「半分、青い」第140回~人生ってのは、根性なんすか? | 日々のダダ漏れ

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「半分、青い」 第140
第24週 「風を知りたい!
人生ってのは、根性なんすか?

 

 

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律) 鈴愛…。それや。

鈴愛) え?

律) そよ風の扇風機や!

鈴愛) はあ?

律) そよ風の扇風機を作るんや!

鈴愛) そよ風の扇風機…?

律) そよ風の扇風機!描いて、鈴愛!

鈴愛) えっ?

律) 絵、絵!

 こういうのは、まずビジョンや。

 形があると考えやすい。

鈴愛) あっ、そう。

 あっ、いや!悪い、律、ごめん!

 カンちゃんのテストの時間

 終わってまう!

律) あっ、そうか…。

鈴愛) でも分かった!

 描いてみる。そよ風の扇風機。

 

**********

 

<鈴愛のアパート>

鈴愛) あんたは何をやっとった?

(あくびをする花野) 

鈴愛) これ、2問目までしか書いとらん。

花野) ママ岐阜弁になってる。

鈴愛) あっ、律といたから…。

(カエルのおもちゃで遊ぶ花野)

鈴愛) 何やこれ、全然分からん。

花野) 小学2年の問題だよ。

鈴愛) まあ、いいや。あんたは、

 どうせスケート選手になるもんな。

花野) ええんか!? そいで!

(スケッチブックを開く鈴愛)

花野) 何描く?

鈴愛) ん? 扇風機。

花野) 扇風機? これ?

鈴愛) あっ、いや、

 そういう普通のとは違う。

 そよ風の扇風機だ。

花野) 何それ!?

鈴愛) 秋風先生風に言うと、

 真実の、扇風機。風? 秋風…。

 そういえば、秋の風を羽織ると

 書いて、秋風羽織…。

 

**********

 

<律のアパート>

 

(回想)

秋風) 一見、余計な事する時間も、

 回り道も、あっていいと思います。

 いろんな事があって、全てが今に、

 つながっている。

 

(ノートを広げ、腕組みをしている律)

(そばに解体された扇風機)

律) おっ、はやっ。

(スマホに送られてきた写真を見る律)

律) ふぎょぎょ。

(鈴愛が描いた扇風機の絵)

 

**********

 

電・鈴愛) えっ、駄目だった?

電・律) いや、というか、これは、何だ?

電・鈴愛) イメージは、花だ。

 花が回る。花びらが回る。

電・律) う~ん、なるほど。

 すぐにはついていけないが、

 いつかついていけるような。

電・鈴愛) 花の真ん中に、

 そよ風のこびとたちがおって、

 そのそよ風のこびとたちが、

 風車を回すように、風を起こす。

電・律) うん。まあ、そこは俺考えるから。

電・鈴愛) 本当に考えられるんか?

 そよ風の扇風機なんて。

電・律) 鈴愛、俺を見くびるな。

 俺は二十歳の時からずっとロボットの

 研究開発をしてきた。今自分ちの扇風

 機解体してみたけど…。フッ、ロボット

 に比べたら扇風機なんか…。

電・鈴愛) 律、感じ悪いぞ。

電・律) 気を付けるよ。

 

**********

 

<菱松電機>

(退職願を提出する律)

部長) 君がかつていた研究所の予算

 のカットや、リストラまがいの事をやら

 せてつらかったのは分かる。でも2年

 くらいすれば、研究所の課長として戻

 る事も出来るんだよ。

律) いえ。

 僕は一エンジニアとしていたいので。

 お世話になりました。

部長) 萩尾君。君のような人材が…

 本当に辞めるのかね。残念だ。

(部長に向き直り、頭を下げる律)

 

**********

 

<シェアオフィスの屋上>

(七色のリボンを手に走っている鈴愛)

鈴愛) うわ~! 

 ハハッ。お~。風や風!

