「ちむどんどん」第109回~うちは矢作さんを信じてる | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

ちむどんどん 第109
第22週「豚とニガナは海を越えて」
うちは矢作さんを信じてる

 

 

※無断転載対策のため、不本意ですが、

しばらく、注意喚起させていただきます。

 

こちらの記事は、「日々のダダ漏れ」 の

記事です。ご覧になっているブログ名が

「日々のダダ漏れ」、以外のブログ名は、

記事を無断転載しているブログです!!

↓ オリジナルのブログはこちらです♪

「日々のダダ漏れ」

 

 

矢作) よう。

桃木) 矢作さん。

 お呼び立てしてすみません。

店主) はいいらっしゃい。

矢作) どうも。

 桃木、あの時は巻き込んで、

 すまなかった。

桃木) いや。

 今矢作さんは沖縄料理屋で

 働いてるそうですね。お互い

 あのフォンターナで修業した

 身じゃないですか。

 何で沖縄なんです?

 今度俺独立するんですよ。

 一緒にやりませんか?

 俺と共同経営。

矢作) 共同経営?

桃木) はい。

 今の店の、常連が大地主で、

 出資してやるから、洋風居酒屋

 をやってみないかって。

矢作) 条件は?

桃木) 俺と矢作さん、

 それぞれ50万ずつ、都合つけれ

 ばすぐにでも、契約できます。

 

**********

 

歌子) じゃあ、その40万円は、

 信用金庫の坂田さんに?

暢子) うん。支払いついでに、追加

 融資をもう一度お願いしてみる。

 ごめんね。本当は歌子にもバイト

 代を払わないといけないのに。

歌子) 何言ってるの。うちはもともと、

 お金をもらうつもりとか。

(戸が開く音)

矢作) おはよう。

暢子・歌子) おはようございます。

矢作) 出汁の確認、

 今日もやるよな?

暢子) あっ…矢作さん。

矢作) ん?

暢子) あの…。

和彦) 暢子。坂田さんとの約束。

暢子) あ…。すいません。

 うちたち、ちょっと出かけるので。

矢作) 分かった。

暢子) じゃあ、行ってきます。

歌子) うん、行ってらっしゃい。

(戸が開く音)

暢子) ありがとう。

(カウンターの上に、

 40万円の入った封筒)

 

**********

 

(厨房で包丁を研ぐ矢作)

(カウンターの上の封筒に気付く)

(中を見る)

(カウンターに戻し、考える)

歌子) 矢作さん。

矢作) ん?

歌子) ちょっと買い物に。

矢作) はいよ。

歌子) 行ってきます。

矢作) うん。

(出て行く歌子)

 

**********

 

<あまゆ>

(戸が開く音)

坂田) あっ、あっ…。

 あっ…すいません!

 お約束の時間を、間違えてました。

トミ) はい、どうぞ。

坂田) あっ、ありがとうございます。

(水を飲む坂田)

坂田) あっ、はぁ…。

暢子) 坂田さん。

坂田) はい。

暢子) あの、ご迷惑をおかけして、

 すみません。

坂田) いえ…。

暢子) あの、今日は、直接お会い

 して、返済と、あと、改めて、お願

 いもしたいと思いまして。

坂田) はあ…。

暢子) あの、あっ、まず、これ…。

(かばんの中を見る)

暢子) あれ?

和彦) どうした?

暢子) 忘れてきたかも。

坂田) よっ…40万を!? どこに?

 

**********

 

(電話の呼び出し音)

和彦) まだ出ない?

電・暢子) あっ、もしもし、歌子?

電・歌子) うん、どうしたわけ?

電・暢子) カウンターの上に封筒が

 あるでしょ? お金が入った封筒。

電・歌子) えっ、ないよ?

電・暢子) 何で?

電・歌子) うちも今、

 買い物から帰ったばかりで。

電・暢子) 矢作さんは?

電・歌子) 矢作さん…は、

 いないみたい。

(受話器を置く暢子)

和彦) ない?

