「ひまわり」(再放送)第3章 人は見かけによらぬもの?(第31~36回) | 日々のダダ漏れ

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「ひまわり」 (再放送)

第3章 人は見かけによらぬもの?

(第31~36回)

 

 

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第31回

 

赤松) どうして、黙っているかだな…。

のぞみ) はっ?

赤松) 人間っていうのは、しゃべりたい

 生き物だ。しゃべってしゃべってしゃべ

 って、自分がどっちへ行ったらいいのか、

 確認しながら生きていく…。

のぞみ) はあ…。

赤松) 黙っているやつは、

 どこへも行きたくないやつだ。

 19の子供が、どこへも行きたくなく

 なるようなことがあったのか…。

 恐らく、そこからやつの心をほぐして

 いくしかないなあ。

あづさ) ええ…。

 

のぞみ) 「人はね、しゃべりたい生き物な

 んだ」って。当たり前のことなんだけど、

 私、それ言われた時、ず~っと黙ってる

 達也が、どれだけ寂しいか、ちょっと分

 かった気がしたの。盗んだか、盗んでな

 いかじゃなくて、何でそれを誰にも言え

 ないのかってことの方が、ず~っと大事

 なんだなって思ったの。

あづさ) そう…。

 

**********

 

第32回

 

赤松) まっ確かに、寡黙っていうのは男に

 とって、重みがあるように見えるが、いや

 ~多少かっこ悪くても俺は、人とおしゃべ

 りをしていたいな。ベラベラベラベラ、つば

 きを飛ばして、ああだこうだとしゃべって

 いたい。だってそうだろ。しゃべらんことに

 は、何を言ってるのか相手には伝わらん

 からな。つまらんなあ。欲しいものは欲し

 いって言わなきゃ手に入らないんだよ。

 好きだ好きだとくっつき合ってる、男と

  女は知らんが…。いや~人間の気持ち

 なんていうのはそう簡単に伝わるもん

 じゃない。そう思ってる私は…さみしい

 やつかもしれない。…で、君は甘いや

 つだ。何も言わなくても、誰かが分かっ

 てくれる、誰かが察してくれると思って

 る。相当なロマンチストだよ。

達也) 違う。

赤松) 何が違う?

達也) 俺は…バカバカしくなったんだ。

赤松) バカバカしい?

達也) そうだ。俺は、絶望したんだ。

 絶望したから、しゃべるのをやめたんだ。

赤松) ほう…夢はあるのか?

 君の夢は何だ?

達也) 何だよ? いきなり。

赤松) ないのか? 夢は。

達也) あるかよそんなもん。

赤松) だったら…絶望なんかするな。夢も

 希望もないやつに、絶望する資格はない。

看守) すいません。

 食事の時間なんですけど。

赤松) はい。

達也) 待てよ。

 俺じゃない。俺…やってない。

 何で俺んとこに、金が入ってたのかは

 分かんない。でも…俺はやってない。


**********


第33回


星野) あのさ…あの人は「返しの赤ゲン」

 っていってさ、その世界じゃ結構名の知

 れた人なんだぜ。去年再審が決まった

 福岡の高校教師殺しだってあの人が手

 がけたんだよ。

純一郎) ああ、福岡の! 知ってますよ。

 ニュースで見ました。

のぞみ) えっ、何それ?

純一郎) 知らないの? お前法学部だろ?

のぞみ) 自分だって

 勉強してなかったでしょう。

星野) もしかしてお宅ら法学部なの?

のぞみ) ええ、一応…。

星野) 「一応」ねえ…。

 じゃあ何? 大学の同級生ってやつ?

純一郎) まあ…そんなもんです。

星野) ふ~ん。

純一郎) 何です?

星野) いや、大学の法学部出て、金融

 に就職したやつの顔が見てみたいと

 思ってたからさ。

純一郎) 別に普通のことだと思うけど…。

星野) それが普通だから日本は

 おかしいんじゃないの?

純一郎) 「日本」って…。

 何言ってんだか。

星野) 俺も法学部なんです。

純一郎) それが何です?

星野) 弁護士目指して司法試験を

 受験中です。仕事しながらだから、

 もう5年も落ちてますけどね。就職

 のために大学行くより、俺の方が

 よっぽど普通だと思うけどな…。

 

**********

 

第34回

 

のぞみ) 私こんなに腹が立ったの

 生まれて初めてよ。

達也) 俺だって…

 俺だって、腹が立ってるよ。

赤松) 何に、腹が立った?

達也) 俺にだよ。

赤松) 「俺」って、自分のことか?

達也) ああ。やってもいないのに、逮捕な

 んかされた自分に腹が立つんだよ。俺は、

 バイトした金で革ジャン買ったんだ。

 前の夜、店で、金が盗まれたって、店長

 が騒いでたのは知ってたけど…。俺が

 やったんじゃないから、早く出てくればい

 いなって。でも、金は明くる日、俺のロッ

 カーから出てきたんだ。「違う」って言っ

 たけど…店長「やっぱり」って。

赤松) やっぱり?

達也) 「やっぱり問題起こしやがったか。

 やっぱりな」。あいつそう言ったんだ。

赤松) どうして、「やっぱり」なんだ?

