「まんぷく」第138回~私たちは見守るしかないの | 日々のダダ漏れ

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「まんぷく」 第138
第24週 「見守るしかない」
私たちは見守るしかないの

 

 

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神部) 具を入れる?
萬平) そうだ。ただし、
 シナチクやチャーシューやない。
源) えっ?

萬平) まんぷくヌードルは、ラーメンじゃない。

 ヌードルだ。だから普通のラーメンに入って

 いない食材を、具にするんだ。

 

**********

 

<研究室>

萬平) 高野豆腐、これは貝柱か…。

 干しシイタケ。これは?

西野) 凍りこんにゃくです。

萬平) はあ…駄目だ。全く話にならん。

 もっと彩りが華やかで、

 洋風のものが欲しいんだよ。

久坂) 洋風…。

萬平) まんぷくヌードルは、カップに入って

 いることも含めて、味も見た目も何もかも

 が新しくなきゃ駄目なんだ。

源) はい…。

萬平) もっと探せ!

(部屋を出て行く萬平)

(精根尽き果てた顔の西野たち)

神部) 申し訳ない。

(頭を下げる神部)

神部) 仕事が進まんのは俺のせいや。

 君たちが責任を感じることはない。

西野) 部長…。

神部) せやけどな、あんだけ怒るいう

 ことは、社長は本気やいうことや。

 まんぷくヌードルにふさわしい具は必ず

 あるいう確信を持っておられるんや。

 俺には分かる。もう20年以上社長を見て

 きたんやから。社長は俺たちを信じてく

 れてる。せやなかったらあんな言い方は

 しない。君たちは期待されてるんや。君

 たちなら、絶対にこのプロジェクトを成功

 させてくれると、信じてくれてるんや。

 探そう。まんぷくヌードルを2倍も3倍も

 おいしくする具を。絶対見つけてやろう

 やないか!

戸塚) はい。

西野) 分かりました。

久坂) 探します。

神部) 立花。

源) 分かりました。

 

**********

 

<会議室>

世良) 進んでる?

岡) 進んでますよ。

 まんぷくヌードルの開発は。

森本) 僕らはもう試食しました。

 うまかったですよ。

世良) ほんまか、真一さん。

真一) まあ。

世良) ほなすぐ売り出したらええやないか。

 よかったな、夏までに間に合うて。

 というても、カップに入っただけのラーメン

 がヒットするとは思えんが。

森本) ヌードルです。

世良) どっちでもええ。

 まあ、何もないよりはマシや。

真一) 待って下さい世良さん。

 まだ完成には至ってません。

世良) 何でや。

真一) 萬平君は、

 具を入れる言うてるんです。

世良) ぐ?

岡) 具ですよ。

 ラーメンには具が入ってるでしょう。

森本) ヌードルや。

世良) お湯をかけて3分で戻る具?

真一) 神部君たちが、

 今一生懸命探してます。

世良) そんなもんあるわけないやないか。

 僕は言うたぞ、真一さん。立花君の暴走を

 止めるんが真一さんの役目やないんか。

 このままやったらほんまにまんぷく食品は

 潰れるで。

 

**********

 

<パーラー白薔薇>

鈴) ダビンチ君?

福子) ほら、レオナルド・ダビンチ

 いう芸術家がいたでしょう。

 「モナ・リザ」描いた人。

アキラ) 世良さんがそういう、

 あだ名付けはったんです。

しのぶ) レオナルドさんに。

鈴) 何やよう分からんけど、

 レオナルドさんが、どうしたの?

アキラ) だからその、ダビンチ君が、金髪の、

 ウーマンと、腕を組んで歩いてたって。

福子) 金髪の、ウーマン!?

 

(回想)

世良) あれは、どう見ても恋人や。

 

鈴) まあ!

福子) 恋人!?

しのぶ) やっぱり言わん方がええって

 こんなこと。

鈴) ああ、いえいえ、よかったわよ。

 何や、レオナルドさんには、恋人がいたの。

 さっちゃんが、ただのお友達言うてたのは、

 ほんまやったのね。

 

(回想)

幸) 駄目なの?

 レオと、恋人になったら。

 

しのぶ) ただの、お友達、

 言うてたんですか、さっちゃん。

鈴) そうよ。福子にもでしょ。

福子) ああ、うん。

アキラ) せやけど、2人でここに来た時には、

 どう見てもただの友達には見えんかったな。

福子) 2人でここに?

