「おちょやん」第115回(最終回)~生きるっちゅうのは、ほんまにしんどうて、おもろいなあ! | 日々のダダ漏れ

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「おちょやん」 第114回(最終回)
第23週 「今日もええ天気や」
生きるっちゅうのは、

ほんまにしんどうて、おもろいなあ!

 

 

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(拍手と柝の音)

(舞台上に黒衣)

 

黒衣) 約半年にわたり、

 皆様にご覧いただいてまいりました、

 連続テレビ小説「おちょやん」。

 おかげさまで、本日無事千秋楽

 を迎える運びと相成りました。

 これもひとえに、皆々様のご支援の

 たまものと、存じ上げます。

 それでは、「おちょやん」、

 千秋楽の幕開けでございます。

 

**********

 

「お家はんと直どん」は、始終、

お客さんの笑い声に包まれながら、

いよいよ千代ちゃんと一平君、

2人の場面となりました。

 

<舞台>

千代) そういうあなたこそ生娘の初恋

 を踏みにじったドタヌキのくせに!

(笑い声)

一平) 何で私がドタヌキですねん。

 あんたおてるさんかいな。

 ああえらい年季が入ったなあ。

千代) あんたに言われとうない!

(拍手)

千代) 「一緒に逃げまひょ、いとさんのこと

 必ず幸せにします」て人が世間知らずの

 娘や思てうまいことばっかり言うて。

一平) いやあの日は旦さんが来て、おてる

 は原田さんとこへ嫁に行くと承知した。

千代) 誰です原田さんて。

一平) 誰です原田さんて。

千代) 私が聞いてますのや!

一平) わしが知るかいな。

千代) けど・・・。

一平) けど・・・。

千代) 恨んでました。

千代・一平) けど・・・。

一平) その「けど」は?

千代) そない恥ずかしいこと

 言えますかいな!

一平) わしはな、あんたさんのことを、

 ずっと、思うてましたんやで。

千代) ずっと、私のことを?

一平) そうや。

 

**********

 

<舞台袖>

天晴) 2年前はここで・・・。

 

**********

 

<舞台>

千代) 他の奥さんもろて娘さん

 までいてるくせに!?

一平) それとこれとは話が別やがな。

 

**********

 

<舞台袖>

(安堵する天晴たち)

 

**********

 

<舞台>

千代) もう、取り返しのつけへんことで

 すけど、あんたの気持ち分かって・・・

 うれしいわ~直ど~ん!

(抱き合う2人)

(拍手)

 

**********

 

<客席>

(ジタバタする客席の当郎)

当郎) 離れい! 離れい!

 

**********

 

(舞台袖で見守る天晴たち)

 

**********

 

(舞台上で見守る寛治たち)

 

**********

 

(舞台袖で見守る灯子と新平、

 鶴蔵の肖像画を持った熊田)

 

**********

 

一平) ああお家さん、さあさあ。

千代) おおきに。

(笑い声)

(並んで座る2人)

(照れて離れる直どん)

千代) 直どん。

一平) は~い。

(笑い声)

千代) 直どん。

一平) 何です、お家はん。

千代) 直どん。お家さんやなんて・・・。

 もっと何とか言いようがおますやろ。

一平) ほな、昔に戻って、嬢(とう)さん。

千代) 直どん。

一平) 嬢さん。

千代) 直どん。

一平) 嬢さん。

千代) ああ~ええ年して恥ずかしい!

一平) 恥ずかしい・・・見んといて・・・。

 恥ずかしい! 見んといて。

千代) なあ、直どん。

一平) 何です。

千代) もしあのまま、

 私ら一緒にいてたら、

 どないな人生があったんやろか。

一平) そないなこと、

 考えてもしゃあないがな。

千代) そうですな。

 今ある人生、それが、全てですなあ。

 あんたと別れへんかったら、大切な

 人達と出会うこともでけへんかった。

 あんさんも私も、愛する我が子と

 出会うこともでけへんかった。

 

**********

 

(涙を浮かべ、舞台を見つめている春子)

 

**********

 

(新平を抱き、舞台袖から見ている灯子)

 

**********

 

