「おちょやん」第100回~どんだけほつれても、うちが一緒に縫うたるさかい | 日々のダダ漏れ

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「おちょやん」 第100
第20週 「何でうちやあれへんの?」
どんだけほつれても、
うちが一緒に縫うたるさかい

 

 

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千兵衛) 灯子に子ができたて・・・。

徳利) ちょちょちょちょ・・・待ってぇな。

一平) 和を乱すようなことして、

 ほんまにすんませんでした。

香里) 千代・・・あんたはほんまに

 それでええんか?

千代) うちはもう腹くくったさかい。

 せやさかい、余計な気は遣わん

 といとくれやすな。

 

**********

 

そしていよいよ、鶴亀新喜劇、

1周年興行の幕が開きました。

 

一平) 初恋を踏みにじるおつもりですか。

千代) そういうあなたこそ生娘の初恋を

 踏みにじったドタヌキのくせに!

(拍手と笑い声)

 

**********

 

(舞台袖で見ている天晴たち)

天晴) よかった。

(顔を見合わせる寛治と香里)

 

**********

 

一平) 何で私がドタヌキですねん。

 わしは、あの時からずっと、あんさん

 のことを、思ってましたんやで。

千代) ずっと、私のことを?

一平) そうや。

千代) ほかの奥さん貰て娘さんまで

 いてるくせに!?

一平) それとこれとは話が別やがな。

(笑い声)

 

**********

 

<楽屋>

一平) ほな、お先。

男性) お疲れ。

男性) お疲れさんでした。

男性) お疲れさまです。

(鏡台に向かい、

 化粧を落としている千代)

漆原) 気ぃ付けてな。

一平) ほな、お疲れさん。

男性) お疲れ。

男性) お疲れさ~ん。

男性) 飲もうか。

男性) おおじゃあ飲もうか。

 

**********

 

<夜・天海家>

一同) おお~!

(拍手)

男性) これを待ってたんや。

香里) せっかく独り身の女同士で

 楽しも思たのに何であんたらまで

 ついてくんねん。

徳利) ええやないかもう。

みつえ) こんばんは。

 何やみんな来てたん。

千代) みつえどないしたん? 

 えっ一福も!

一福) こんばんは。

みつえ) どうせ独り身になって暇やろ

 思てな、遊びに来てあげてん。

千代) 何だすみんなして独り身独り身

 て。もうちょっこと気遣いでけしまへん

 のんか?

みつえ) ほんまのこっちゃしな。

 そないなことより何でこの家

 こない散らかってんの。

寛治) アハハ、それはですね・・・。

千代) 寛治~。

寛治) いった!

千代) 寛治黙っとき。

香里) 何や気になるやんか。

千代) ああもうええ。

 

**********

 

男性) 乾杯乾杯。

千代) ええだすか? 乾杯!

一同) 乾杯!

男性) ああ~!

男性) うまい!

(笑顔でお酒を飲む千代)

男性) はいみんなで食べよう。

男性) 食べようなもう。食べよう鍋も。

 

**********

 

(酔い潰れて、団子状態になって

 眠る劇団員たち)

(みつえが目を覚ます)

(奥の散らかった部屋に千代)

みつえ) 何してんの?

千代) 座布団のほつれをな、

 繕うてんねん。

みつえ) 明日も舞台あんねやろ?

 寝た方がええのとちゃう?

千代) 気ぃ紛らわしてんねん。

みつえ) うちも手伝うたげる。

千代) あかん、取らんといて。

みつえ) どんだけほつれても、

 うちが一緒に縫うたるさかい。

(香里も目を覚ます)

香里) うちも手伝うわ。

みつえ) あんたお裁縫できんの?

香里) 失礼やなあ。貸してみい、

 こんなんな誰かてできる。痛っ!

千代) だんないか?

みつえ) ほら言わんこっちゃ

 あれへん。無理しなさんな。

香里) 綻び繕うのもええけど、

 いっそ新しいのにしたら?

 いつまでもお古にこだわって

 てもしゃあない。

みつえ) あんたええこと言うなあ。

香里) よっしゃ、千秋楽終わったら、

 3人で新しいの買いに行こ。

千代) そらええなあ。

みつえ) 約束やで。

(3人で指切りをする)

千代) はい。

香里) フフフフ・・・。

 

**********

 

そして、鶴亀新喜劇1周年公演は、

千秋楽の日を迎えました。

 

千代) 寛治、うち今日稽古場

 寄るさかい先に行くで。

寛治) は~い。

 

**********

 

(家を出る千代)

(路地でお辞儀をする灯子)

 

**********

 

<稽古場>

千代) 悪いな、つきあわして。

 家には寛治おるし、

 今足の踏み場ものうてな。

灯子) いえ、私の方こそ、

 いきなりすいません。

千代) おなかの子は? 順調?