達也) 「家に問題あるからだ」と…。

のぞみ) (涙)

達也) 「親父が、愛人はらませて、失踪

 するような人間だからだ」と…。

赤松) どうして店長が、君の家のことを

 知っているんだ?

達也) 俺が話したんだよ。いい人だと思っ

 てたし。「バイト代ためて、革ジャン買うん

 だ」って言った時も、「そんなバカなことで

 きんの、若い時だけだから、思い切って

 高いの買えよ」って言ってくれたんだ。俺

 …逃げてんのかもしんないけど…何で

 大学受けるのか分かんなくて…。とにか

 くワ~ッと、体動かして、バイトでもしてえ

 と思ってたから、すげえ一生懸命働いた

 んだ。そしたらあいつ、「お前は、どこ行っ

 ても、やっていける」って言ってくれて…。

 なのに、「やっぱり」だもんな。

のぞみ) 達也…。

達也) 俺…誰がやったかなんてどうでも

 よかった。それより、あの、「やっぱり」っ

 ていうの聞いた時、何かもうすげえバカ

 バカしくなってさ。警察に何聞かれたっ

 て、絶対しゃべるかって思ったんだ。

赤松) そうか…。

達也) 結局しゃべっちゃった。あんたの言

 う通り、俺も、しゃべりたかったのかな?

のぞみ) 達也…。

 

**********


第35回
 

店長) ムカつくんだよ。勉強もしねえで

 バイトして、簡単に金手に入れて、

 好き放題使っちまうようなやつらがよ!

 革ジャン? なにが革ジャンだよ…。

赤松) あんたに、

 達也の革ジャンのこと笑えんぞ。

店長) 何だと?

赤松) あんた…何で家を買った?

店長) 何が言いたいんだ?

赤松) 見えだろう? 見えという言葉が悪け

 りゃ、自分の幸せのために買ったんだろう? 

 払いが厳しいのは、覚悟の上で買ったんだ

 ろう? それなのに、女房や子供のために

 苦労してるなんて、甘ったれたことを言うも

 んじゃない。達也の革ジャンも、あんたの

 立派な家も、根っこはおんなじだ。

店長) 何だよあんた…。何だよあんた。

 何だよあんた!

(赤松に殴りかかる店長)

のぞみ) 赤松さん! 大丈夫ですか?

赤松) 殴っても、どうにもならんぞ。

 あんたが、1人の人間を傷つけた

 ことには、変わりはない!

 

**********

 

第36回

 

達也) 何か、1年ぐらいたったような気がする。

赤松) 中にいてか?

達也) うん。たった9日間だけなのに。

赤松) う~ん。時間なんていうのは

 いいかげんだからなあ。

達也) えっ?

赤松) 時間だけは正確で誰にも平等で、疑い

 ようもないくらい確固たるもんだと、思ってる

 んだろう。俺はそうは思わない。いや~同じ

 1週間だっていろいろだ。たった1分でも、そ

 うだぞ。1分で一目ぼれした相手と結婚する

 こともありゃ、1分間エレベーターに乗り合わ

 せた他人に腹を立てて、殴って会社をクビ

 になることだってある。1分でも人生、変わ

 るんだ。「あれ? 今のは1分じゃない、俺に

 とっては1年にあたるぞ」って騒げるような

 こと、時間を疑えるようなこと、おい…いっ

 ぱい味わえよ。

達也) うん。分かるよ。

赤松) うん。そうか…。でもあれだな、君み

 たいな若い子に、「分かるよ」って言われ

 ると何か、こそばゆいな。ハハハ…。

達也) あった?

赤松) うん? 何が?

達也) いや、人生変わったなって

 思えるような1分。

赤松) そりゃいっぱいあったさ。

達也) どんな?

赤松) そうだな…ヤケクソで難しい仕事

 引き受けて、あとで大赤字になったりな。

 さっきまでどうってことなかった女を好き

 になったり…。

達也) ふ~ん。

赤松) おい。中年だと思ってバカにする

 んじゃないぞ。いや~俺はこれからだっ

 て、その一瞬、味わおうと思ってるんだ

 から。フフフ…。

 

のぞみ) お母さん…私…。

あづさ) 何?

のぞみ) 弁護士さんになる。

あづさ) えっ?

のぞみ) 弁護士さんになりたいの。

 私、弁護士になる!

 

**********

 

人はしゃべりたい生き物。伝えたい、分かりたい

生き物なのかもね、人間って。だから、しゃべる。

しゃべらないと伝わらないから。分かってほしい

から。達也がしゃべりたくなってくれてよかった。

この人には分かってもらえない、伝わらないと思

ってしまうと、しゃべりたくなくなってしまうよね…。

分かってくれる人には延々としゃべりたくなるし。

 

ドラマでも、おしゃべりが多いとその人物像が見

えてくる。いろんな人間の気持ちを知りたいから、

私はおしゃべりなドラマが好きなのかもしれない。

 

そしてついに、ヒロインのぞみが宣言する時が。

アイドルになりた~い!…ではなく、弁護士にな

りたいと。まだまだ未熟で甘ちゃんだけど、伸び

しろは期待できるヒロインとして応援するよ~!

 

 

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