「トットちゃん!」第47話(12/5)~国境を超えた恋の始まり | 日々のダダ漏れ

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「トットちゃん!」

 

 

 

第10週 第47話(12/5)

国境を超えた恋の始まり

 

徹子(清野菜名)はたびたび、脚本家・向田

邦子(山田真歩)のマンションに立ち寄るよ

うになっていた。そんな中、徹子は以前「カ

レーのシイナ」で出会った外国人男性が、

世界的ピアニストのカール・祐介・ケルナー

(城田優)だったことを知って…。

 

**********

 

向田さんが霞町のマンションに

引っ越してから、徹子は仕事の合間に、

しばしばこのマンションを訪れました。

 

向田) ラーメン食べる?

徹子) 食べる。

 

(台所でラーメンを作っている邦子)

(ソファーで台本を読んでいる徹子)

 

徹子) いい匂い。

向田) 出来たわよ。

徹子) はーい。

(インスタントラーメンに、

 ニンニクオイルをかける邦子)

徹子) いただきます。

向田) いただきます。

(ラーメンを食べる二人)

徹子) う~ん、おいしい!

向田) 案外でしょう?

徹子) あちっ…。

向田) 魔法の油を入れると、インス

 タントラーメンも、札幌すすきのの

 有名店の味になるの。

徹子) 魔法の油…?

向田) 向田邦子特製よ。

 

<魔法の油の作り方>

(1)サラダ油をフライパンで温める

(2)すりおろしたニンニクと生姜を

   入れて匂いをつける

(3)こして、冷蔵庫にとっておき、食べ

   る時にティースプーン二杯入れる。

 

徹子) すっごーい。

 

向田さんは他にも…

わかめの炒め物や、さやいんげんの

しょうゆ煮、いり豆腐、トマトの青じそ

サラダやねぎみそを、いつも手早く

作ってくれました。

 

徹子) う~ん、おいしい!

 

向田さんのお料理は

本当においしかったけれど、

お料理している時以外は、

いつもいつも原稿に追われていました。

 

**********

 

向田) ねえ。

徹子) ん?

向田) もしも原稿取りが来たら、向田

 さんはおなかが痛くてトイレに入って

 るって言って追い返してくれる?

徹子) えっ…おなか痛いの?

向田) そうじゃなくて、

 そう言って追い返して。

徹子) 私が…?

(チャイム)

向田) あっ、来たわ。

徹子) もう来たの!?

男性の声) 向田先生!

向田) いい勘してるわ。 

 じゃあ、よろしくね。

徹子) えっ!? あっ、ちょっと…。

(雑誌を持ってトイレに逃げ込む邦子)

男性の声) 向田先生!向田先生!

徹子) どうしよう…。

 ちょっとお待ちくださーい!

 はい、どちら様でしょうか?

男性) あっ、黒柳徹子。

徹子) あなたはどちら様?

男性) あっ、私、テレビ赤坂のAD、

 岩田と申します。あの…黒柳さん

 がなぜここに? 失礼します。

 あの…向田先生は?

徹子) あの…ちょっと今、おなかが

 痛くて、トイレに入ったっきり出て

 こないんです。

岩田) お加減が悪いんですか?

徹子) う~ん…。そうみたいです。

岩田) じゃあ、原稿は? 

 明日撮る台本がないんですけど。

徹子) ちょっと今日は、おなかが

 痛くて、無理かもしれません。

岩田) どうしよう…。

徹子) すみません。

岩田) じゃあ…また今晩来てみます。

 お大事にとお伝えください。

徹子) はい、ご苦労さまです!

 あっ、あの…いらして頂くなら、今夜

 より、明日のほうがいいかもしれま

 せんけど…。すみません!

(ドアを閉める徹子)

徹子) (ため息)帰ったわよ。

向田) 恩に着るわ。ありがとう。

徹子) 明日撮る台本がないって言っ

 てたけど、なんでそんなに書くのが

 遅いの? 初めて会った頃も、ラジ

 オのスタジオで書いてたでしょ?

向田) 早く台本を渡すと、役者さん

 が考えすぎるのよ。ドラマなんて

 そんなに考えずに、パパっと作っ

 たほうがいいんだから。

徹子) あらま。そうなの?

