

いまや彼女も受験生の母か。

しかし、あの時って、えっ、どの時?

もし俺にあんな歳の息子がいたら…。

 

いかん! 柄にもないこと考えたら、

腹が、減った。

 

よし。店を探そう。

 

**********

 

方向を誤ったか!?

全然店がない。

 

あっ、床屋さんか。

 

このまま行っても

見つけられそうな気配がない。

やっぱり、駅の方に戻るのが無難か。

 

来る途中にいろいろ店があった

ような気がしたんだけど…

ああ、武君のせいで、焼き肉でも

食いたい気分になっちまってるぞ。

 

ウソ! 焼き肉! やった!

 

「翠苑」

「翠苑」(食べログHP)

 

食いたいと思った矢先に出会えるとは…。

おまけにいいのれんたらしてるじゃないか。

うん。武、悪い。

おじさん先に食わしてもらっちゃおう。

 

**********

 

看板娘「みゆ」。

 

 

「みゆ」かな?

 

さあて、さて、何からいこう。

カルビかロースか、はたまたホルモンか。

おっ、骨付きカルビ、う~ん、

イベリコ豚って手もあるか。

ん? アゴ?

 

 

アゴって、アゴ?

う~ん、どうしようかな。

貼り紙も整理しないとな。

 

 

カイノミ、上ハラミのようなお肉。

どこの部位なんだろう?

 

 

おお~ザブトン発進もいいよなぁ。

 

 

タンシオね。

 

 

命をかけるほどおいしいって。

日本語おかしいだろ。みゆ君。

 

 

タンシオ推しか。

よし。乗ってみようじゃないか。

 

 

へぇ~つけダレなし。

そうきましたか。

 

なるほど。こっちはそういうことね。

 

 

サニーレタス・サンチュセット。

ん? キムチ、青唐辛子等。

等…等…。等って?

 

 

よし。

とりあえず第一弾頼むとするか。

 

五郎) カイノミって何ですか?

店員) ヒレに近い部位です。

五郎) ヒレ?

店員) 脂がさっぱりしてて、

 すごくおいしいです。

五郎) じゃ、上タンシオと、

 カイノミを下さい。

店員) カイノミは塩かタレ、

 どちらになさいますか?

五郎) え~と、タレで。

店員) はい。

五郎) あとこの、アゴっていうのは、

 このアゴですか?

店員) そうです。豚のアゴのお肉です。

五郎) 豚のアゴ?

店員) はい。

五郎) じゃ、それもお願いします。

店員) はい。

五郎) あと…。このサニーレタス・

 サンチュセットというのは、2種類

 あるってことですか?

店員) ああ、そういうことになりますね。

五郎) じゃ、こっち下さい。

店員) はい。

五郎) え~あと、

 ウーロン茶お願いします。

店員) はい。かしこまりました。

五郎) あっ!

 

等って何だか聞くの忘れた。

 

**********

 

客) みゆちゃん、今日部活は?

店員) 今日は朝練だけなんです。

 

部活。

 

客) えっ、何部なの?

店員) 軽音楽部です。

 

高校生か。

なかなかしっかりしてるじゃないか。

 

ああ、やっぱり気になる。

 

**********

 

 

こういうネギの出し方珍しいな。

 

タンシオは、タレで焼き網が

汚れる前に焼くのが鉄則だ。

 

「上タンシオ」

看板娘が命をかける

その美味しさに舌鼓!

 

 

少し焼きすぎかなくらい

焼くと美味しいんだ。

ほんと?

 

ここはおつまみキャベツで

飢えをしのごう。

 

 

これくらい焼いたら…もういいだろう。

 

 

五郎) いただきます。

 

んっ! ほんとだ!

確かによく焼き、正解!

やわらかい!

肉は焼くほどにかたくなるもんだと

思い込んでた。ふ~ん。

 

食べ盛りの女子高生に、

カルビ、ロースを差し置いてタンシオ

と言わせるだけのことはある。

これはかなりのタンシオだ。

 

**********

 

これが、アゴ。ブターゴ。

 

「アゴ(豚)」
噛め!噛むんだジョー

 

 

タンシオものっけちゃえ!

 

 

ネギ、マシマシで…。

 

うん! ネギがめちゃくちゃ効いてる。

ネギが決め手。うまい、うまい!

 

さて…アゴだ。

 

 

おぉ~こういう感じ?