灯子) はい。

千代) そうか・・・よかったな。

灯子) 千代さん・・・。

(深々と頭を下げる灯子)

灯子) 申し訳ありませんでした。なんぼ

 謝ったとこで、許してもらえるやなんて

 思てません。こんなことしといて、許し

 てもらおやなんて虫がよすぎる。一生

 恨まれて当然です。ほんでも謝ります。

 何べんでも謝り続けな、私は・・・この子

 に合わす顔があれへん。あんたは、祝

 福されて生まれてきたんやでて、言う

 てやりたいんです。せやさかい・・・ほん

 まにすみませんでした。

(頭を下げる灯子)

千代) もうよろし。

(灯子に向き直る千代)

千代) ここまでしといて、あんたとその

 子が不幸になったら、その時はほん

 まに許せしまへんさかいな。うちに償

 いたいねやったら、あんたが誰よりも

 幸せになり。ええお母ちゃんになりま

 すのやで。

灯子) はい。

(頭を下げる灯子)

 

ほんまにそない思てんのか?

 

**********

 

<舞台・千秋楽>

一平) わしを直どんと呼ぶ、あんたは・・・。

千代) 丸加の娘の、おてるですがな!

一平) てるさん!

 あんたおてるさんかいな。

 ああえらい年季が入ったなあ。

千代) あんたに言われとうないわ!

(拍手)

千代) 私、ずっと約束の場所で

 待ってましたんやで。

一平) おてるは原田さんとこへ嫁に

 行くと承知した。「お前もうおてるの

 ことは諦め」て。

千代) 誰です、原田さんて。

一平) 誰です原田さんて。

千代) 私が聞いてますのや。

一平) わしが知るかいな。

千代) 私は今日まで、あんたにだまさ

 れた、傷物にされたと、恨んでました。

 けど・・・。

一平) けど?

千代) ・・・・・・・・・。

 

**********

 

(千代を見る、

 舞台袖に控えた天晴たち)

 

**********

 

一平) いや、わしかて、男の一生を

 棒に振らされたと、あんさんを恨ん

 でおりました。けど・・・。

(笑い声)

一平) わしは、あの時からずっと、あん

 さんのことを、思ってましたんやで。

千代) ずっと、私のことを?

一平) そうや。

千代) ・・・・・・・・・。

 

(子供の頃からの2人の記憶)

一平) 何で、悲しいねん・・・。

千代) うち、あんたが羨ましい・・・。

 羨ましい・・・(泣)

 

一平) おかげでちょっと分かったわ。

 千さんとも万太郎とも違う喜劇が

 あんのやないかて。

 

一平) どんだけ知ったふうな口たた

 いても、お前の苦しみはお前にしか

 分かれへん。俺の苦しみは、お前な

 んかには絶対に分かれへん。

 そやから俺は芝居すんねん。

 

千代) うちまた一人になってしもた・・・。

一平) 一人やあれへん。俺がおる。

 

千代) あんたは一人やあれへん。

 うちがいてる。

 

一平) 私は、彼女に心を救われました。

 私のために笑い、泣いてくれる人です。

 

(舞台で台詞が途切れたまま、

 あふれる涙をこらえきれない千代)

千代) (すすり泣き)

 

**********

 

(千代が帰った後の楽屋)

天晴) お疲れさん。

万歳) お疲れさまです。

千兵衛) お疲れさん。

天晴) まあ、しゃあないわな。

 あないなことがあったあとで、

 よう今日まで頑張ってくれたわ。

万歳) これからは、もっと俺らが

 支えたげなあきませんね。

漆原) そやな。

 

**********

 

<天海家>

寛治) ただいま~。

 千代さんお土産買うてきましたで。

(部屋の明かりをつける寛治)

(奥の部屋はきれいに片づいている)

寛治) 千代さん?

(サエとテルヲの写真が

 棚の上から消えている)

 

その日、千代ちゃんは、

道頓堀から、いなくなりました。

 

**********

 

みつえちゃんは本当に、腹心の友になって

くれたなあ(「花子とアン」も見てるのでw)。

 

どんだけほつれても、
うちが一緒に縫うたるさかい。

 

思わず深読みしてしまうほどの良きセリフ!

みつえがこんなにも千代にとって大事な人

になるとは思わなかったよ(不覚じゃ!w)。

 

自分も役者をしていたなら、わざわざ千秋楽

の日の朝に、動揺させるようなことを言いに

来たりしないよね~。いけずな女だよ灯子は。

一平といい、灯子といい、自分の気持ちばか

り優先で。つまりは似合いの2人、ってことか。

 

男というより、夫というより、同士だったんだよ

ね。親に捨てられた同士、誰よりもわかり合え

たように思えた、子供の頃からのお互いを知

っている貴重な存在・・・のはずだったのよね。

 

子供の頃からの回想を見ながら、いつのまに

か一平に期待してしまった、心を預けてしまっ

た千代を思うと切なくて。一人じゃない、俺が

いるって言ったくせに。一平だけはずっと一緒

にいてくれる人だと思ってしまうじゃないか~。

 

千代の泣きっぱなしで終わった千秋楽。さす

がに悪い意味で想定外だった。役者としての

「竹井千代」までが、可哀想になってしまった。

中の人の演技力に頼っただけの、全くすっき

りしない脚本、演出だった。中の人の演技は

素晴らしいし、いいシーンばかりなんだけど。

話の持っていき方というか・・・見せ方が下手。

(コロナのせいだと思うことにしよう・・・ハハ)

 

消えてしまった千代。うんうん、そうなるよね。

一平から離れないと、いつまでも傷口はふさ

がらない。逃げていいよ。逃げるは恥だが役

に立つから! 元気になって戻っておいで~。

 

 

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