向田) そうよ。それにさ、役者はみんな

 台本の先を知りたがるでしょう? でも、

 人生なんて、明日の事はわかんない

 んだもの。先の事を知って逆算して

 芝居されてもいい事ないのよ。

徹子) そうなんだ。

向田) あっ、そうだ。

 今、トイレに持って入った雑誌に…。

徹子) あっ、この人…!

向田) この前カレー屋さんで

 あなたとナンを取り合った人よ。

徹子) ピアニストだったんだ…。

向田) 世界的な人みたいよ。

 オリンピック観戦に来た外国のお金持

 ちだと思ったら、演奏旅行だったのね。

徹子) 「カール・祐介・ケルナー」…。

 

**********

 

徹子) ねえパパ。

守綱) ん?

徹子) カール・祐介・ケルナーって

 ピアニスト知ってる?

守綱) 知ってるよ。ラフマニノフや

 ドビュッシー演奏なら、右に出る

 者はいないよ。世界一だ。

徹子) 世界一! すごい。

守綱) 確かお母さんが、

 日本人だったんじゃないかな。

徹子) それで日本語がしゃべれるのね。

守綱) トット助は会った事があるのかい?

徹子) オリンピックの開会式の夜、乃木

 坂上倶楽部で会ったの。余ってるナン

 をくださいって言ったら、すっごく怒られ

 ちゃって。私がでも、強引だったんだけ

 どね。今度会って謝りたいわ。

守綱) 確かうちにも、

 レコードがあったかもしれないよ。

徹子) えっ!?

 

**********

 

(カール・祐介・ケルナーの

 レコードを聴いている徹子)

 

(レコードのジャケット写真を

 見てうっとりしている徹子)

 

**********

 

田辺靖雄) ♪いつもの小道で

 目と目があった 

(バックで踊るジャニーズ)

久松) 中村さん、永さん、バックのあの

 4人いいと思いませんか? バタくさい

 っていうか、日本にはいないタイプの

 男の子たちだと思うんですよ。

永) ふーん、そうね。

中村) 踊りながら、歌わせると

 いいかもしれないな。

久松) 女性の人気を取りますよ。

 あの子たちで1曲お願いします。

 4人1組ではなく、それぞれの個性

 を大事にして、それぞれにファンが

 つくようにしたらいいと思うんですよ。

永) 僕は…

 中村さんと久松さんにお任せ。

中村) じゃあやりましょう。

久松) ありがとうございます。

 

**********

 

ジャニーズ) ♪誰かを呼んで、耳をすま

 そう 返事はあるさ 聞こえてくるさ

 

ヒット番組、「夢であいましょう」では

次々と新しいスターが世に出ていきました。

 

**********

 

古宮) 君には、

 BKに行ってもらう事になった。

 大阪で、羽ばたいてこい。

久松) ちょっ…ちょっと待ってください!

 僕が推薦したジャニーズも人気者にな

 って、演出も慣れてきたところなのに、

 なぜ番組を離れて大阪に行かないと

 ならないんですか?

古宮) 「夢であいましょう」も、いつま

 でも続くわけじゃない。新しい世界で、

 新しい事に挑戦したほうがいい。

久松) そんな…。

古宮) 頑張れ!

咲子) しっかりしなさいよ!

久松) えっ?

咲子) すぐウジウジするんだから。

久松) ほっといてくれ。

咲子) ほっとけないから言ってんでしょ。

久松) うるさいな。

咲子) 私も大阪、一緒に行くから。

 決めたから。

久松) えっ?

咲子) 先の事を考えなさいよ。

久松) ど…どうなってんの?

 

**********

 

渥美清も、野村芳太郎監督の、

「拝啓天皇陛下様」という映画で、

演技派として認められ、

テレビも映画も、主演作品が

増え始めていました。

 

(NHKの屋上で、

 祐介のちらしを見ている徹子)

 

渥美) お嬢さん!

 一人で何してんだい?

徹子) お兄ちゃんこそ何してるの?

渥美) 俺だって時にはしみじみ

 空を見上げたりもするんだよ。

徹子) 久松さんが大阪に

 行っちゃうから、寂しくて?

