「おかえりモネ」第105回~それはそれでいいっていう世の中 | 日々のダダ漏れ

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「おかえりモネ」 第105
第21週 「胸に秘めた思い」

それはそれでいいっていう世の中

 

 

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亜哉子) 気が付いたら私・・・。

 学校から出ようとしてた。

(涙のあふれる目で百音を見る亜哉子)

亜哉子) あなたたちよりうんと小さい、

 あかりちゃんたちを・・・置いていこう

 としてた。

(亜哉子を見つめる百音)

 

**********

 

(家族全員が座った居間)

亜哉子) あの日、震災の・・・あの夜。

 私・・・モネや未知のこと考えて、

 生徒たちを置いて、学校を、

 離れようとしました。

(亜哉子を見る龍己)

亜哉子) すぐに我に返って、何して

 んだって、慌てて生徒たちのところ

 に戻りました。でも・・・あの10分間、

 私・・・。自分の子供たちのことしか

 考えてなかった。

(亜哉子を見つめる未知)

亜哉子) あかりちゃんたちは、生徒

 たちは、モネや、未知と同じように、

 私が思うのとおんなじように、親御

 さんにとって掛けがえのない子供

 たちなのに。それから、子供たちを

 親御さんのもとに帰すまで、私なり

 に頑張ったけど・・・でも、でもあの、

 10分間が頭から離れなくて。私は、

 教師は続けられないと思いました。

 でもそれも、辞めるための口実だっ

 たのかもしれない。それから1年は

 続けたから。でもあのころ、学校は

 本当に大変で・・・。自分がつらくな

 っちゃっただけなのかもしれない。

 逃げたのかもしれない。

(うつむく亜哉子)

(亜哉子の背中をさする耕治)

亜哉子) だからねおじいちゃん。

 私が教師を辞めたのは、おばあ

 ちゃんのせいじゃありません。

龍己) つらいごど、言わせだな。

亜哉子) 話せたらあの・・・

 少しホッとしました。

龍己) いや~それはよがった。うん。

亜哉子) なので、今までどおり、

 カキのお手伝い、させてください。

龍己) はい。とりあえず、

 残った、棚だげでやってみよう。

 金、なんとがなんだろ? なあ。

耕治) ああ・・・。

(うつむいている未知)

 

**********

 

(家族4人が喪服姿で帰ってくる)

亜哉子) 雨、降らずに済んで

 よかったですね。

龍己) ああ。

百音) 大丈夫。今晩まではもつよ。

亜哉子) ねっ、三生君、立派だったね。

百音) いい声してた。

亜哉子) うん。

 

今日は、私の七回忌でした。

 

龍己) はい、帰ってきましたよ。

 

星明寺で、三生君が立派に、

お経を読んでくれました。

 

(スマホ・バイブレーション)

亜哉子) あっ、おとうさんだ。

 新幹線間に合ったって。

 今から仙台じゃ、大変ですね。

龍己) あいづもこれがら

 いろいろと忙しくなるぞ。

亜哉子) そうですね。

龍己) うん。

 

**********

 

亜哉子) もう6年。

龍己) うん。早えもんだな。

亜哉子) ええ。

百音) 優しかったよね、いっつも。

亜哉子) 本当。大好きだった。私ね、

 おとうさんとの結婚真剣に考えたの、

 おばあちゃんに会ったからなのよ。

百音) そうなの?

亜哉子) うん。初めて島につれてきて

 もらった時、おばあちゃんに会って、

 ああ、いいなあ。ここの家族になりた

 いなって。

龍己) 何だ、俺じゃながったのが。

(笑い声)

亜哉子) すみません。

龍己) いやいや。

亜哉子) 結婚してしばらくは仙台に

 住んだけど、何とな~く、島のことが

 頭離れなくて。

百音) ああ、お母さん前に言ってたね。

 私と、みーちゃんにさ、好きなことしな

 さいねって言ってくれた時。

亜哉子) ああ、そうね。

 

(回想)

亜哉子) 好きなことしなさいね。

百音) ん?

亜哉子) おばあちゃんがね、昔言って

 くれたの。「島に来てくれるのは大歓

 迎だけど、先生の仕事は続けなさい

 ね」って。

 

(回想)

雅代) 女が自分の好ぎな仕事選べる

 なんて、この辺じゃながなができるご

 どじゃないのよ。

 

龍己) そうが。

 そいなごど言ってだのがあいづ。

亜哉子) ああもちろんおばあちゃん、

 カキの仕事のことも、民宿のお客さん

 も、夏休みに来る子供たちもみんな、

 丸ごと大好きって笑ってましたよ。

龍己) そうが、ハハハハ。

亜哉子) 本当、思い出すのは、

 笑ってる顔ばっかり。

龍己) 思い出すのが、笑い顔だけ

 なんてそれ、ファンタスティックじゃ

 ないが。ハハハハハ。

亜哉子) はい。

(仏壇を見る龍己)

龍己) 会いたくなっちゃったなあ。

(亜哉子と百音と未知も、

 雅代の笑顔の写真を見る)

 

いつかきっと、また会えます。

 

**********

 

<市民プラザ・ラジオブース>

(放送準備をする百音を、

 あかりがずっと見ている)

(あかりを見る百音)

百音) もしかして、興味ある?

