「おかえりモネ」第103回~聞くから。思ってること全部言って | 日々のダダ漏れ

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「おかえりモネ」 第103
第21週 「胸に秘めた思い」
聞くから。思ってること全部言って

 

 

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未知) 私は・・・

 ずっと何してきたんだろう。

 私は、何がしたかったんだろう。

百音) みーちゃん。

 東京、行ってみたいんじゃない?

 

**********

 

<永浦家>

手紙・雅憲) 「民宿再会するなら、息子を

 連れて、またぜひ島に行きます。雅憲」。

百音) ただいま。

亜哉子) おかえり、遅かったね。

 何してたの?

百音) ごめんちょっと、しゃべってた。

亜哉子) 未知、ごはん食べるでしょ?

未知) うん。

百音) 手紙?

亜哉子) ああ、うん。

 昔、夏休みによく来てくれてた子から

 返事が来たの。雅憲君。写真、あった

 と思うけど・・・。

(民宿の時のアルバムを開く)

亜哉子) あっ、これ。ほら、雅憲君。

百音) へえ~。

 

この島では、

民宿を営む人たちが中心となり、

「島の里親制度」、というものを

やっていました。

学校や家庭になじめない子供たちを、

夏休みの間預かって、島の暮らしを

体験してもらうことで、少しでも、

心がホッとできたらいいね、

という取り組みでした。

 

(回想)

雅憲) 頂きます。

雅代) は~い、たくさん食べて。

雅憲) おいしい!

 

亜哉子) うれしいね、こうやって

 また来たいって。ねっ。

(俯いている未知)

亜哉子) 未知、大丈夫?

未知) うん。よかったね。

亜哉子) うん。

未知) 着替えてくる。

(未知を目で追い、百音をみる亜哉子)

(電話の呼び出し音)

亜哉子) あっ、はい・・・はい。

電・亜哉子) はい、永浦です。

 はい。ああ、事務長さん。ええ。

 はい・・・。え?

 

**********

 

<居間>

亜哉子) カキ棚、直さないってどういう 

 ことですか? 今、漁協の事務長さん

 から聞いて、もうびっくりして。

 何で、私だけ知らないんですか?

龍己) いやいや、耕治のいる時、

 一緒に話そうど思ってだんだよ。

 悪がったな、ハハ。

亜哉子) 耕治さんと2人で、

 決めてたんですか?

龍己) ああいやいや、

 俺が決めだんだよ。

 耕治はこの資金繰りの計画、

 何度も立ででくれでだ。

亜哉子) じゃあどうして・・・。

龍己) いや~俺は、

 この永浦水産は、俺の代で、

 終わっていいど、思ってんだよ。

亜哉子) おじいちゃん・・・。

龍己) 養殖業は、今、どごも十分に

 頑張ってる。もう俺がしょって立づ

 必要ももうねえし、こごは、俺の代

 で終わっていい。

亜哉子) ちょっと待ってください。

 いつからそんなこと考えて・・・。

未知) 私が継ぐよ。

亜哉子) 未知・・・。

未知) 何言ってんの、おじいちゃん。

 そもそも、そのつもりだったんじゃ

 ないの? みんなだって、私が継ぐ

 と思ってたでしょ?

龍己) いやそうど決めでだ

 わげでねえぞ。

未知) だって、水産高校行って水産

 試験場だよ? いずれ、うちの仕事

 は何とかしようと思ってるよ。

(帰宅した耕治が廊下の陰で、

 足を止めている)

龍己) みーちゃん、

 あんた、研究が好ぎだろう。ええ?

 新しいものを探す研究ど、実際に育

 でで出荷する生産どは、ねえ、同じ

 水産物を扱ってでも、違うだろ?

 みーちゃんも、それはよ~く分がっ

 てると思うよ。

未知) そんなの、いいんだって。

 とにかく継ぐよ。

亜哉子) 分かった。

 とにかく、分かりました。

 カキの養殖、私が、続けます。

 細々とでも大丈夫よ。その間に、

 いろいろ、方法を、見つければ

 いいじゃない。ね?

龍己) うん。亜哉子さん。

 亜哉子さんは、子供に関わる

 仕事がしたいんでねえのが?

亜哉子) え?

龍己) 雅代が、2週間ぐらい子供を

 預がった、ああいうのがしたいん

 でねえの?

亜哉子) おじいちゃん、

 どうして急にそんなこと・・・。

龍己) あんたが、あん時、雅代の

 介護で、学校の先生を、辞めな

 げればならながったの。それが、

 心残りだったんでねえのが?

亜哉子) 違います。おじいちゃん、

 そんなふうに思ってたの? 違い

 ます。おばあちゃんのせいなん

 かじゃない。本当に、違います。

 私が教師を辞めようと思ったの

 は・・・。

(亜哉子をみる百音)

龍己) まあ・・・まあこの話は

 ちょっと、置こう。悪がったな。

 何か、つまんねえこと

 言っちゃったな。

(俯く亜哉子)

 

**********

 

<未知の部屋>

未知) 大丈夫、私がなんとかする。

 そもそも、おじいちゃんが何であん

 なごど言いだしたのか分かんない。

 私がいんのに。

百音) でもおじいちゃんが言ってた

 ことは、そのとおりなんじゃないの?