 

(回想)

幸) (英)日本のどこが好きなの?

レオナルド) (英)幸がいるから。

幸) 本当に?

 

しのぶ) あの雰囲気は、

 間違いなく、恋人同士やった。

鈴) ええっ!

アキラ) 少なくとも、さっちゃんは、

 ダビンチ君に、ラブやな。

鈴) ええっ! そしたら何?

 レオナルドさんは、

 さっちゃんの心を弄んでるの?

福子) 弄んでるって…。

鈴) そういうことやない。

アキラ) それほど悪いやつには、

 見えんかったけど。

福子) ほら、レオナルドさんに恋人が

 いるっていうのも、世良さんの勘違い

 かもしれないし。

鈴) いや、もう、ダビンチかレオナルドか、

 どっちかにしてちょうだい!

福子) 落ち着いてお母さん。とりあえず、

 このことは黙っておきましょ。

鈴) 黙ってる!?

福子) 幸には、言わんといて。

鈴) どうしてよ。

福子) そしたら何て言うのよ。

 「レオナルドさんには、恋人がいるって

 世良さんが言うてました。本当かうそか

 は分からんけど、もうあの人と会うたら

 駄目」って、そう言うの?

鈴) そうよ。

福子) もうそんなん幸が

 納得するわけないやない。

アキラ) せえへんな。

しのぶ) するわけない。

鈴) えっ、そしたらどないするのよ。

福子) せやから! 

 私たちは見守るしかないの。

鈴) ああ…。

福子) そ~っと。

 

**********

 

<立花家>

鈴) さっちゃん、お代わりは?

幸) いらない。

 友達とショートケーキ食べてきたの。

鈴) お友達って、レオナルドさん?

福子) お母さん!

萬平) レオナルド? そういえば世良さん

 から聞いたぞ。お前その、レオナルド…。

福子) 萬平さん。

源) 父さんは何が作りたいん?

萬平) ん?

源) 神部部長は必ず見つかるって

 言うけど、今までのラーメンには

 入ってないもんやの、洋風のもん

 やの…そんな具材僕には分からん。

萬平) 諦めたのか。

源) さんざん探したんや僕らは。

萬平) 俺は諦めなかったぞ。だから、

 まんぷくラーメンが出来たんだ。

鈴) レオナルドさんに、会うてたんでし

 ょう? さっちゃん、あの人にはね…。

福子) 駄目、お母さん!

幸) あの人には何やの?

福子) 何でもない。

鈴) さっちゃんは、レオナルドさんの

 こと、ほんまに、分かってるの?

幸) どういう意味よ。

福子) 約束を守ってお母さん。

 幸はもう大人です。もう私らが、ああだ

 こうだ、口出しすることやありません。

鈴) そやけど…。

幸) 何のこと?

福子) いいの。レオナルドさんのことは

 もう私たちは何にも言わないから。

 はい、萬平さんも気にしないで

 下さいね。源は、いいわ。

源) えっ?

福子) うん。大事な仕事の話があるんで

 しょ。もうごはんがこんな進まないほど

 気になってることがあるんやったら、

 はいここで今話して。

鈴) そんなの不公平やわ。

福子) 不公平やありません。

 食べて、幸。

鈴) ずるい。

福子) どうぞ、源。はい。

源) まんぷくラーメンを引き合いに出さ

 れたかて困るわ。スープかて麺かて、

 あの頃よりずっと進化してる。

 諦めへんかったら出来るやなんて、

 そういう問題やない。

萬平) 何が違うんだ。言ってみろ。

源) そやから…。

 諦めるなって言われたかて、おやじ

 の言うことが理解でけへんのや。

 まんぷくヌードルはラーメンやない、

 彩りのある洋風の具を入れろ。

 僕かて途方に暮れるわ。

鈴) まあ確かに、萬平さんは、

 無茶なこと言うわよね。

幸) 年取ってますます無茶なこと

 言うようになった。

萬平) 無茶っていうのは非常識ってことか。

 常識の中におさまっていて、どうやって

 画期的な商品が作れるんだ。僕は、まん

 ぷくラーメンの時と今と、違うとは思わな

 い。絶対に作ってやるんだという、執念。

 それが人をあっと言わせるものを作らせ

 るんだ。まだラーメンの中に入っていない、

 色鮮やかな洋風の、お湯をかけるだけで

 3分で戻る具材。僕は絶対にあると思っ

 てる。なかったら…作ればいいんだ。

源) 作る?

