「ちむどんどん」第88回~「しーちゃん」と、呼んでくださる? | 日々のダダ漏れ

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ちむどんどん 第88
第18週「しあわせのアンダンスー」
「しーちゃん」と、呼んでくださる?

 

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

(詩を読む重子)

重子) 「こひ人よ、おまへがやさしくして

 くれるのに、私は頑(かたく)なで、子供

 のやうに我儘(わがまま)だった!

 私はおまへのやさしさを思ひ、また

 毒づいた人を思ひ出す(「無題」)」。

 

(回想)

和彦) たとえ結婚に反対されたままでも、

 母さんは僕を産んでくれた、この世で

 たった一人の大切な人。これからは

 決して、母さんを一人にはしない。

 

(本を閉じる重子)

(ノック)

波子) 奥様、本日はこれで。

重子) ご苦労さま。

波子) あの…それは?

重子) 嫌になっちゃった。

(良子が持ってきたカセットテープ)

(カセットデッキの再生ボタンを押す)

カセットデッキ・歌子) 「あ~あっ…」。

 (せきばらい)「あっ、初めまして、比嘉

 歌子と申します。沖縄の、比嘉暢子の

 妹です。え~と…結婚させてください。

 あっ、うちではなくて、和彦君と、

 暢ネーネー…じゃなくて、暢子です。

 うちは…じゃなくて、私、歌います」。

 ♪「名も知ら…」

 「あっ、すみません、もう一回やり

 直します」。♪(三線)

カセットデッキ・優子) 「歌子、ごはんだよ」。

カセットデッキ・歌子) 「あっ、ちょっ、

 ちょっと待って」。

カセットデッキ・優子) 「何かしてるわけ?」

カセットデッキ・歌子) 「ああ…何もしてないよ」。

(停止ボタンを押す重子)

波子) 暢子さんのご家族は、

 愉快な方ばかりですね。

重子) 急に、

 同居したいだなんて言いだして。

 

**********

 

<昼・フォンターナ>

(重子が、和彦と来る)

房子) いらっしゃいませ。

暢子) いらっしゃいませ。

(コック姿で迎える暢子)

 

**********

 

(重子と和彦をテーブル席に

 案内する房子)

房子) この時間は、

 貸し切りにさせて頂きました。

重子) 一体何をたくらんで

 らっしゃるの?

 

**********

 

(料理を運ぶ暢子)

暢子) お待たせいたしました。

 本日は、特製メニューです。

 前菜の、ソップレッサータでございます。

房子) ごゆっくり、お召し上がりください。

(一礼し、下がる房子と暢子)

重子) いただきます。

和彦) いただきます。

(一口食べる重子)

重子) 普通においしいけど?

和彦) いつもとは味が違うような…。

(暢子が次の料理を運んでくる)

暢子) 秋の、ミノネストローネです。

(二人に料理を出し、

 一礼し下がっていく暢子)

(スプーンで料理をすくう重子) 

重子) エビの頭?

和彦) 何かねらいがあるのかな。

 

**********

 

暢子) コトレッタ・アッラ・ミラネーゼです。

(一礼し、下がる暢子)

(一口食べる和彦)

和彦) クジラ?

重子) まさか…。

(重子も食べる)

 

**********

 

暢子) 特製の、お寿司です。

和彦) えっ、お寿司?

 フォンターナでお寿司?

(ためらいながら、一つ食べる重子)

和彦) おから?

重子) やっぱりこれ…。懐かしい。

(奥から房子も出てくる)