 みーちゃんは研究の方が好きって。

未知) うるさいな。

 お姉ちゃんには関係ない。

百音) 関係なくはないよ。

未知) じゃあ何? お姉ちゃんが

 おじいちゃんのカキ継ぐ? 継げる?

(百音をみる未知)

百音) 私にはできない。

未知) お姉ちゃんはいいね。

 自分の、本当にやりたいごど見つ

 けて、仕事にして。こっち戻って、

 好きな人とも、仲よくて・・・。

 気持ち通じ合ってて、結婚も・・・。

 最高だよね。全部順調じゃん。

 全部持ってんじゃん。私の気持ち

 なんか、分かるわけない。

(立ち上がる未知)

百音) 待って。聞くから。

 全部、思ってること全部言って。

 言ってほしい。

(両手で未知の手を握る百音)

未知) 分かんないのは私だよ。

 私、何を選んだらいいの?

 研究? うちの仕事?亮君。

 ごめん、駄目なの。

 もう頭の中グチャグチャ。

(未知の方をさする百音)

 

**********

 

<夜明け前>

(出かける支度をした百音が

 廊下で足を止める)

(暗い座敷で、耕治がトランペット

 を見つめている)

百音) おはよう。

耕治) おお・・・。

百音) どうしたの?

耕治) 何だ、はええな。

百音) うん、港にけあらし出て

 いるみたいだから。ラジオで

 言おうと思って。

耕治) ああそうが。

 確かに寒いもんな。

百音) 大丈夫?

耕治) ん? 何が?

百音) いや・・・。

耕治) ああ・・・ああ、しまった。

 ばれたが。

(ケースを開け、トランペットを

 手に取る耕治)

百音) お父さん、吹けばいいのに。

耕治) いや・・・もう音出ないよ。

 決めんのは、自分だ。でも、俺の

 決断は、正しがったのがなあ。

百音) 仕事、ちゃんと認められてん

 じゃない。部長さんとかすごいよ。

耕治) アハハハ。娘に直球で

 言われっと何か、うれしいな。

 音楽とが、経済とが、

 間違ってねえ。

百音) うん。

耕治) ただな・・・。

 ハハハ、早ぐ、行ぎなさいよほら。

 けあらし、消えちゃうよ。

百音) うん。

 じゃあ行ってきます。

耕治) おう、行ってらっしゃい。

 

みんなが、

誰かのためを思って迷ってる。

苦しいね。

 

**********

 

ただの民宿じゃなかったんだね~。里親制度

もやっていたと。なるほどね~。龍己さんの指

摘は、あながち間違ってはいないんだろうね。

亜哉子さんは、そういうことも含めて、民宿を

またやりたいと思ったんだろうし。介護のせい

で学校を辞めさせてしまったというより、龍己

さんが言いたかったのは、亜哉子さんは好き

なことをやってもいいんだよ~ってことだよね。


みんなが、
誰かのためを思って迷ってる。
苦しいね。

 

亜哉子も未知も家の犠牲になっていると思

っていないだろうし、ただ、家族の役に立ち

たい、大好きな人を喜ばせたいと思ってい

るだけ。龍己さんは家業に捕われず、好き

な事をさせてやりたいと思っている。みんな

それぞれ、大好きな家族の気持ちに寄り添

いたいと思いながら悩んで、苦しんでいる。

家族全員で「賢者の贈り物」をし合いそうな

勢いの、永浦家の人たち。でも難しいよね。

家業や家族が嫌いだったら・・・簡単なのに。

 

未知) お姉ちゃんはいいね。
 自分の、本当にやりたいごど見つ
 けて、仕事にして。こっち戻って、
 好きな人とも、仲よくて・・・。
 気持ち通じ合ってて、結婚も・・・。
 最高だよね。全部順調じゃん。
 全部持ってんじゃん。私の気持ち
 なんか、分かるわけない。
百音) 待って。聞くから。
 全部、思ってること全部言って。
 言ってほしい。
未知) 分かんないのは私だよ。
 私、何を選んだらいいの?
 研究? うちの仕事?亮君。
 ごめん、駄目なの。
 もう頭の中グチャグチャ。

 

百音が島に、家に帰ってきた最大の目的、

「やり直し」をする機会がやってきたよ~。

あの日、未知を受け止めてやれなかった

百音。言葉に打ちのめされてしまった弱い

自分。でも今は違う。言いたい放題されて

も、思ってること、全部言ってと言える。話

を聞くと・・・丸ごと受け止める覚悟がある。

 

どうしていいのか分からないってこと、頭

の中がグチャグチャなこと、そのまま全部

吐き出してしまえばいいよ。話しているう

ちに、不思議と、気持ちが見えてくるから。

吐き出して・・・受け止めてもらえるだけで、

人はずいぶんと楽になれるから・・・。未知

も、亜哉子も耕治も、一人で抱え込んでい

ないで、話して早く、楽になれたらいいね。

 

 

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