萬平) 作るんだよ。

源) そんなこと…。

萬平) 何がそんなことだ。

福子) ハハハハ…あ~。

 いや、もう萬平さんらしいわ。

 なかったら作ればいい。

 もう昔っからそやったわ、お父さんは。

 源も昔っからその萬平さんの発明家

 気質受け継いでるところがあるんや

 から、きっと何か思いつく。

源) きっとって…。

福子) 大丈夫。なんとかなる。

 萬平さんも源を信じてあげて。

 広い広い心で。

萬平) ああ…。

福子) あっ、そしたら冷めないうちに

 食べましょ。源も、食べたあとでまた

 ゆ~っくり考えて。

幸) 私はもうごちそうさま。

鈴) さっちゃん。

福子) ほっといてお母さん。

鈴) 気にするなって言う方が、おかしいわ。

福子) 食べて食べて、そうそう。

 食べて。ねっ。

 

**********

 

<夜・寝室>

萬平) ありがとう、福子。

福子) えっ?

萬平) さっき、お前が止めてくれなか

 ったら、源とケンカになるとこだった。

福子) 感情的になってろくなことは

 ありませんからね。どんどん話の

 論点がずれていって、仕事を辞め

 る辞めないの話になりかねません。

萬平) よく分かってるなあお前は。

福子) 当たり前でしょう。

 私は萬平さんの妻で源の母親ですよ。

萬平) でもあれで、源が奮起してくれ

 るようになるといいんだけどな。

福子) してくれますよ。信じましょう。

 私たちの子どもなんやから。

萬平) うん。

 

**********

 

(布団に寝た源)

源) はあ…。作る…。

 

**********

 

(幸の部屋をのぞく鈴)

(眠っている幸)

鈴) はあ…。

 やっぱり、何も言えない。

 

**********

 

(部屋で机に向かっている源)

源) フリーズドライ…。

 

**********

 

<研究室>

真一) フリーズドライ?

源) はい。フリーズドライというのは、水分を

 含んだ食品原料を、-30℃で急速冷凍し、

 真空状態で、水分を昇華させて、乾燥させ 

 る技術です。

神部) 立花が今朝、いきなり久坂に電話し

 てきたそうなんです。大学時代の科学の

 授業で聞いた記憶があるけど、久坂さん

 の方が詳しいんやないですかって。

久坂) はい。確かにフリーズドライという

 技術があるのは聞いてたんですけど、

 まだ実用化されてないと思ってました。

萬平) でも調べてみたら、そのフリーズドライ

 技術を、研究開発してる会社があったんだ。

源) まだ成功してるのは、ネギくらいですけど。

岡) ネギやったらええやないか。

森本) まんぷくヌードルの具になるでしょう?

真一) 待ってくれ。そのフリーズドライで乾燥

 した食品は、お湯の中で3分で戻るのか?

久坂) 戻る、はずです。

西野) そんな技術があるなら、

 使わない手はありませんね。

戸塚) いろんな食材試してみたら

 ええやないですか。

萬平) やってみよう。

源) はいっ。

神部) そしたら、俺と立花は製造機あたる

 から、西野たちは、食材を集めてくれ。

3人) はい。

神部) 取りかかります。

萬平) ああ。

(源を目で追い、微笑む萬平)

 

**********
 

レオナルドでもダビンチでもいいのだけれど…

なんていうか…可もなく不可もなく、キャラクタ

ーは好きなので、それが悪いわけではないの

だけれど…。あまりにも、知名度の高い、みん

なが知っているものが題材になると、こうなる

のかぁ~と。安心感はあるけれど、ときめきが

圧倒的になくなってしまうのが、残念なところ。

ウィスキーや子ども服は、知ってる人は知って

るレベルだったけど、即席麺はさすがにねえ。

日本人の生活習慣を変えただけあって、あま

りにも日常に浸透しているし、知らないでいら

れない当たり前に存在するものになっている。

何が出来るのか、誰もが知りすぎてる問題!

そうはいっても、できあがるまでの課程はやっ

ぱり興味深いのだけれど…。まさに…視聴者

もまた、見守るしかないという。正解にたどり

つく様子を、ただただ、見守るしかないのよね。

 

ここはもう、福ちゃんと萬平さんの老け演技や

登場人物のキャラクターをひたすら堪能する

…のが正解なのかも。そして、まんぷくヌード

ルの完成と共に、実食する瞬間を心待ち…w

 

 

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