 気象予報士。

あかり) 全然。

百音) え。

あかり) ん?

百音) いやだって、最初に会った時・・・。

 

(回想)

あかり) 永浦さんは、どうして気象

 予報士になろうと思ったんですか?

 

あかり) ああ・・・。

百音) ああ・・・あれは興味が

 あるってことではなかったか。

あかり) 私、やりたいこととか

 全然なくて・・・。

百音) あ・・・。

 

(回想)

百音) 先生は、どうしてお医者さん

 になろうと思ったんですか?

 

(回想)

百音) やりたいごどって何でしょう・・・。

 

(昔の自分を思いだし、小さく笑う百音)

百音) ううん。

あかり) 高校は、

 行こうと思ってるんだけど・・・。

百音) うん。

 それからゆっくり考えても、

 いいと思いますよ。

あかり) うん・・・でも・・・。

百音) ん?

あかり) 私勉強が・・・ちょっと・・・。

百音) そう。

 あっ、日曜日、時間ありますか?

 

**********

 

<永浦家>

亜哉子) ん? う~ん・・・。

 中学3年生の問題は難しい!

 私、小学校の先生だから。

 算数なので。

あかり) えっ、ちょっと先生

 諦めないでよ。先生。

未知) お母さん、楽しそう。

百音) だね。

 

**********

 

(中庭越しに、

 廊下から見ている耕治)

(龍己が通りかかる)

耕治) ん?

龍己) ああ。おめえあの、

 亜哉子さんの話聞いだが?

 この島に来た理由。

耕治) ああ。

龍己) うん、そうが。

(亜哉子の笑顔を見ている耕治)

 

**********

 

<夕方>

百音) お待たせ。忘れ物ない?

あかり) うん。

百音) またおいでね。

あかり) うん。

 でも、何か助けてもらって

 ばっかりで悪いから。

百音) 違うの。

 あかりちゃんを助けてるようで、

 こっちも助けてもらってるから。

 あっいやそれにね、もし助けても

 らってるばっかりだったとしても、

 それは、それでいいっていう世の

 中の方がいいんじゃないかな。

百音・あかり) うん。

亜哉子) あかりちゃん。これお土産。

あかり) ありがとうございます。

亜哉子) また来てね。

あかり) はい。

百音) じゃあ。

亜哉子) お願いね。

百音) うん。

(笑顔で帰っていくあかり)

 

**********

 

(座敷にホワイトボードを置き、

 机を並べる耕治)

亜哉子) おとうさん、何始めてんの?

龍己) おいおい、何やってんだ?

耕治) 今は、民宿や里親までは無理

 がもしんないげどさ、とりあえず、島

 の子どもたぢ集めて、塾でもやって

 みだらどうだ?

亜哉子) え・・・。

(ポカンと見ている百音と未知と龍己)

耕治) 子供の笑う顔ってのは、

 やっぱり、いいもんだ。なあ。

亜哉子) (笑顔)

耕治) よし。

 

**********

 

結婚前に、相手の家族に会っておくことは、

とても重要なこと。ヤバい人なのか、大丈夫

な人なのか、見極めは大事。亜哉子さんは、

雅代さんに会って、この家族になりたいと思

ったというけれど、そう思えたのはかなりラッ

キー。いい人だとしても、相性はあるから・・・。

 

亜哉子) 本当、思い出すのは、
 笑ってる顔ばっかり。
龍己) 思い出すのが、

 笑い顔だけなんてそれ、

 ファンタスティックじゃないが。

 

ファンタスティック! 決め手は笑顔か。それ

は分かるかも。笑顔は最強。ポジティブだし、

何より、受け入れてもらえてる感が強くなる。

亜哉子さんの笑顔を、ホッとした表情で見て

いる耕治の気持ちにちょいキュン。笑顔は人

を幸せにするよね。マジファンタスティック!

 

もし助けてもらってるばっかり

だったとしても、それは、それ

でいいっていう世の中の方が

いいんじゃないかな。

 

もちろん、いつか、何らかの形で誰かを助け

てあげることができたら素敵なことだと思う。

ただ、それは余裕ができたらでいいというか、

返せないから受け取れないと追い詰められ

るような社会は、息苦しいし、何か嫌だなぁ。

いろんな可能性が広がる世界の方が楽しい。

 

今できること、できそうなこと、やれそうなこ

とはやってみればいいんじゃないかな~と。

状況は日々進化していくし、今できなくても、

5年後10年後には可能になってるかもしれ

ない。頭の中の常識を時々アップデートしな

いと世の中が便利になっていることに気が

付かなかったりするから。分からないと口に

出すのも大事。人に話せば全く違う視点で

突破口が見つかることもある。民宿、里親ま

では無理でも、まずは塾からやってみれば

という耕治の提案、そういう視点は・・・大事。

みーちゃんだって、もっと欲張ってもやって

いける道はあるかもしれないよね。とりあえ

ずやりたいことを言ってみたら、いろんな可

能性を提案してくれる人が、きっといるから。

 

来週も、ヒリヒリザワザワしそうだけれど・・・。

今回の脚本には信頼しかないので、どんな

ふうに、みんなの気持ちの落としどころを見

せてくれるのか、泣く準備をして待つのみ♪

 

 

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