いや…いいよ、うん。しょっぱうまい。

ちょっとカリカリってした食感も面白い。

こっちのアゴも使わせるような…。

豚のアゴ対人のアゴ。フッ。

 

**********

 

「サニーレタス・サンチュセット」

白菜キムチ・青唐辛子

ニンニク・ごま塩油・味噌

 

 

等の正体は、

ニンニクとごま油と、味噌か…。

 

巻くか…。

 

青唐辛子とニンニクってのはどうだ?

 

 

これは何だ?

コチュジャンか。いいじゃん。

 

うん。巻き食いもいい。

お~ほっほっほっ、これはうまい。

青唐ニンニク、ずるい。

 

これはどうだ。

 

お~この組み合わせもナイス。

薬味がいろいろあるから、

自由自在だ。

 

ここで、再び、よく焼きタンシオ。

ウェルダンならぬ、ウェルタン。

そういえばどっかに、

飢える噛むって焼き肉屋あったな。

フッ…。

 

命はかけられんが、仕事の一つや二つ、

すっぽかして来てもいいほどうまいよ。

みゆちゃん…。

 

**********

 

これが、カイノミ。

 

「カイノミ(タレ)」

自信に満ちたその厚さ

内に秘めたる破壊力

 

 

分厚!

 

 

おぉ~この匂い。よ~し。

 

 

くぅ~何このフワフワ。

このタレ、いい。

漬け込み方も、絶にして妙。

これは早いとこ白いご飯食べなきゃ、

肉に申し訳ない。

 

五郎) すみません!

店員) はい。

五郎) ライスの中と、韓国のりを下さい。

店員) はい。かしこまりました。

 

**********

 

「韓国のり・ライス中」

よっ!待ってました!

 

 

うまいタレの焼き肉と飯。

史上最強のタッグが今、

俺の口の中で大暴れしている。

これはカルビロースとは

また別次元のうまさだ。

 

ならば、これを。

 

こうして…。

 

で、こうして…。

 

 

ほ~ら! 素晴らしいニンニクパンチ!

タレの味に磨きをかけるがごとし。

 

野菜も米も潤沢に残っている。

うん。追加肉いこう。

となれば、あれだ。

 

**********

 

肉が焼けるのを待ちながら、

韓国のりをつまんで、ここは最果て、

東大和の焼き肉屋、か…。

 

焼けたか?

 

う~ん、うんうん。

野菜で巻くといくらでも入るな。

 

へ~お持ち帰り。

そういうのもあるのか。

 

**********

 

「ザブトン(タレ)」

こりゃ旨い!

山田くん もう一枚持ってきて!

 

 

おぉ、四角い。

こりゃあザブトンだ。

 

 

おお~さすが特選カルビ。

食べ心地も、超高級ざぶとんだ。

ドンドンガバガバいきたくなる。

ドン・ガバチョな肉だ。

 

味付き肉は、タレをつけるという

工程がスキップされていて、楽だ。

最近の飛行機の

搭乗手続きみたいというか。

フッ…。

 

骨付きカルビも、

特上ロースも登場しない焼き肉の宴。

しかし、いささかの物足りなさもない。

むしろ、今までの焼き肉に戻れるか、

心配なほどだ。

 

うおっと!

 

 

う~ん。

ザブトンをも制する青唐ニンニク。

この食べ方を知ったのも、

今日の大収穫だ。

俺の焼き肉人生、新章突入。

新たな登場人物が、

肉物語を変えていく。

 

まさか、こんなうまいカイノミや

ザブトンが食えるとは。

今日の俺、大金星だ。

胃袋の国技館では今、

歓喜のざぶとんが舞っている。

 

五郎) ごちそうさまでした。

 

 

**********

 

カイノミうまかったなあ。

東大和に、よき肉あり。

心に刻むべし。

 

 

やっぱり、

焼き肉のあとの幸福感、特別だ。

今日はよく眠れそうだぞ。

 

**********

はぁ…焼き肉食べたい。命を懸けてもいい

という、タンシオが食べたい! カイノミも、

ザブトンも、アゴも食べたい。野菜巻き巻

きでもりもり食べた~い。毎回、焼き肉の

回は軽くノックアウトされてしまう。あ~焼

き肉食べたい。焼き肉食べたい。頭の中

がそれでいっぱいになってしまう。焼き肉

星人になってしまう~。ヤバいよ、ホント。

焼き肉が食べたい。そればっかり。今すぐ

私を焼き肉に連れてって~。肉が欲し~。

 

 

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