「トットちゃん!」第60話(12/22)~悲しみも喜びも押しのけて人生は続く・・・ | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

帯ドラマ劇場

「トットちゃん!」

 

 

 

第12週 第60話(12/22)

悲しみも喜びも押しのけて人生は続く・・・

 

来日したカール・祐介・ケルナー(城田

優)から連絡を受け、急いで葉山のホ

テルまで会いに行った徹子(清野菜名)。

徹子は、今度は自分が祐介のもとを訪

れると申し出るが、祐介はそれをやさし

く拒んで…。1カ月後、仕事で海外を訪

れていた徹子は、思い立って祐介のス

イスの別荘を訪ねる…。

 

**********

 

祐介) 僕と、テツコは…永遠だよ。

徹子) 今度は私が、パリに行くわ。

祐介) パリには、いないよ。

徹子) スイスの別荘?

(片手で徹子を抱きしめる祐介)

祐介) 遠くにいても、愛し合える。

 君が言っていた事は、正しい。

 

祐介は一人、

スイスに帰っていきました。

 

**********

 

<「徹子の部屋」のスタジオ>

 

(ゲストは腹話術師)

徹子) かつばあちゃんは

 何歳でいらっしゃるの?

腹話術師) あの…チンゲンサイ。

 

そしていつものとおり、

徹子の忙しい日常は続いていました。

 

**********

 

一ヶ月後

 

海外の仕事で、

徹子はハンガリーに行きました。

その帰り道、フランクフルトの空港で、

東京行きの飛行機にトラブルがあり、

足止めをくらってしまったのです。

 

徹子は何かに導かれるように、

チューリッヒ行きの飛行機に

飛び乗りました。

 

*********

 

<スイスの湖畔の別荘>

 

(部屋の中から、テラスで車いすに

 座っている祐介 の姿に気付く徹子)

 

この時、徹子は全てを悟りました。

祐介が葉山に来たのは、

私に別れを告げるためだったのだと…。

 

徹子はカーテンを開け、

テラスに出る事はしませんでした。

病んだ姿を見せたくないという

祐介の誇りを、傷つけてはならない

と思ったからです。

 

(カーテン越しに祐介に話しかける徹子)

徹子) スイスに来たの、3年ぶりなの…。

 あなたとケルンの山小屋で、

 ラクレットチーズを食べながら、

 朝までおしゃべりして以来よ。

 スイスは空気がきれいね。

 一緒にまた、おいしいもの食べたいわ。

 なんで今、食べものの事考えるの

 かしら…。変ね、私。

 横浜中華街の、

 春楼飯店のネギラーメン…。

 祐介好きだったでしょ…?

 また一緒に行こう。

 また、突然日本に来て、私を驚かせて。

 あっ、そうだわ。

 セントラル・パークのホットドッグ屋さん、

 まだ元気かしら?

 あっという間だったわ。

 いろんな事があったけど、

 あなたと再会してからの時間が、

 本当に短い。

 もう一回やり直してもいいくらい。

 パリのトラン・オランジュの、

 ラタトゥーユ、最高だったわね。

 それから、シチリア島のクスクス、

 覚えてる? 一緒にまた行きましょう。

祐介) テツコに出会えて…

 いい人生だった。

 

祐介の言葉は、

徹子には聞こえませんでした。

 

徹子) 好きよ…。祐介…。

 

*********

 

徹子は翌朝には日本に戻り、

そのままテレビ局に直行しました。

 

(テレビ局のメイクルームで

 新聞を読んでいる徹子)

(「国際的ピアニスト、カール・祐介・

 ケルナーさん死去」の見出し)

(放心状態の徹子)

 

*********

 

(回想・ヨーロッパの教会)

祐介) どうしたの?

徹子) パパの事を、 

 思い出してしまって…。

(真っ白なハンカチを差し出す祐介)

 

真っ白なハンカチは、

徹子が他界してしまった

父・守綱を思い出し、

涙がこぼれ落ちた時に、

祐介からもらったものでした。

 

(白いハンカチに頬ずりする徹子)

 

このハンカチは、

特製のガラスケースに入れられて、

今も、徹子の傍らに置かれています。

 

*********

 

三ヶ月後

 

徹子) おはよ。

朝) おはよう。

徹子) いいにおいがすると思ったら…。

朝) 早起きして、フランスパン

 焼いたのよ。食べていかない?

徹子) あらま。おいしそう。

朝) コーヒーもいれるわね。

 ミルク入れてカフェオレにする?

徹子) あっ、じゃあ、カフェオレで。

朝) うん。

 フランスパンをブリッとかみ切って、

 今日も一日、

 お仕事頑張ってちょうだい。

徹子) じゃあ、ブリッといただくわ。

朝) うん。

徹子) いただきます。

朝) ママもいただこうかしら。

徹子) 香ばしくておいしいけど、

 あごが疲れるわ。

朝) この皮の硬いのがいいのよ。

 焼きたてのフランスパンは。

(フランスパンをかみ切る二人)

朝) フフッ…。

 

*********

 

(守綱の遺影にも、パンとコーヒー)

朝) あなた、皆さんの黒柳徹子は、

 今日も元気で、

 お仕事に出かけましたよ。

 あなたも、どうぞ、

 見守ってやってくださいね。

 

悲しみも、喜びも押しのけて時は

流れ、人生は続いていきます。

その後徹子は、祐介との恋を

一切語らず胸に秘め、

人生で起きた全ての事を糧として、

その後も、テレビジョンを舞台に、

強く、輝かしく生きていきました。

 

*********

 

「窓ぎわのトットちゃん」パートがダントツ

に面白かった。子供トットちゃんが本当に

素晴らしかった。トモエ学園の子供たちも。

あの時代を半年間やってもらいたかった。

とはいえ、一部の媚キャスティングをのぞ

けば、かなり頑張っていたほうだとは思う。

原作が面白いのでそうそうハズレないと

いうか…。つくづく、森繁役が残念…ムニ

ャムニャ…(苦笑)。制作サイドは本気で

キャスティングに、命をかけてほしかった。

いいところも多々あっただけに、残念で…。

 

とはいえ、朝ドラが面白くなくてツラかった

ところをトットちゃんには随分と救われた。

トットちゃんがあって、本当に助かった~。

 

悲しみも、喜びも押しのけて時は
流れ、人生は続いていきます。

 

そう…人生もドラマも続いていく…のよね。

テレビをつければそこに徹子さんの姿が

ありますように。長生きしてね、徹子さん。

 

 

●「トットちゃん!」HP

 

「トットちゃん!」関連ブログリスト

2017「ドラマ」関連ブログリスト

 

 

ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村
にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村

 

 

 

 

 

 

 

トットひとり トットひとり
 
Amazon