「まんぷく」第147回~特別販売ルート、略して特販ルートの巻 | 日々のダダ漏れ

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「まんぷく」 第147
第26週 「行きましょう!二人で」
特別販売ルート、略して特販ルートの巻

 

 

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真一) 特別販売ルート。

岡) 100円出しても、まんぷくヌードルを

 買うてくれそうな客層というと、ホテル

 やタクシー会社など、深夜に営業する

 人たちではないかと考えました。

萬平) おお、なるほど。

 そこに売り込みをかけるわけか。

岡) それが、特別販売ルート。

 略して特販ルートです。

世良) まだ略す段階やないやろ。

神部) 深夜に仕事をしている人たち…。

森本) 病院もありますよね。

 あと、警備会社とか。

真一) 駅の売店はどうや。

萬平) 警察や消防署もいいんじゃないか?

世良) そんな程度で

 どんだけ売れるっちゅうねん。

神部) 僕もそう思います。

岡) 営業部だけでは人手が足りませんね。

萬平) ああ、開発部の社員にも

 手伝ってもらおう。

神部) えっ…。

世良) もう待て待て待て待て待て。

 まんぷくヌードル作るのにわざわざ工場

 建てたんやど。何万個、何十万個売れ

 てやっと初めて、儲けが出るんちゃうん

 かい。そんなタクシー会社やら消防署や

 らに売れたかて、たかが知れてるやろ。

萬平) いやいいんですよ、世良さん。

 これは長い目で見なければなりません。

 まんぷくヌードルの良さを分かってく

 れる人に届ける。まずはそこからだ。

岡) はい。

森本) はい。

世良) はいやない。

 僕の出番がないやないか。

萬平) そのうち来ます。

世良) そのうちて…。

 

**********

 

源) 僕らも営業を!?

神部) ホテルやタクシー会社に

 売り込みに行くんや。

戸塚) ホテル…。

久坂) そんなやり方で、

 いくつ売れるっていうんですか。

西野) まんぷくヌードルは、

 画期的な商品なんですよ。

源) そうです!

神部) これは会社の方針や。

 企画開発部も一緒になって手伝って

 くれと社長に言われたんや。

 

**********

 

<立花家>

福子) 特別販売ルートを、

 略して、特販ルート。

萬平) ああ。

 岡君が考えてくれたんだ。

福子) そうですか。

鈴) タクシー会社とか、病院とかに、

 まんぷくヌードルを持っていくの?

萬平) 売り込むんですよ。

鈴) 富山の薬売りみたいに?

福子) あれは薬を補充するんやないの?

鈴) おんなじようなもんでしょう、萬平さん。

萬平) まあ…。

福子) せやけどしょっちゅうしょっちゅう

 病気やケガをする人はいないわ。

 でも、食事は毎日よ。

 ということは、補充も毎日。

鈴) せやけど何て言うの?

 買い手が少なすぎるっていうか、

 規模が小さすぎるというか。

萬平) いや僕だって正直じれったい

 気持ちはあるんですよ。でもまずは、

 まんぷくヌードルの価値が分かって

 くれるお客さんから始めて、コツコツ

 市場を広げていくしかない。

 今は我慢なんです。

鈴) 我慢。

福子) 萬平さんがよくよく考えて

 決めたんやから大丈夫よお母さん。

鈴) せやけど、私にはもう、

 時間がないのよ…。

萬平) えっ?

福子) またそれを言う。

鈴) もう、いつまでも元気で

 いられるとは、思てません。

 咲かて、夢で私を誘てくれたし。

福子) せやからそんな怖い

 こと言わんといて。

萬平) まだまだ長生きしますよ

 お義母さんは。

鈴) どうしてそんなことが

 言えるの?

萬平) どうしてって…。

鈴) どうして?

福子) お母さん。

鈴) 明日は、分かりません。

 

**********

 

<香田家>

タカ) 夜中じゅう、

 まんぷくヌードル売り歩くの?

神部) 帰りは明け方になるかも。

タカ) 茂さんは、企画開発部でしょ。

神部) 社長には社長の考えがあるんやろ。

 まあ俺には理解できへんけどな。

タカ) え…。

神部) まんぷくヌードルは、

 俺たちの自信作や。あんな商品は

 今までどこにもなかった。せやけど、

 高い値段つけたせいで売れへんの

 や。俺たちが営業に回されたところ

 で何の意味もないわ。

タカ) 萬平おじちゃんのやり方に、

 反対なん?

神部) せやけど、まんぷくヌードルを

 世の中の人に知ってもらいたいとい

 う気持ちは、社長も一緒なんや。

タカ) 茂さん…。

神部) 心配すんな、タカ。

 考えは分からんけど、

 俺は社長を信じる。そう決めた。

 そしたら行ってくるわ。

タカ) 行ってらっしゃい。

 

**********

 

<タクシー会社・事務所>

源) この度、まんぷく食品から発売さ

 れた、まんぷくヌードルといいます。

神部) 値段は1個100円なんですが、

 お湯を注ぐだけで出来る、

 画期的な商品なんです。

内村) 100円ですか?