(風速計の準備をしながら笑う律と正人)

律) おっ、風来た! 計るぞ風。

正人) こちら、1.57。

律) あ~1.73メートル。

鈴愛) 何が起こる? 楽しそうだ。

正人) 楽しそうだ。

律) いやいや、君たちデータ取りを

 知らないから。先は長いよ~。

 

風を計る。

律君は、風の計測を始めました。

理系の律君は、

仮説を立てようとしています。

自然に吹く風と、扇風機の風は、

根本的に何が違うのか。

 

**********

 

<ラーメンカフェ>

正人) 次いくよ~。

(扇風機の風)

鈴愛) お~

 やっぱりここまでは吹いてない。

律) こっちもだな。

正人) 圧倒的に、風の範囲、狭いよね。

 

3人は、風を知ろうとしていました。

そして、お昼休憩中の津曲が、

それを、けなるそうに見ていました。

 

あっ、ごめんなさい。

私津曲の相手は、しませ~ん。

 

津曲) えっ、何で?

 

**********

 

<律のオフィス>

正人) でもここいいねえ。

 律の新オフィス。始まるね。

律) やはり自然の風の方が、

 当たる範囲が広いな。

 扇風機はこれだけ。

正人) ふ~ん、なるほど。

 そういえば鈴愛ちゃんも、屋上で

 「タイタニック」みたいに手広げて

 たもんね。

鈴愛) 指の先まで涼しかった。

律) 「タイタニック」、はちと違わね?

 だってあれ、船の先だろ。

正人・鈴愛) えっ、

 律、「タイタニック」見てるの?

律) えっ、そこ? お前ら俺を理系の

 オタクだと思ってるだろ。

正人) うん。どうした? 

 鈴愛ちゃんそわそわして。

 おトイレ? 行ってくれば?

鈴愛) あっ、違う。

 もっといたいんだけど、ごめん。

 カンちゃんの学童、お迎えの時間だ。

律) おっ、そかそか、悪い。

鈴愛) あっ、律、これ読んだ。借りた本。

律) えっ、マジ?

鈴愛) 次くれ。

律) う~ん、じゃあ…。これだな。

(「流体力学」の本)

律) お前理解できとるのか?

鈴愛) 失礼やな。私は、風を知る。

正人) おっ、何かかっこいい。

鈴愛) じゃ!

正人) 気を付けてね~。

鈴愛) は~い。

正人) さよなら~。

 ♪さよなら さよなら さよなら~

律) ♪もうすぐ外は白い冬

正人・律) ♪愛したのは 

 たしかに君だけ そのままの君だけ。

 

**********

 

<廊下>

(二人の声に立ち止まる鈴愛)

鈴愛) 何やそれ。

(笑って歩いて行く鈴愛)

 

でも鈴愛、あの時の傷が、

癒えていくような気がしました。

 

(正人にフラれた時の回想)

(律にフラれた時の回想)

 

長く生きていると、

いい事もあるよね。

痛かった思い出も、

笑い話に時が変えるね。

 

(オフィスの外に出る鈴愛)

鈴愛) あっ、この風や…。

(電話をかける鈴愛)

電・鈴愛) あっ、律、窓開けて!

 この風や!

 

**********

 

<律のオフィス>

(窓を開け、微笑む律)

 

**********

 

<楡野家>

(縁側で揺れる風鈴>

(目を閉じ、ゆっくり息を吸う晴)

草太) 何や、どうした?

晴) こう…息を吸い込んで、うちを

 味わっとく。おかあちゃん、うちの

 匂い、安心するんや。

草太) 分かる分かる。俺もや。

晴) 来週には、病院か。

草太) 何や、すぐ帰ってくるやないか。

 リンゴ、すりおろしたろか?

(りんごをすりおろす草太)

晴) ソウちゃん。

草太) ん?

晴) フフッ。あ~ええ匂いや。

草太) 何や。

 

**********

 

<律のオフィス>

律) 退職願出した時さ…。

正人) ん?

