「ひよっこ」第154回~谷田部家のフラワー革命と2つの大丈夫 | 日々のダダ漏れ

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「ひよっこ」 第154
第26週 「グッバイ、ナミダクン」
谷田部家のフラワー革命と2つの大丈夫

 

 

みね子) 何これ~! え~! ちょっと!

実) お帰り、みね子。

美代子) お帰り、みね子!

みね子) ただいま…。何これ~!

実) ポットマムっつうんだ。

 西洋の菊だな。

みね子) へぇ。

美代子) きれいだっぺ?

みね子) うん。きれい。

進) 驚いたげ?

 ねえ姉ちゃん、驚いたげ?

みね子) 驚いた。

ちよ子) やったね!

宗男) やったな!

進) やったね。

宗男) やったね。

みね子) うちの畑じゃねえみてえ。

実) そうが? 宗男と滋子に

 いろいろ助けでもらって、

 やってみっこどにしたんだ。

みね子) そうなの?

実) うん。

宗男) おう、すげえよな。

みね子) うん。

宗男) 来てみ。

美代子) おいで! ほら、傘貸して。

みね子) ありがとう。

宗男) 東京のな、花屋で売るんだ。

  黄色が、こっち。こっからほら、白!

  白でもこんないっぱいあんだ。

みね子) ねえ~! きれいだね~!

ちよ子) ほら見て。

   種類もちょっと違うんだよ。

みね子) 本当だ!

ちよ子) いい匂いするよ。

進) 匂いするよ。

みね子) あっ、いい香り。かわいい。

実) 悪がったな、急に。

みね子) ううん。

実) 見でもらいたがったんだ。

 みね子に。谷田部家はこれがら

 変わる。変わってぐんだ。みね子

 にも、もう、苦労かけねえように

 してえと思ってよ。

みね子) え…?

(笑顔で頷く美代子)

宗男) 谷田部家の、

  フラワー革命だっぺ!

(笑い声)

茂) 何だそりゃ。

 

**********

 

美代子) はい、お願い。

   重いよ。大丈夫?

ちよ子) うん。

実) この畑の奥の所耕して、ここに

 親株植えて、その手前が挿し芽所だ。

 横に鉢上げ場作って、ここんとこさ、

 鉢並べてくんだ。

みね子) へぇ、すごいねぇ。

実) うん。

宗男) 花はいいよな。

  花は、平和の象徴だ。

  アメリカのさ、西海岸では、そういう

  よ、ロックとがの動ぎがあってよ。

  フラワームーブメントっつうらしいぞ。

みね子) 西海岸?

宗男) おう。サンフランシスコとがよ、

  そのあだりだよ。

みね子) 花のサンフランシスコ?

宗男) おう、そうだよ。 何でお前、

  そんなこど知ってんだよ?

みね子) まぁね。

宗男) おっ?

みね子) 早苗さんがさ…。

宗男) おう、早苗ちゃん。

みね子) 早苗さんが、サンフランシ

   スコに旅立っていったんだよ。

 

 

宗男) はぁ、羨ましいねえ。

実) でな、みね子。

 さっきの話なんだげど。

みね子) うん。

実) このポットマムが、

 谷田部家を変える。

 豊かに、俺たちはなんだ。

 …の、つもりだ。で…。

 今月から、仕送りはしなくていいぞ。

みね子) えっ?

実) そうしてみっぺ。みね子が

 稼いだ金は、お前のもんだ。

みね子) でも…。

(笑顔で頷く美代子)

実) これから先どうすっかは、みね子

 が自分で考えて、自分で決めんだ。

 東京で働ぐのもよし。ここに帰ってき

 てくれだら、みんなは喜ぶだろうけど。

 でも、それも、お前が自分で決めろ。

 わがっか?

みね子) うん…。

茂) 長え間、ご苦労だったな、

 みね子。ありがとう。

(頭を下げる茂)

みね子) じいちゃん…。

実) 本当にありがとう。

(頭を下げる実)

美代子) ありがとう。

(頭を下げる美代子)

ちよ子) ありがとう。

進) ありがとう。

(頭を下げるちよ子と進)

みね子) やだ、もう…何よ!