千代) あんたと出会うて、つらい

 思いもぎょうさんしましたけど。

一平) それもまた、

 面白い人生やったやろ。

 わしのおかげやな。

千代) ほんに。

 ・・・ってそれ自分で言うて

 どないしますねんな。

(拍手)

 

**********

 

(客席のみつえたち)

 

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(客席の当郎たち)

 

**********

 

(舞台の上の寛治たち)

 

**********

 

(舞台袖の天晴たち)

 

**********

 

(新平を抱いた灯子)

(鶴蔵の肖像画を手に、舞台袖で、

 涙を流している熊田)

 

**********

 

<舞台>

一平) なあ、てる。

 おおきに。

(頭を下げる直どん)

(直どんに向き直るてる)

千代) おおきに。

(両手をつき、頭を下げるてる)

千代) 直どん。

 生きるっちゅうのは、

 ほんまにしんどうて、

 フフッ・・・おもろいなあ!

(客席に微笑む千代)

 

**********

 

<客席>

テルヲ) 千代~!

サエ) 千代~!

ヨシヲ) 姉や~ん!

(テルヲとサエとヨシヲが、

 笑って拍手をしている)

テルヲ) 千代~!

ヨシヲ) 姉や~ん!

サエ) 千代~!

(拍手)

(小突きあうテルヲとヨシヲ)

 

**********

 

(泣きながら笑う千代)

 

**********

 

(泣きながら、笑って拍手を送る、

 シズや春子やみつえ、宗助や一福、

 富士子や節子や玉やかめ)

 

**********

 

(当郎や長澤や、「お父さんはお人好し」

 の演者&関係者たち)

 

**********

 

(舞台の上の寛治たち)

 

**********

 

(舞台袖の熊田)

 

**********

 

(舞台袖で泣いている天晴たち)

天晴) まだ、泣いたらあかんで。

 まだ芝居終わってへんのやから。

漆原) これはこれでええやないか。

徳利) そういう天晴さんこそ、

 泣いてはりますやないか。

天晴) 泣いとるか。

 これはな、お天気雨や。

万歳) 明夫~!

 

**********

 

<舞台>

万歳) 明夫~!

(とぼけた芝居を続ける千代と一平)

千代) あっ!

 

**********

 

(舞台袖で、涙を流す黒衣)

 

**********

 

(舞台に並んだ一同)

一平) え~皆さん、本日は、まことに、

 おおきにありがとうございました。

(頭を下げる一同)

(拍手)

 

**********

 

<客席>

かめ・玉・節子・富士子) 

 よっ、おちょやん!

 

**********

 

<客席>

京子たち) お母ちゃ~ん!

当郎) お母ちゃ~ん!

 

**********

 

<客席>

岡福のみんな) 大当たり~!

 

**********

 

(客席の笑顔の春子を見つめる千代)

 

**********

 

(満月にガラス玉を重ねる千代)

(横から指を出し、ガラス玉を突く春子)

春子) あのなお母ちゃん。

千代) ん?

春子) やっぱり私・・・

 看護婦さんになりたい。

(春子を見る千代)

春子) いや・・・なります。

(千代を見つめる春子)

千代) そらええわ。これでお母ちゃん

 が病気になっても安心やな。

春子) 私もお母ちゃんに負けへんくらい、

 みんなのこと元気にしたげんねん。

(笑って春子の頭を撫でる千代)

千代) 楽しみやな。

(春子を抱き寄せ、

 月にガラス玉をかざす千代)

 

**********

 

<岡福>

みつえ) はいお待っとおさんです~。

(うどんを食べながら、

 酒を飲んでいるかめたち)

(笑顔が止まらないシズや宗助やみつえ)

(店に並んだ岡安と福富ののれん)

(壁に飾られた、もう一つの集合写真)

(千代と春子を真ん中に、舞台に並んだ

一平たち劇団員とラジオドラマのメンバー)

 

**********

 

(「お父さんはお人好し」三種類の台本)

酒井) これ全部新作ですか?

富岡) 映画ですか? 舞台ですか?

当郎) そんなん決まってるやろ。

 なあ先生。

長澤) どっちもや。

酒井) え~!

富岡) ホホホホ。

 

**********

 

(稽古場に勢揃いした劇団員)

一平) ええか。

 これからも、ほんまもんの喜劇、

 作り続けんで。

一同) はい! よっしゃ!