神部) ほんまに便利ですから。

源) 夜勤の運転手さんには、

 絶対喜ばれます。

 

**********

 

<昼・立花家>

(まんぷくヌードルの出来上がりを

 3分待っている福子)

 

(回想)

萬平) 最初からカップに入っていれば、

 公園で食べることもできます。

真一) 野球場でも食べられる。

福子) 歩きながらでも。

世良) そこまでして

 ラーメン食いたいか君らは。

萬平) いや、

 食べたくなるようにするんです。

 

福子) よしっ。

 

**********

 

(まんぷくヌードルと箸を手に、

 玄関を出る福子)

福子) ふう…。

(道で立ち話をしている主婦たち)

より子) お義母さんがさ、変なの。

時江) おしゅうとめさんが?

より子) 最近妙に優しいの。

環) 絶対何かあるわ。

 気ぃ付けた方がええよ。

時江) あら、立花さん。

より子・環) こんにちは。

福子) こんにちは。

(まんぷくヌードルを食べる福子)

福子) まんぷくヌードルがおいしくて。

 しかも、歩きながらでも食べられるから、

 便利便利。それに、時間の節約にもな

 るんですよ。

3人) はあ。

福子) あ~…用を思い出した。ほな、また。

竹内) おお、何やおばちゃん、進んでんな。

高井戸) おお、かっこええわ。

(立ち去る学生たち)

福子) ほな、さいなら。

 

**********

 

<まんぷく食品・社長室>

真一) 売り上げは、

 更に落ちてしまいました。

萬平) でも中身は違います。

 先週までは、もの珍しさから、まんぷく

 ヌードルを買ってくれるお客さんがほ

 とんどだったんでしょうが、今は本当に

 まんぷくヌードルを必要としてくれるお

 客さんが買ってくれてるんですから。

真一) 確かにそのとおりです。

岡) ですが、まんぷくヌードルの製造

 ラインは、一旦ストップさせた方が

 ええと思います。

萬平) えっ?

岡) もう、在庫が相当たまっているので。

真一) そうか…。

萬平) (ため息)

 

**********

 

<立花家>

鈴) 今夜も、夜中まで仕事するの?

 源ちゃん。

源) とにかく新規開拓。一軒一軒、

 頭を下げて、売り込むしかないんや。

萬平) 僕がもう少し若ければ、

 一緒に回るんだけどな。

福子) 萬平さん社長でしょ。昼間の

 大事なお仕事もあるんやから。

源) そうや。

 僕みたいに深夜まで働いて、昼過ぎ

 に会社に出るなんて、できへんやろ。

鈴) 私は、源ちゃんの体が心配やわ。

源) 大丈夫やで、おばあちゃん。

 夜働いてる人は反応がええんや。

 お代わり。

鈴) はいはい。フフフ。

萬平) 夜中にやってる食堂なんて、

 どこにもないからな。

源) うん…。

福子) せやけどいつまでこの売り方

 を続けるんですか、萬平さん。

 このままやと、特別な人たちのため

 だけの商品になってしまいますよ、

 まんぷくヌードルは。

鈴) そやから私が、

 そう言うてるんやないの最初から。

萬平) ホテルに売れれば、お客さんに

 まんぷくヌードルのよさが伝わり、その

 お客さんが、知り合いに広めてくれる。

 転機は必ず来るんだ。

福子) 食器なしで、手軽で、

 どこでも、食べられる…。

源) ん?

福子) いやほかにないんやろか

 まんぷくヌードルの売り文句は。

萬平) ほかに?

福子) うん。まんぷくヌードルはもっと

 もっとすごい商品やと思うんです。

 ほら、萬平さん前に言うてたでしょう?

 まんぷくヌードルは、日本の食文化を

 変える商品やって。あの、ねえねえ、

 あの商品を買うてくれる人たちのこと

 を何て言うんですか?

源) 購買層。

福子) うん、そう。夜中に働く人たち

 以外にもっとその、大きな購買層

 がある気がするんです。

鈴) それは、誰?

萬平) それが分かれば

 苦労しませんよお義母さん。

福子) 誰やろ…。

(ドアが開く音)

幸) ただいま。

鈴) やっと帰ってきたさっちゃん。

幸) ただいま。

福子) お帰り。

萬平) 何だその派手なコートは。

幸) ええでしょ、自分で買うたんやから。

福子) 今まで何やってたの幸。

幸) 友達とボウリングに行ってた。

萬平) ボウリング?

幸) うん。

 今大ブームなんよボウリングは。

源) ええなあ学生は。

鈴) はよ手洗て、ごはん食べなさい。

幸) もう食べた。

福子) 食べた!?