暢子) 歌子が買い物から帰って

 きたら、封筒がなくなっていて、

 矢作さんも、いないみたい。

智) 矢作が盗んだ。

暢子) まさかやー。

智) あれには前科があるだろ。

 暢子、行こう!

暢子) あっ…。

智) 早く!

 すいません!

坂田) えっ…。

暢子) すいません、

 すぐに戻ってきます。

坂田) あの…いや…。

 

**********

 

<ちむどんどん>

智) どこに置いたんだ?

暢子) あっ…ない。

和彦) ない…。

暢子) どうしよう…。

和彦) 何でないんだ。

智) あの男さ、

 それしか考えられない。

暢子) まさかやー。

 矢作さんはそんな人じゃ。

智) じゃあ何でない?

暢子) それは…。

智) 暢子はお人よしすぎる。

 泥棒がそう簡単に改心するわけ…。

暢子) そんな言い方やめて!

智) 暢子、このお店が潰れる

 瀬戸際なんだよ。

 どうするわけ、分かってるのか!

暢子) 分かってる!

 でもそれとこれとは別さ!

 うちは矢作さんを信じてる。

 お金とか、お店とかよりも、

 そっちの方が一番!

歌子) どうしたわけ?

(2階から下りてくる歌子)

(戸が開く音)

暢子) 矢作さん。

智) 金返せ!

矢作) ああ、現金入りの封筒

 置きっ放しにしてただろ?

 不用心だと思ったから、

 レジの中入れといたぞ。

(レジの中の封筒を確認する暢子)

矢作) …ったく、金を雑に扱う

 人間は、経営者失格。

暢子) ありがとうございます。

智) さっき、その…。

矢作) 全部聞こえてたけどな。

智) すいません、正直俺は…。

 だって…。

矢作) 疑って当たり前。

 別に謝ることはねえよ。

 

**********

 

<夕方>

(ちむどんどんに暢子が帰ってくる)

暢子) ただいま…。

(厨房に矢作)

矢作) 帰る。お疲れさん。

暢子) 矢作さん。

 とても、言いにくいことなんですけど…。 

 今月分のお給料、少し、待ってもらえ

 ませんか? 信用金庫に追加融資を

 お願いしたけど、どうしても…。約束を

 破ってしまって、ごめんなさい。来月も、

 ちゃんと払うことが、できないかもしれ

 ません。うちの、甘い見通しのせいで、

 矢作さんを、このまま引き止めること

 はできません。本当に、ごめんなさい。

(頭を下げる暢子)

矢作) 店が傾いたら人件費を削る。

 当たり前だ。店を立て直すのに、

 俺は要るの? 要らねえの?

暢子) 矢作さんが辞めてしまったら、

 お店を立て直すことも、営業する

 ことも、無理だと思います。

矢作) なら、辞めねえ。

 この店に残る。

暢子) でも、お給料が…。

矢作) 必ずもらう。

 遅れた分は延滞金も上乗せして

 きっちり払ってもらうから帳面に

 つけとけ。俺は明日からも、

 ここで働く。

暢子) 矢作さん…。

矢作) ただし、一刻も早く店を立て

 直すこと。もちろん俺もできること

 は何でもやる。こっちも生活かか

 ってるからな。

暢子) はい、ありがとうございます。

(頭を下げる暢子)

矢作) お疲れ。

(暢子の肩を叩き、出ていく矢作)

 

**********

 

<ちむどんどん・表>

(矢作の前で、土下座をする智)

智) ごめんなさい!

 疑って、すいませんでした!

矢作) おい、あっ、人が見てるぞ。

智) すいませんでした!

矢作) あっ、顔上げろって、なっ。

 えっ、ちょっ…おい。

 

**********

 

<路地裏の屋台>

智) 独立の誘い?

矢作) ああ。ゆうべしつこく言い

 寄られたけど、今日断った。

智) だけど、暢子の店と

 心中はしないって。

矢作) もう二度と、恩をあだで返すよ

 うなまねはしたくねえ。一度乗りか

 かった船、その船が沈まねえように

 できることをやる。それがきっちりで

 きなきゃ、自分の船は持てねえと思

 って。頼りねえ船長だけどな。

智) 確かに暢子は、無鉄砲で、危な

 っかしいところもあるけど、自分より、

 相手のことを考える人間です。決し

 て仲間を、海に放り出すようなこと

 はしません。

矢作) 知ってるよ。

 言っただろ、全部聞いてたって。

 

(回想)

智) 泥棒がそう簡単に

 改心するわけ…。

暢子) そんな言い方やめて!