 

**********

 

<一平の家>

灯子) ちょっとちょっと、お父さん!

 新平頼んます!

新平) (泣)

一平) 新平どないした。

(原稿を書くのをやめ、新平をあやす一平)

 

**********

 

千代) 急がな遅刻しますで。

春子) ちょっと待って。

千代) 宿題ちゃんと持ちましたんか?

春子) 持った。できてるかどうか分かれ

 へんけど、みんなやるだけやった。

(微笑む千代)

春子) あっ、遅刻や~。

千代) はよ行かな。

 

**********

 

(通りで足を止め、空を見る千代)

千代) 今日もええお天気や。

春子) お母ちゃんはよう。

千代) は~い。

(笑って歩き出す千代)

春子) お母ちゃん。

千代) フフ・・・。

(手をつなぐ2人)

男性) お母ちゃんおはようさん。

千代) おはようさんでございます。

 おはようさんでございます。

 

**********

 

(幕を閉め、こちらに向かって

 頭を下げるアニメの黒衣と千代)

 

おおきに。

 

**********

 

「おちょやん」も、無事完走できました~!

ヒロインが成功した姿をもっと見たかった

けれど・・・脚本家さんが描きたかったのは、

あくまでその過程、傷つきながらも諦めず、

現状を肯定し、前に進んで行く姿だったの

だろう。舞台上での千代のセリフが、全て。

 

今ある人生、それが、全てですなあ。

あんたと別れへんかったら、大切な

人達と出会うこともでけへんかった。

あんさんも私も、愛する我が子と

出会うこともでけへんかった。

 

生きるっちゅうのは、

ほんまにしんどうて、

フフッ・・・おもろいなあ!

 

小さい頃から、生きるのがしんどいことを

実感していた千代。うん、しんどかったわ。

それを見守るのもなかなかの苦行だった。

それでも、見続けることができたのは、中

の人の演技力、役者さんたちの力だった。

千代の役は、杉咲花ちゃんクラスの女優

さんにしかできなかっただろうなあと思う。

そういう意味では、最近の朝ドラは新人さ

んがヒロインをやりにくくなってるというか。

まあ、その分、ヒロインの初々しさとか・・・

危うさを応援する醍醐味は減ったかもね。

 

今ある人生、目の前にあるもの、今、自分

が持っているものを肯定すること。人はあ

るものよりないものに目が行きがちだけど、

実は案外持っている。ある幸せを数える方

が、幸せになる近道になりそうな気がする。

 

最悪の、どん底に見える出来事でも、そこ

から最高の出会いや、チャンスが待ってい

たりするのが人生の面白いところ。そして、

そのことに気付けるかどうかで運命も変わ

る。どんな経験も、無駄にはならないしね。

 

千代のモデルとなった人の記事で、興味深

い記述があるので、時間があればぜひ ↓

朝ドラ『おちょやん』モデル・浪花千栄子、人生リベンジ

 

↑の記事の中に出てくる「夫には、よう捨て

ていただいたと思います」という言葉が、千

代の気持ちに近いんだろうなあって。結果

論ではあるけれど、別れてよかったってこと

はあるよね、実際。悪縁が切れて運が開け

ることってよくある話。続かない縁は、そうい

う縁なんだなあと思うと、しっくりきたりする。

 

ベタではあるけれど、期待していたとおりに、

テルヲ、サエ、ヨシヲが出てきてくれてよかっ

た。それぐらいのファンタジーはね、ご褒美

として欲しいもの。千代の心も救われてほし

い。千代が、家族に対して抱えていた気持

ちが、ようやくほどけたというか、いろんなこ

とを許せるようになったっていうことだよね。

すべての悪夢はテルヲから始まるのだけれ

ど、そこから岡安、一平との出会い、芝居と

の出会い、春子の存在に繋がるわけで・・・。

 

生きるっちゅうのは、

ほんまにしんどうて、おもろいなあ!

 

しんどいけれど、面白いこともあるからやめ

られないのが人生、そして朝ドラなのよねw

 

来週からは、「おかえりモネ」が始まります。

よろしければまた一緒に見守りましょうね♪

 

 

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