渥美) ああ、久松ちゃん異動らしいな。

徹子) 寂しくなるわね。

 ずっと一緒にやってきたから。

渥美) いいじゃねえか。いつまでも

 一緒にはいられねえんだ、誰とも。

徹子) お兄ちゃんは平気なの?

渥美) 平気じゃないさ。

 でもな、お嬢さん。生きてる事は、

 しょせん寂しいもんだから。

徹子) あらま。

渥美) お嬢さんは相変わらず、

 お嬢さんだねえ。

徹子) それどういう意味?

 私だって分かってるわよ。

 別れがあれば出会いもあるって。

 お兄ちゃんは言いたいんでしょ。

 

**********

 

(変装して祐介の出待ちをする徹子)

 

**********

 

女性) ねえ、黒柳徹子じゃない?

女性) …そうかも。

女性) この前もいたわよ。ケルナー

 さんのファンなのかしら?

女性) 似てるけど別人なんじゃないの?

(逃げようとする徹子の前に久松)

久松) うわっ!? 何やってるんですか?

徹子) ちょっと…。

女性) 黒柳さんよ!

久松) ああ、すいません。

 ちょっと…ちょっとごめんなさい。

(徹子をガードしてホールの中に

 連れて行く久松)

徹子) ありがとう。助かったわ。

久松) ケルナーさんのファンなんですか? 

 黒柳さん。僕、この演奏会のスタッフに

 駆り出されているんです。大阪に来るな

 ら、先に言ってくれたらよかったのに。

(通りかかる祐介)

久松) ケルナーさん、

 ちょっといいですか?

祐介) 何ですか?

久松) こちら、今日本で最も将来性の

 ある女優さん、黒柳徹子さんです。

(サングラスを外して会釈する徹子)

(徹子の顔をじっと見る祐介) 

久松) 彼女のお父さんは、東都交響

 楽団のコンサートマスターなんです。

祐介) あなたは、

 カレーのナンが好きですね?

徹子) その節は、失礼致しました。

 あの時の事を、お詫びしたいと思って、

 ずっと演奏会を追いかけていました。

祐介) 私の演奏を

 聴いてくれていたのですか?

徹子) はい。全部素晴らしかったです

 けど、今夜のドビュッシーの、「アラベ

 スク第1番」に一番感動しました。

祐介) ありがとう。あっ、今日は、この

 あとスタッフとのフェアウェル・パーテ

 ィーがあって、あなたとお話しする時

 間はないんです。

徹子) そんな…

 お詫びができただけで…。

祐介) 明日東京に戻り、羽田からパリ

 に帰ります。羽田まで来て頂ければ、

 少しの時間お話できます。

徹子) 本当ですか!

 17時に、羽田の貴賓室に

 来て頂く事は出来ますか?

徹子) はい!

祐介) 彼女は女優ですね。

 忙しいですか?

久松) いいんじゃないですか。

 行くって言ってますから。

徹子) 行きます! 絶対に行きます。

祐介) では、明日。

(右手を差し出す祐介)

(その手を両手で握る徹子)

(去っていく祐介)

久松) よかったね、かっこいいな。

 世界的なピアニストなのに、

 気さくで。

 

国境を超えた恋の始まりでした。

 

**********

 

いいな~向田さんの手料理食べたい~。

大昔、向田さんのお店「ままや」に行って

みたいと思ったものの、結局行かずじま

いだったことを今更ながら残念に思った。

 

早く台本を渡すと、

役者さんが考えすぎるのよ。

ドラマなんてそんなに考えずに、

パパっと作ったほうがいいんだから。


それにさ、役者はみんな

台本の先を知りたがるでしょう? 

でも、人生なんて、明日の事は

わかんないんだもの。

先の事を知って逆算して

芝居されてもいい事ないのよ。

 

そっか~向田さんはそう思っていた人な

んだね。遅筆の言い訳もありそうだけど。

 

ジャニーズと咲子の壁ドンも面白かった。

今回のドラマ化の目玉、国境を超えた恋

がいよいよ始まるようで。楽しみ~フフフ。

 

 

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