智) 暢子、このお店が潰れる

 瀬戸際なんだよ。

暢子) うちは矢作さんを信じてる。

 お金とか、お店とかよりも、

 そっちの方が一番!

 

矢作) うれしかったよ。

 絶対に辞めねえ。いつか、

 あの店を必ずはやらせてみせる。

智) 今日は、おごらせてください。

矢作) 駄目だ。

 俺はあの店の料理長。

 お前は単なる出入りの業者。

 俺の方が立場は上。

 親父、いくら?

智) 俺が払いますよ。

矢作) いいよ離せ。

智) 離しません。

矢作) 離せ。

智) あっ、あっ、ちょっと、

 あっ、ちょっと…。矢作さん。

矢作) やめろ。親父いくら?

智) 親父さん、いくらですか?

 

**********

 

<昼・ちむどんどん>

矢作) う~ん…分っかんねえな。

 いや、これが悪いとかまずいとか

 じゃねえんだけど…。

 何て言うのかな。

暢子) う~ん、分かります。

 軸っていうか、目指すところが

 はっきりしないから…完全に、

 迷子になっていますね。

矢作) そうなんだよな…。

暢子) フォンターナの会で、

 何かヒントをつかめた気が

 したんですけど…。

歌子) 暢ネーネー、

 ちょっと休んだら?

暢子) だからね。

(戸を叩く音)

歌子) はい。どうぞ。

(戸を開ける歌子)

歌子) ん?

優子・良子) わっ!

歌子) はっ…。

暢子) お母ちゃん!

歌子) 良子ネーネー!?

良子) ドッキリ大成功!

優子) 来てしまったさぁ。

暢子) アキサミヨー。

優子) アイ、すごいね。

暢子) 元気だった?

 

**********

 

ちむどんどんどころか、見るたびに気持ちが

どんよりしていくお話ばかりで本当につらい。

矢作が疑われる話にするための、強引すぎ

る展開が本当にきつい。信金の返済のため

に、身重の暢子がわざわざ鶴見のあまゆに

出かけていく理由が、謎。お金に困っている

はずなのに、40万も入った封筒をカウンター

に置き忘れることができるのが、謎。返済に

持って行くお金なら、即カバンにしまうし、な

んなら出かける前に何度も確認するけどね。

 

比嘉家の人たちって、本当にお金を粗末に

扱うというか、軽んじているというか。だから

気軽に借金をできるんだろうけど…。マジで

比嘉家の人たちと関わるの無理。付き合い

たくないわ~。下手に親しくなると、無料奉

仕は当たり前の世界へようこそ~になるし。

案の定、歌子はただ働きさせられているし、

ついに矢作までもが、ただ働き隊の一員に。

いい人たちが、暢子にいいように使われて

いくのを見るのが本当につらい。しかも自ら

望んでそうしているように、見せられるのも。

 

もう二度と、恩をあだで返すような

まねはしたくねえ。一度乗りかか

った船、その船が沈まねえように

できることをやる。それがきっちり

できなきゃ、自分の船は持てねえ

と思って。頼りねえ船長だけどな。

 

今週のいいこと言っちゃう4人目は…矢作?

ずっと(脚本・演出が)酷い扱いだったけど、

真っ当なキャラに描かれて本当によかった。

どんなに酷いドラマであっても、力のある役

者は爪あとを残すことができる…気がする。

せっかくの朝ドラ、それぞれに、存在感を残

すべく、役者さんたちの健闘を心から祈る。

 

 

「ちむどんどん」関連ブログはこちらから↓

「ちむどんどん」関連ブログリスト

「朝ドラ」関連ブログリスト

 

●「ちむどんどん」HP

 

 

ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村
にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村