(泣きながら拍手をする宗男)

(拍手をする一同)

みね子) やだ、もう! 

   やめてって、もう!

   何か、恥ずかしいから、もう…。

 

**********

 

何か、不思議な気持ちでした。

あんなふうにみんなに、

ご苦労さま、

ありがとうって言われて、

うれしかったけど。

でも何だか、急に、

もういいって言われても、

何か、放り出されたみたいな

気持ちになってしまって…。

それに、バカみてえだけど、この花に、

私が負けたような気持ちにもなって…。

 

 

みね子) 私の代わりに、

   あんたらが頑張んだね…。

   よろしくね、谷田部家を。

   よろしくお願いします。

(花に向かい、頭を下げるみね子)

みね子) 頼むよ。

 

 

**********

 

美代子) うまそうに出来たね。

ちよ子) んだね~。

きよ) あ~どうもどうも、どうもどうも。

みね子) 高子さん!

高子) みね子!

みね子) あれ? 高子さん…。

高子) 太ってないよ、

  気のせい気のせい。

みね子) そうですかぁ?

高子) うん!

宗男) 太郎、痩せたんでねえのが?

  おめえ。

高子) ん?

きよ) これ、里芋持ってきた。

美代子) ありがとう。

きよ) ほれ、いっぺえあっと。

高子) そっちのね、

  きれいな方が私の。そっちのね、

  ゴツゴツしたのがきよさんの。

 

 

きよ) あ? どこがだ?

  あぁ、まぁそうが、ハハハハハ!

  味ははぁ、こっちのがうめえ。

高子) う~ん、

  悔しいけどそれは認めます。

(笑い声)

君子) どうもどうも~。

  あ~みね子。

みね子) どうも。

君子) 今日はね、おはぎ持ってきたよ。

  あれ? ちょっと何やってんのよ!

正二) ちょっと待っててって言ってん

  のにどんどん行っちまうからもう。

君子) そう?

正二) 「そう?」ってよ。

宗男) また一人薄いのが来たな、おい。

君子) 薄い? 薄くないよ。

美代子) 上がって上がって。

正二) お~茂さん、お邪魔するね。

 

**********

 

実) じゃ、父ちゃん、何かひとこど。

茂) いや、おめえがしゃべれ。

実) そうけ?

茂) あぁ。

実) うん…では、あの…(せきばらい)。

 あの皆さん、え~今日は、ありがとう

 ございます。あの、えっと、じゃ…

 あの…乾杯したいど思います。

 みね子の里帰りと、それから、

 一応あの…谷田部家の、

 新しい門出っつうこどで。乾杯!

一同) 乾杯!

美代子) お帰り。

(拍手)

みね子) ただいま~。

(拍手)

太郎) そういえば豊作は?

正二) あぁ。牛がよ、1頭ちょっと

  弱ってんのがいで。

 

**********

 

豊作) 大丈夫か?

  ちょっと痩せてきたかんな~。

  いっぺえ食えよ。

(牛の世話をしている豊作)

 

**********

 

実) 悪がったね、そんな時に。

正二) いやいや、

  豊作に任せとけば大丈夫だ。

太郎) んだな。

正二) あぁ、大したやづだかんな、

  あいづは。

茂) どは嫁が?

正二) んだな。

(笑い声)

 

**********

 

みね子) 最近あんま、

   時子と連絡取れてないんだ。

   でも頑張ってるよね、時子。

君子) うん。ねえ。まっ、私の娘だがら

  女優になれっとは思ったけどね~。

美代子) あんなに反対したくせに!

みね子) ね~!

 

**********

 

(ノック)

世津子) どうぞ。

時子) 院長、私に任せて頂けませんか?

世津子) 何を言ってるのかしら?

   そんな口利くの、100年早いわよ。

時子) 残念ながらあなたのやり方は古い。

  あなたの時代はもう終わったんです。

スタッフ) カット! OK!

世津子) よかったよ、今の。何か、女優

   としての私のことを言われてるみた

   いでドキッとした。

時子) 約束果たせてよかったです。

  一緒に仕事することがあったら、

  よろしくお願いしますっていう。

世津子) 真剣勝負しよう。

   そうすれば、いい作品になる。

   いい仕事しよう! ねっ?

