「おちょやん」第99回~何でうちやあれへんの | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「おちょやん」 第99
第20週 「何でうちやあれへんの?」
何でうちやあれへんの

 

 

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<岡福>

(離婚届をくしゃくしゃに丸める一平)

(お茶を持ってくるシズ)

 

**********

 

<天海家>

みつえ) もっぺんだけ話がしたいて。

 明日の朝10時に稽古場で待ってるて。

(小さく微笑み、雑巾掛けを続ける千代)

 

**********

 

<岡福>

シズ) 明日、千代と会うて、

 何話するつもりだすのや?

 ボンやんの心を聞いてますのや。

 

**********

 

<朝>

(鏡台に向かい、紅をさしている千代)

(そばで見ている寛治)

千代) ほな、ちょっこと行ってきます。

寛治) 行っといでやす。

 千代さん。

(寛治を見る千代)

寛治) 今日はきれいやな。

千代) あほ。今日もや。

(笑って出ていく千代)

 

**********

 

(まとめた荷物を手に、家を出る灯子)

(歩き出す)

(一平が来る)

一平) 黙って行くつもりなんか?

 行き先決まったら教える言うてたや

 ないか。どこにも行かんといてくれ。

 

**********

 

(稽古場に一人座っている千代)

(入り口を見る)

熊田) 急用ができたさかい、

 家で待っといてくれて。

千代) そうだすか。分かりました。

 熊田さんお忙しいのにおおきに。

熊田) ええんや、そないなことは。

 ほな。

 

**********

 

(窓から差し込む夕陽)

(背筋を伸ばし、

 畳の上に座っている千代)

(ドアが開く音)

(入り口を見る)

千代) えらい遅刻だすな。

一平) 熊田さんから聞いてへんのか。

千代) 何とのうここにいてたかってん。

 ほんで、話て何?

(千代に向かい正座し、

 畳に両手をつき、頭を下げる一平)

一平) 堪忍。

 俺と、離縁してください。

(穏やかな顔で一点を見つめている千代)

千代) うん、ええで。

 大体、うちの方が先に離婚届

 渡してますねんで。今更して

 くださいも何もあれへんわ。

一平) 千代。

千代) 何も言わんかてええ。

 みんな、分かってるさかい。

 分かりとうのうても分かってしまう。

 やっかいやわ。

一平) それでも、言わしてくれ。

 俺は、ほんまにどうしようもないあほや。

 けど・・・生まれてくる子を守ってやりたい。

 この気持ちだけは、どないしても、

 ごまかせん。ほんまに申し訳ない。

千代) 確かにあほやな。

(一平に向き直る千代)

千代) 生まれてくる子だけやのうて、

 灯子のこともしっかり守ったげ。

 それから、もう一つ。

 新喜劇は辞めへんで。よろしな。

一平) ああ、もちろんや。

千代) ほな、また明日。

一平) ああ、またな。

(出ていく千代)

(ドアの開閉音)

(正座したまま夕焼け色の窓を見る一平)

 

**********

 

<天海家の表>

(縁台に座っている寛治)

(路地に千代)

千代) ただいま。

 

**********

 

<夜>

千代) うん、おいしいわ。

 あんたいつの間に料理

 できるようなったん?

寛治) 満州では、自分でなんとかせな

 生きていかれへんかったさかいな。

千代) すごいなあ、

 ちゃんと成長してるやん。

寛治) フッ・・・そらそや。

 僕かていつまでも子供やあれへん。

千代) うちなんて、40過ぎてまた

 おんなじこと繰り返してしもた。

 30年前と一緒や。あの時は、

 お父ちゃんと栗子さんで・・・。

 今度は、一平と灯子・・・。

 勝手に子供作って、うちは邪魔もんや。

寛治) おんなじやあれへん。

 今は僕が一緒にいてますやんか。

千代) 子がでけたて分かった時からな、

 こないなると思ってたんや。うちがどん

 だけ引き止めようと、泣きわめこうと、

 一平は灯子のとこへ行ってしまう。

 あないなやつのことなんかさっさと忘

 れたるて決めたのに、どこもかしこも、

 匂いが染みついてるもんばっかしや。

 何が2代目天海天海や。うちがいてへ

 んかったら何もできへんかったくせに。

 あんたの着物どんだけ洗濯した思て

 くれてんねん。ごはんも作って、掃除

 もして、劇団員の面倒も見て・・・。

 せやのに・・・。何で・・・。(涙)

 何でうちやあれへんの・・・。(泣)

(タンスから一平の着物を出す寛治)

寛治) 一平さんのどあほっ!

(着物を叩きつける)

寛治) あんたなんかいてへんかって

 もな、千代さんは幸せになれるんや!

 絶対なったんねんこのどあほっ!

(泣きながら笑う千代)

千代) ハハ・・・。

寛治) 千代さんもやろ。

 

**********

 

千代) (泣)

寛治) どあほっ! どあほっ! どあほっ!

千代) どあほっ!

 

**********

 

<朝>

(全てのタンスの引き出しが引っ張りだされ、

 一平の着物が部屋中に散らかっている)

寛治) 後で片づけときます。

千代) もうしばらくこのままでええ。

 この方が気持ちええ。

寛治) せやな。

千代) ほな、頂きます。

寛治) 頂きます。

(穏やかな顔で寛治と食事をする千代)

 

**********

 

このまま寛治と2人で家を出てしまっていい

のに。鬼だな、脚本家は。どうしても千代と

一平にあの芝居をやらせたいわけだね・・・。

女優として、どんな状況でも演じきるという

試練を用意したというところなのだろうけど。

そうするんだろうなぁとは思っていたけど・・・。

見たくないわぁ。この芝居は見たくないわぁ。

 

それにしても・・・一平! これでもかって重ね

てのクズぶりでホント底抜けに腹立つわ~。

呼び出しておいて遅刻って何? しかも女の

元へ行っての所業。そしてやってきて言うこ

とが「離縁してください」て。お前が言うな!

先に三行半渡したのは千代の方だから~。

ホント腹立つわ~! どあほっ! どあほっ!

 

うちなんて、40過ぎてまた
おんなじこと繰り返してしもた。
30年前と一緒や。あの時は、
お父ちゃんと栗子さんで・・・。
今度は、一平と灯子・・・。
勝手に子供作って、うちは邪魔もんや。

 

子供ができて、邪魔もんにされる・・・千代の

一番のトラウマが、傷口が開いてしまった。

親に捨てられた辛さから、救ってくれたはず

の男に捨てられるなんて・・・。痛みを分かち

合ってきたはずの男に、裏切られるとは・・・。

 

あんたの着物どんだけ洗濯

した思てくれてんねん。

ごはんも作って、掃除もして、

劇団員の面倒も見て・・・。

せやのに・・・。何で・・・。
何でうちやあれへんの・・・。

 

それな! ほんそれ。浮気された妻がまっさ

きに愚痴りたくなるところ。誰がパンツ洗っ

てると思ってんねん!身ぎれいでいられる

のは誰のおかげだと思ってんねん! って。

 

あんたなんかいてへんかってもな、

千代さんは幸せになれるんや!
絶対なったんねんこのどあほっ!

 

ありがとう寛治! 満州での所業は許すw

寛治がいてくれて本当によかったよ。千代

はあんたに任せたよ! よろしくね、寛治!

 

・・・腹が立つと筆が進むのよね・・・(苦笑)

 

 

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