重子)  毎日おなかを空かせてた、終戦

 直後の…。お父さんとよく行った…闇市

 の味。オーナーもよくご存じですよね。

房子) あまりにも材料がなくて、今では

 考えられないような料理がありました。

暢子) 本日の特製メニューは、終戦直後

 に、主に闇市で出されていた料理です。

 ご承知のとおり、材料が不足していたこ

 とから、苦肉の策で生まれたものです。

 前菜のゼリー寄せは、豚の代わりに魚

 肉ソーセージを。スープは、当時進駐軍

 スープなど、さまざまな呼び名があった

 ものをイメージして、本来は、一緒に使

 わない素材を組み合わせました。カツ

 レツは、牛肉の代わりに、当時多かっ

 た、クジラ肉と、ネギを使いました。そし

 て、お米も生魚も、ままならなかった時

 代の、おからのお寿司。ネタは、野菜

 やこんにゃくで工夫してあります。

重子) お父さんが戦争から生きて帰っ

 てきてくれた時、母さんは、本当にうれ

 しかった。自分でも驚いたわ。親同士

 が決めた結婚で、好きでもない相手と

 思っていたのに。あのころは、食べ物

 が足りなかった。闇市には、何でもあ

 ったけれど、値段がどんどん上がって。

 私の実家も、あのころはお金がなくて。

 そんな時、あなたが生まれた。何年か

 して、闇市は「マーケット」と名前を変え

 て。あなたを連れて、3人で出かけて

 は、まだこういう料理を食べていたわ。

 おいしくなかったのよ、今考えるとね。

(シャリがおからの

 にぎり寿司を食べる重子)

重子) でもあのころ、それがおいしかった

 の。不思議ね。生活が豊かになるにつ

 れて、言い争うようになった。戦争中の

 世の中も、戦後の物のない暮らしも私は

 大っ嫌い! 子供には絶対に味わわせ

 たくない。でもひょっとしたら、あのころが

 私の人生で、一番幸せだったのかも。

(寿司を食べる重子)

(一礼し下がっていく房子と暢子)

 

**********

 

(すべての料理を平らげた重子と和彦)

(控える暢子と房子)

重子) ごちそうさまでした。

(重子に向き直る暢子)

暢子) 私は、一度、

 自分を信じられなくなりました。

 和彦君を不幸にしてしまうかもしれ

 ない。そう思い始めていました。

 思いとどまらせてくれたのは、姉です。

 私は、和彦君にふさわしくないかもしれ

 ません。でも、私を信じてくれている家

 族は、すばらしい家族です。家族との

 思い出は、私が世界中に自慢できる、

 宝物です。私を信じてくれてる。フォン

 ターナの皆さんもです。ここで過ごした

 歳月は、胸を張って誇れる、宝物です。

 重子さんにも、大切な思い出、宝物が

 あって、うちとは全然違うものだと思い

 ます。でもきっと、どちらも、大切な宝物

 のはずです。それを教えてくれたのは、

 和彦君の、お父さんでした。

 

(回想)

史彦) そして思い出は、

 必ず、それぞれに違います。

 その違いを知って、考えて、

 互いを、尊重してください。

 その先にだけ、幸せな未来が待っ

 てると、私はそう思っています。

 

暢子) 重子さんの、大切な思い出

 の味を作れたらと、思いました。

重子) 披露宴はイタリア料理でお願い

 しますね。あと、沖縄料理も食べさせ

 てもらいたいわ。

暢子) えっ…。

和彦) 母さん…。

重子) 来年の春でしたよね? 

 楽しみにしています。

暢子) お義母さん…。

重子) 「しーちゃん」

 …と、呼んでくださる?

暢子) えっ?

重子) 私孫が出来ても「おばあ

 ちゃん」とは呼ばれたくないの。

(和彦と微笑み合う暢子)

重子) しーちゃん、駄目?

暢子) いえ、そんなことは…。

重子) 駄目?

暢子) しーちゃん。

(笑い声)

 

**********

 

体調不良のため、短めの感想で…。

 

銀座のイタリアンレストランで、闇市料理を

食べさせられるのって…どんな嫌がらせ?

何だかなぁ…いくら思い出の味だからって、

望んでもいないのに(ここ重要)、わざわざ

おいしくないものを出す感覚が意味不明w

そこから都合良く思い出が開花して、なん

だかいい話のようになっていくホラー展開。

 

「しーちゃん」…と、呼んでくださる?

 

笑えない~。唐突すぎて、全然笑えない。

暢子は暢子のままでいいのなら、重子も

重子のままでいいのでは? 「互いを尊重

する」ってそういうことだと思うのだけれど。

 

 

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