幸) うん。友達と一緒やったんやもん。

福子) いや~もう連絡くらいしなさいよ。

鈴) そうよさっちゃん。

萬平) 遊ぶために大学に通わせてる

 わけじゃないぞ。

幸) 授業はちゃんと受けてます。

源) 宿題があるやろ。レポートとか。

幸) それはうまくやってるわよ。

萬平) うまくって何だ。

幸) ちゃんとやってます。

萬平) アルバイトや遊びにかまけて、

 だらしない生活をするんじゃない、

 女の子が。

幸) 女の子やから何?

萬平) ん?

幸) 女の子やから何よ。

福子) 幸。

幸) ウーマンリブって知ってる? お父さん。

萬平) ウーマンリブ?

源) 女性解放運動。

萬平) 女性解放?

幸) 女やからこれは駄目、あれは

 駄目っていうのはもうナンセンス。

 男女は平等やの。

福子) ちょっと待って。

 話がややこしくなってる。

幸) そやから、お父さんは画期的な

 まんぷくヌードルを作ったって言う

 てるけど、若い私たちが何を考え

 てるかは全然知らないやない。

 もう頭が古いんよ。

萬平) 何!

福子) 幸!

源) 言い過ぎやぞお前。

萬平) 俺の頭が古い?

幸) そうよ。

福子) やめて!

鈴) ケンカは、

 私が死んでからにしてちょうだい。

(鈴を見る一同)

鈴) 私は、もう、長くはありません。私の、

 目の黒いうちは、ケンカは、やめて。

幸) またどこか悪いの? おばあちゃん。

源) 長くないって、どういうこと?

福子) お母さん。

萬平) もうその話は。

鈴) とにかく、ケンカは、やめて。

 

**********

 

<夜・寝室>

萬平) 誰のおかげで大学に行かせて

 もらってると思ってるんだあいつは。

福子) 幸かてきっと分かってますよ。

 自由でいられるのはあと1年。

 社会に出る前までやって。

萬平) でも卒業したら、まんぷく食品

 に入れてくれなんて言い出すんじゃない

 だろうな。

(電話の呼び出し音)

福子) こんな時間に。

萬平) ああいやいや、僕が出るよ。

 

**********

 

<立花家・リビング>

萬平) はいはいはいはいはい。はいはい。

電・萬平) はい、立花です。

 

**********

 

電・源) あっ、父さん。

 なにわタクシーさんが、

 50ケース、買ってくれるって!

電・萬平) 50ケース?

電・源) 運転手さんたちに

 大好評やそうです。

電・萬平) おお、そうか。

 よくやったぞ、源。神部君は?

源) 部長。

(受話器を神部に渡す源)

電・神部) 代わりました。

電・萬平) よく頑張ってくれた、

 神部君。ありがとう。

電・神部) いえ…礼を言わないと

 いけないのは僕の方です。

電・萬平) えっ?

電・神部) 社長のおかげで、まんぷく

 ヌードルを売らせてもらったおかげで、

 僕は、肌で感じました。まんぷくヌード

 ルを必要としてくれるお客さんと顔を

 合わせて、本当にこの商品が求めら

 れていることを実感しました。

電・萬平) そうだよ。その50ケースは、

 本当に求められて売れた、

 まんぷくヌードルだ。

電・神部) はい。

電・萬平) 将来につながる、50ケースだぞ。

電・神部) はい。頑張ってどんどん

 売ります。失礼します。

(電話を切る神部)

神部) 次行くぞ。

源) はい!

 

**********

 

<リビング>

福子) どうしたんですか萬平さん。

萬平) おお。神部君と源が、まんぷく

 ヌードルを50ケース売ったそうだ。

福子) まあ!

萬平) 声が弾んでたよ。

福子) はあ~よかったですね。

萬平) ああ。

福子) いやほんまによかった、萬平さん。

萬平) ああ。

 

**********
 

便利だろうが画期的だろうが、高いと思う人は

買わないだろうし、それは、今でも変わらない。

ラーメンだって、外で食べる分には高くても許

せるけど、家で作って食べるラーメンと考える

と、300円を超えるものは抵抗を感じてしまう。

でも、自分にとって必要、気に入ったものなら、

多少高くても買う人もまた、たくさんいると思う。

まずは、欲しい人に売る。商品のターゲット層

を見つけることが、大事。まんぷくヌードルの、

モデルとなっている商品は、あまりにも有名す

ぎて、出来上がる過程にはワクワクできなか

ったのだけれど、売れるようになるまでの課程

はなかなか興味深い。いいものをつくり、それ

を売るためにはどうすればいいのか、とても参

考になるドラマだと思う。今自分が手にしてい

る商品には、いろんな人のいろんな努力や思

惑があって、ここにあるんだなあとしみじみ…。

 

それにしても…福ちゃんと萬平さんの老けの

演技が上手すぎて、本当にあの年代の人の

ようで…。いや~今日の萬平さんなんて昭和

のお父さんそのもの。あるあるな、あの感じ!

上手い役者は、老けの演技も楽しくて仕方が

ないんだろうなあって2人を見てるとそう思う。

(どうしても今までの朝ドラは老けのコスプレ

にしか見えないことが多くって…)眼福眼福♪

 

 

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