時子) はい!

 

 

**********

 

高子) かっこいいもんねぇ。

きよ) あぁ、スラ~ッとして

  都会的でよ。ハハハハ!

高子) それは、

  私に対する皮肉ですか~?

きよ) あんら、分かっちまっだが?

高子) ほぉ。

きよ) 何だ? やんのが?

太郎) えっ?

高子) やんねえ。人んち壊す

  わけにはいかないんで。

きよ) んだな! ハハハハ!

(笑い声)

きよ) いっつもこうだ。いっつもこうだ。

美代子) 仲いいんだね~。

君子) いいね、きよさん楽しくて。

次郎) 遅くなっちまって。

みね子) 次郎さん!

次郎) おう、みね子。

  どうだ? かっこいがっぺ?

(スーツにネクタイ姿の次郎)

実) みね子…次郎には花のこどで

 いろいろ手伝ってもらったんだ。

次郎) いやいやいや。

茂) 選挙で投票すっかどうかは、

 別問題だ。

次郎) わがってるよそんなこど…。

  えっ? 入れてくんねえの?

茂) おう。

次郎) やめてよ!

(笑い声)

次郎) 実、おめでとう。

実) ありがとう。

 じゃ、改めて乾杯だ。

次郎) え~では皆さま、

  来るべき村長選挙の折には…。

宗男) はい乾杯!

一同) 乾杯~!

次郎) 言わせろよ、ちょっとは。

高子) あっ、みね子。

  ヒデさんだってね、ヒデ。

きよ) ん?

みね子) はい。

きよ) 何だ、みね子の男か?

君子) えっ?

 

 

みね子) 男って…。まぁね。

きよ・君子) え~!

君子) どんな? どんな男なの?

高子) 最高ですよ、いい男! 

きよ) あら。

高子) ヒデ、最高!

君子) うわ~いがったね~。

みね子) はい。

(笑い声)

 

みんな、笑っています。

楽しいです。

 

 

大丈夫なんだなと、思いました。

 

 

2つの大丈夫。お父ちゃんは、

もう大丈夫なんだなという、大丈夫。

もう一つは、私がいなくても、

大丈夫なんだなという、大丈夫。

 



**********

やっぱり奥茨城はいいね~。ほっとするよ。

懐かしい人たちが次々現れるというベタな

展開を素直に嬉しいと思えることが嬉しい。

 

高子&太郎夫婦の力関係とか、きよと嫁姑

の関係が短い時間でもちゃんと分かったし。

(太っていく妻と、痩せていく夫の図~♪)

かかあ天下は、幸せの一つのカタチよね。

 

影の薄かった男衆も、薄いなりに存在感が

増していて、今ではそれなりに(笑)親しみ

を感じるようになっていて。みんな大好き。

奥茨城になるとほっこりした気持ちになる。

みね子も、奥茨城にいると好感度があが

るというか…奥茨城のみね子の方が好き。

 

舞台が奥茨城だと、早苗と時子の後日談

も、やさしい気持ちで見ていられるしねw

よかったね、早苗さん(色々心配だけど…)

よかったね、時子(大女優になってね~!)

 

みんな、笑っています。
楽しいです。
大丈夫なんだなと、思いました。
2つの大丈夫。お父ちゃんは、
もう大丈夫なんだなという、大丈夫。
もう一つは、私がいなくても、
大丈夫なんだなという、大丈夫。

 

今までの、「大丈夫」は…「大丈夫じゃねえ

けどさ、大丈夫にするしかないんだよ」って

いう、願いというか、自分に言い聞かせる

「大丈夫」だった。でも今は、自然にそう思

える。目の前にある景色が、目の前に見え

る笑顔が、大丈夫なんだと思わせてくれる。

大丈夫。奥茨城のみんなが幸せになれる。
ひよっこは、そういう世界だから~るるん♪

 

今日のあさイチのゲストは、米子と三男の

中の人。米子が可愛いったらもう! 生の

米子を見たら、惚れてまうやろ~マジで!

 

2人があんまり可愛かったので、オマケの

お写真を。三男、米子、大好きだよ~!!

 




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