律) 菱松に退職願出した時、部長が、

 「萩尾君、本当に辞めるのかね?」って。

正人) ああ、引き止められた?

律) まあ、フリだけかもしんないけど。

正人) いやいや。

律) その一言に救われた

 ようなとこあってさ。

正人) 救われた?

律) うん。あれがなかったら、ともすると

 俺、菱松よりおっきいとこに転職してや

 るみたいな。見返してやるみたいな気

 になってた気がする。ここじゃなくて。

正人) うん。分かる気がする。

律) えっ、本当? 

 正人はもっと自由でしょ。

 俺はちっぽけなプライドの生き物だ。

正人) いやいや、

 男は割とみんなそうだよ。

律) 正人。

 人生ってのは、根性なんすか?

正人) えっ、何すか? その質問。

律) いやだってさ、

 俺まだ心のどこかで、もし扇風機失敗

 したら、ここ畳んでどっか転職しようみ

 たいな思いが…。まあ、さすがに菱松

 は戻れないだろけど。今までのキャリ

 アで、どっか、大手とはいかなくても、

 そこそこんとこ、再就職できんじゃない

 かとか。

正人) 律君、正直。

律) 俺は根性ねえ~。

正人) 俺も根性ねえ~。

律) そうなの?

正人) ないよ。俺もさ、俺ってさ、

 アキコさんとつきあってるじゃん?

 とてもそうは見えないけど、アラフィフ。

 というか、ジャストフィフティの。

律) まあそれは、

 50歳でいいんじゃないか?

正人) いやいや、くるんでくるんで。

 そこはオブラートでくるんで。

 でさ、俺、アキコ好きなんだけど。

 っていうか、大好きなんだけど。

 でもこう…プロポーズってなると、

 ちょっと待って。それは待ってって

 こう何か迷っちゃう感じが…。

律) ええんか?正人、そんな事言って。

 正直すぎんか? 好感度下がるぞ。

正人) 何で岐阜弁や。

 

**********

 

<鈴愛のアパート>

(同じ寝相で眠っている鈴愛と花野)

(携帯の着信画面に「ソウタ」の表示)

(そっと台所へ行く鈴愛)

電・鈴愛) もしもし。どうした?草太。

電・草太) おねえ、

 明日帰ってこれるか?

 お母ちゃんが急変して家で倒れた。

電・鈴愛) えっ?

 

**********
 

不惑のはずの大人が、まるで学生さんたち

のようにはしゃぎ、惑いまくる起業の図…w

とりあえず、オープニング映像のリボンの謎

は解けた! あれは、風を計っていたんだね。

 

律と正人の「さよなら」の歌声を聴いて、傷

が癒やされたという鈴愛。いやいやいや…

あの時って、どんだけ前の話よ。忘れてた

っしょ。正人のことなんか、とっくの昔に…。

 

長く生きていると、

いい事もあるよね。

痛かった思い出も、

笑い話に時が変えるね。

 

「さよなら」の次は、「秋桜」かよっ!?

 

明日嫁ぐ私に 苦労はしても
笑い話に時が変えるよ
心配いらないと笑った (by「秋桜」)

 

まあね、何でも笑い話になるよね。そうし

てしまうほうが、幸せへの近道ではある。

 

たった40分の勉強も見てもらえない花野。

初期の胃がんで急変って…進行性なの?

リアルなモデルがある扇風機の開発の話

が始まるというのに何だかまったくリアル

じゃない設定で物語が進行していくことの

違和感というか…気持ち悪さったらもう…。

 

人生ってのは、根性なんすか?

 

俺は根性ねえ~、俺も根性ねえ~と言い

合う不惑の男たち。私も根性ないけどね。

人生は根性論で語る物ではないと思うよ。

男の二人語りも…たいがい感じ悪いぞ!

 

どうやら華丸さんが脚本家の先生に体育

館裏に呼び出し…じゃないや、指名され、

対談させられるようだけれど…怖い怖い。

 

 

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